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血より濃いもの
珍しく和真は話が理解出来ているようで話を始めた。
「俺な、施設ってどんなとこか知ってるぞ。兄貴のリューマ。分かるだろお前ら?会いに行ったんだよあの後」
和真の兄は問題を起こし鑑別所に送られ引受拒否された親元へは帰れず児童養護施設に住んでいた。
「まさかとは思ったけどやっぱりリューマくんは施設に入ってたのか。」
優人だけじゃなく俺ら和真を除く全員が初耳だった。
「あぁ。元気にやってたぞ。それに高校に行きながらアルバイトもしてる。休日にはちゃんネーとデートだってさ。」
「それってさ、。これが今生の別れとかじゃないってことだよね?!?!?!
良かった。よかったー!!!達也!達也!」
「おい!俊ちゃん!待てって!痛い!」
「達也。必ず会いに行く!。そしてお前も俺らに会いに来い!」
「俺は毎日でも会いに行くぞ!!!」
馬鹿なヤツらだ。そして俺もバカになる。お前らが知る空元気の塊みたいなピエロを愛してくれてありがと。
あの日から俺はただ人を驚かし、笑わせるようになった。それまでは無口で優しい子供だったんだ。それをコイツらも幼いながら悟って俺に着いてきて一緒にバカやってくれたんだ。
そんな血よりも濃い俺らの絆はなんて暖かいんだ、、。




