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仮
9時を回った頃にやってきた優人。いつもより早く来たのに何故か暗い顔をしている。
「ユート、またか?」
「おい俊ちゃんやめろって…」
そう俺は優人の顔を伺いながら言った。
こいつは俺と同じで再婚相手に引き取られた。俺と違い義母だ。小学五年生の頃、学校で好き勝手やっていた俺にいきなり殴りかかってきてタイマンを仕掛けてきた。勝負は引き分けだったがあのまま続けていたら俺が先に倒れてたと思うぐらいの気迫と鬼のような顔だった。
その後俺らは深く分かりあった。優人は母に性的虐待を受けていた事を俺に話した。
時によっては抱いてやらなければいけない時もあったそうだ。優人の義母は多額の慰謝料を優人の父から離婚の際受け取ったので一生遊んで暮らせるほどのお金を持っているらしく、行為が終わった後はお金を渡してきたそうだ。
「今日はババア酔っ払ってたからすぐ寝たぜ。その分1万円しか貰えなかったけどな。」




