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第二十三話 信長勇退

武田家が滅んだ。上杉家に信濃と甲斐、北条家に駿河を取られた。

信玄の息子で武田当主の武田義信、その弟たちである武田竜芳、諏訪勝頼、仁科信盛は斬首となった。


主なる重臣、山県昌景、飯富虎昌、馬場信房、内藤昌豊、高坂昌信、真田昌幸、真田信幸、曽根内匠、小山田信茂は戦場で景虎に討たれた。

唯一景虎と互角に戦えたのは真田信繁であるが、敗れて捕らえられた。その後、景虎に『儂に仕えぬか』と勧誘したが信繁は『誰が父と兄の仇に仕えるか』と拒絶。『ならば死ね』と景虎は信繁の首をその場で刎ねた。

遠い小浜で真田信繁の死を伝え聞いた塩見長康は『なんてもったいないことをするんだ』と嘆いた。

前世では真田信繁が主人公の大河ドラマは欠かさず見ていた男だったのだ。


そして景虎はあっさりと黒川金山を見つけて再び採掘を始めるよう指示を出した。結局は隠しきれるものではなかったということだ。

景虎は佐渡の銀山、甲斐の金山と莫大な財を有することになる。また景虎は降伏を是としない武田名臣は討ち果たしたが、命乞いをして景虎に忠誠を誓う者は召し抱えた。たとえ凡庸な男であってもだ。本来なら名臣を何とか説得して家臣にして、命乞いをする凡庸な武士を処刑するのであろうが、景虎の場合は真逆だった。どんなに優れていても自分に忠誠を誓えないのなら必要が無く、むしろ自分の指示通りに働く凡庸な者の方が必要なのだろう。


「そうか、華と菊姫は塩見武蔵の元へと行ったか」

躑躅ヶ崎館で上杉の忍び軒猿衆から報告を受ける景虎。直江信綱の妻お船も塩見家に身を寄せたことを知る。報告をした加藤段蔵は

「なお、菊姫が景勝の男子を生んだとのこと。その出産の補助をしたのは塩見武蔵自らとか」

「ほう、名医と聞くが出産の補助も出来るとは器用な男よな」

「続けて徳川の方ですが…」

「ふむ」

「織田信長との同盟が成ったとのこと」

「ふむ…。あわよくば我ら上杉は三河、父上は遠江と思っておったが…今の段階で織田と事を構えるのはよろしくない。徳川信康も中々の外交手腕ではないか。まあ織田で恐ろしいのは信長ではなく塩見武蔵なのだがのう」

「御意、手取川…。上杉にとって絶好の狩場であったあの局面、一瞬にして柴田軍を一頭の巨獣に変えたあの男…。拙者も恐ろしく思いまする」

「ふむ…。西は当面望まず、父上と共に奥州を平らげるとするかの。伊達政宗、奥州を統一した大変な暴れん坊と聞くが塩見武蔵に比べれば小物のガキ大将に過ぎんわ」

「御意」


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


小浜の海岸、紗代と華は歩いていた。この二人は義理の姉妹である。

景虎を慕う妹の紗代、景虎を憎悪する元正室の華、お互いどう接すれば良いのか分からなかったが、長康のうな丼を食べたら、すっかり仲良くなってしまった。華のご飯粒まみれの顔に紗代が大爆笑、そういう紗代も頬がご飯粒まみれだったので華姫も大爆笑、これがきっかけだった。


「紗代様、私は武蔵守様の側室になりたいと思うのだけど…」

「無理をなさらずとも。華様は景虎に凌辱された心の傷も癒えてはいないのですから…」

紗代にとっては優しい兄だった。病で馬面になってしまっても温かく励ましてくれた。

しかし、それは一面でしかない。兄の景虎は戦国武将、野望のために上杉家中で強い影響力を持つ華の父長尾政景と、その妻で華の母、かつ謙信の姉の仙桃院を討ったことは戦の世に生きる紗代には理解できた。仕方のないことだと。

しかしそんな悪夢のような光景を目の前で見せられた華を、つい昨日まで愛妻だった華を凌辱したことは女として許しがたいものがあった。華が嘘を言っていないことくらい顔を見れば分かる。

もう兄上と呼ばず景虎と呼び捨てだ。


「それは一生治ることはない心の傷、でも生きている以上、前を向いていかないと」

塩見家に庇護されている華だが立場は宙ぶらりん、そんな状況に不安を覚えた華は居場所を得るために長康の側室になろうと考えるものの

「ですが…能様が何と言うか…」

「…そうですね。上杉は太田を滅ぼしましたから…」


その時、城の侍女が駆けてきて

「紗代様、華様、御台様がお呼びにございます」

噂をすれば。紗代と華は城の奥へ行こうとしたところ、侍女は城内の方だと紗代と華を案内した。長康は安土に出向いていて留守だったが、城代家老の作田伯耆と能がその場にいた。

「静かな散歩の時間を、申し訳ない」

伯耆が頭を下げた。そして能が

「お二人ともお座りください」

「「はい」」


「単刀直入に申し上げる。華殿に私の側室になっていただきたい」

「「えっ!?」」

ついさっき長康の側室になるならないを話をしていたところ、まさか家老の作田伯耆から望まれるとは。

「あ、あの…私は景虎にこの身を…」

「承知のうえです。貴女を庇護した日より、その美しさに惹かれておりました。それに私は華殿のお父上、長尾政景殿にお会いしたことがあるのですよ」

「父上に?」

「はい、上杉謙信殿が上洛された時に政景殿も共におりました。私もその時に京におりまして。まあ私はただの旅の剣士でございましたが政景殿は私の挑戦を快く受けて下さり、木刀を交えてくれましてな」

「どちらが勝ちましたか?」

「申し訳ございませんが、私の方です」

「…………」


『華、儂は京で将軍義輝公と木刀を交えたのだ。最初は勝ちを譲ってやるかと考えていたのだが、それがまあ、べらぼうに強くて儂も本気でやったが勝てなかったわ。しかし、自慢になるのう!剣豪将軍と木刀を交えたうえ…』


「さすがは長尾政景、川中島にその名を轟かせし越後の強者よ」

「……!!」

華は立ち上がりかけて、つんのめってしまった。それは彼女の父長尾政景が将軍足利義輝から賜った言葉で華は耳にタコができるくらい、その自慢話を聞かされた。『…という、ありがたい言葉を賜ったのじゃ!』と嬉しそうに。その言葉を知っているということは…。華は能と紗代を見るが、伯耆の言葉の意味は分かっていない。ちょっと伯耆の口調が変わったと思うくらいだった。


「父を倒したほどの武人ならば側室になるのも吝かではござりませぬが、私も幼少から父の政景から稽古をつけられし身、伯耆殿の強さを見せて下さいませ」

「「ちょっと華様!」」

能と紗代が止める。その男の強さを分かっているのかと言わんばかりだが華は引かない。

承知している。勝てるはずなどない。でも、そういう問題ではないのだ。


庭に出て、伯耆と華は木刀を交える。勝負は一瞬、確かに父の政景に幼少から鍛えられていたようだが勝負にならなかった。華の一閃をはじき、華の手から木刀は飛んでいった。落ちてくる木刀を掴んだ伯耆は

「構え、踏み込み、そして初太刀が父上と同じであるな」

伯耆がニコリと笑うと、華は疑念が確信に変わった。華姫は腰を下ろして三つ指立てて伯耆に平伏した。

「喜んで作田伯耆守輝久様の側室となりましょう」

「うん、嬉しいぞ」


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


一方、安土にいる長康は織田の宿老たちと要談をしていた。長康も宿老入りをしているのだが。

だいぶ世代交代が進んだ。柴田勝家が隠居して家督は柴田勝敏に、同じく丹羽長秀も隠居して丹羽長重が後を継いだ。

織田信長も隠居に向けて、現在信忠に引継ぎをしている。秀吉もそろそろ隠居するつもりらしい。


「柴田様と丹羽様もずるい。厄介で面倒なことはせがれの時代に丸投げだ」

「そう言ってくれるな、武蔵」

柴田勝敏と丹羽長重は大笑いだ。

「いや、儂はもうちょい続けますぞ。ねねとの間に生まれた三男坊が来年に元服でしてな。目指せ毛利三兄弟と、ねねと気合を入れて育てた三人の息子たちが、それを達成しそうでのう!」

「それはめでたい。私と妻たちも目指せ毛利三兄弟と目標を立てて長男から三男まで育てて参りましたが、羽柴家はどうなりましたか」

長康が秀吉に訊ねた。

「どうなんじゃろうか。毛利三兄弟は長兄の隆元が治、次兄元春が武、末弟隆景が智、何と言うか実に順番通り整っていると思うが儂のところは長兄の秀法が武、次兄秀房が智、三男の秀重が治となりそうでな」

「なるほど毛利三兄弟と順番と得意分野が違うと。こりゃ難しいものですな」


やがて本題に入り、柴田勝敏が

「しかし武田があれほどもろいとは思わなんだな」

一同が頷く。丹羽長重が続き

「それにしても景虎…。武田の名臣たちを根こそぎ討ちよった。儂なら討つより登用する方を考えるがのう…」

「甲信を得た景虎の矛先は徳川でも織田でもなく奥州になった。背後を衝くのが得策と思うが、武蔵はどう思う?」

柴田勝敏が長康に訊ねる。長康は答える。

「賛成できかねますな…。残念ながら、まだ織田家は武田徳川連合軍から受けた深手が癒えており申さぬ。なまじ版図が大きいゆえ、失いし人材の補填が出来ていないのが実情。景虎の本拠越後を取れたとて、今の織田には統治が難しく枷にしかならぬでしょう。ここは逆に景虎に西に野心を抱かぬ時間を使い、織田領の内政に励むべきかと存ずる」

「「ううむ…」」


腕を組んで長康の言葉を飲み込む柴田勝敏と丹羽長重、二人とも父の元で武功はあげていたものの、当主としての武功はあげていない。焦っているのだろう。

「それに今の景虎は唐土の項羽と同じ。己が武勇任せで戦うのみ。景虎とて人間、病にもかかれば歳を取れば今のようにも戦えない。何もいま景虎と真正面と戦うこともないのでは」

勝敏と長重は納得がいっていないようだが、秀吉は長康の意見を推す。

「そうじゃな、もし景虎が奥州を手中にしたとしても、それはそれ。戦はその土地を切り取ってからが大事じゃ。破壊は容易、守成が出来るかどうかじゃ。養父の謙信も戦は強くとも為政者としては国内に反乱が相次ぐ体たらくじゃった。養子の手並みを拝見じゃな」

「では当面我ら織田家重臣は景虎の動きを静観し、内政に務めて、人材を育成…。しかしながら上様もしくは織田家を継いだ信忠様が上杉北条との戦を決断することも考えられるゆえ、いつでも出陣できるよう軍備は欠かさない、これでよろしいか」

「「うむ」」

その場にいた織田家重臣たちは長康の言葉に頷いた。特別な方針ではない。

武家として当たり前のことだ。しかし、これを継続させるのは至難の業である。



しばらく経ち織田信長が重臣たちを集めた。上座には信長と信忠がいる。

「儂は隠居して信忠に家督を譲る」

「「ははっ」」

「筑前」

「はっ!」

「そちも気が付けば、そろそろ五十路、もう少し踏ん張って信忠を支えてくれ」

「もったいなきお言葉!筑前、信忠様に上様と変わらぬ忠誠を誓いまする!」

「伊予」

「はっ」

滝川一益である。

「よう、降格から這い上がってきたの。思えばおぬしの関東遠征に立ちはだかったのは太田道灌、相手が悪かったとも言える。ただ負けたというだけで軍団長の席から降ろした儂の短慮を許せ」

いま滝川一益は尾張一国を任されている。

「もったいなきお言葉、伊予は上様の下された試練と思い、働いてまいりました。今後も同じにございます」

「ふむ、信忠のよき支えとなってくれ」

「御意」

「又佐」

「はっ」


このように信長は重臣一人一人に言葉をかけた。そして最後に

「武蔵守」

「はっ」

「うなぎ屋に戻してやれずにすまなかったのう」

「いえ、うなぎ屋は隠居してからも出来ますゆえ」

「おぬしは重臣の中でも若い。信忠を始め、権六らのせがれどもも何かとおぬしを頼るであろう。面倒を見てやってくれ」

「御意」


「ふう、肩の荷が下りたわい…」

信長はそう言うと城主の間から去っていった。それを迎える帰蝶、吉乃、お艶、信長の妻たち。

「殿、お疲れさまでした」

帰蝶が言うと

「「お疲れさまでした」」

吉乃とお艶が続いた。信長はニコリと笑い

「そちたちにも苦労をかけたな。ゆっくりと老後を過ごそうぞ」

その背中を見つめる長康、信長の背が少し小さく感じた。史実の信長も本能寺で死ななければ、こんな幸せな隠居が出来たのだろうか。

信長は琵琶湖のほとりに隠居館を建てて、そこで暮らしていくことになる。長康はたまにうな丼を作りに行ったが、その時はもう信長と、その妻たちとは主従ではなく少し年の離れた友人同士のようであった。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


話は戻り、安土城主の間、新たな君主信忠は家臣たちを見据え

「これより織田家の今後の方針について評定を始める」

「「ははっ」」

家臣筆頭の席に織田信雄、織田信孝という弟たちが就く。史実では不仲の信雄と信孝であるが、こちらでは信忠健在のためか不仲ではない。また史実で織田の血筋を残したのは信雄の家だけなので、令和の世では評価が見直されつつある人物である。『異日本戦国転生記』でも、それは反映されており文化人として一流という側面がある。

信孝もまた史実で四国攻めの総大将を信長から任されたのであるから愚鈍の将のはずがない。長兄健在なら、この弟二人は信忠にとって頼もしい存在だ。信長は長男信忠を早くから世継ぎとし、弟たちは兄に仕える家臣と徹底して教えてきた。庶兄信広、実弟勘十郎信勝と、お家騒動で苦難を味わった信長ならではの思いだったのかもしれない。

「信雄、信孝、兄に力を貸してくれ」

「「ははっ!」」


一通りの方針を重臣たちで話し合う。決まったことは先に長康と秀吉、柴田勝敏、丹羽長重と定めた当面の方針と同様のものであった。内政の充実、人材育成、軍備は怠らず、である。

そして重臣の間の婚姻も決まった。長康の長女、桜姫は羽柴秀法に。柴田勝家の三女江姫が長康嫡男太郎に嫁ぐことに。信忠、信雄、信孝には結婚に適した娘はいないが、信長の娘が長曾我部信親、毛利輝元に嫁ぐことになった。

改めて『戦国時代なのだなぁ…』と、しみじみ思っている長康だったが

「武蔵守」

信忠に声をかけられ我に返り

「はっ」

「朝廷に赴き、織田の当主が儂に代わったことを報告してきてくれ。献金と一緒にの」

「はっ!」

朝廷や公家の大物と交渉するのは、今まで細川藤孝であったが、その藤孝をチラと見た長康に藤孝は

「正親町帝よりご指名よ。塩見武蔵守を寄越してほしいと」

「なぜでござろうか」

「それを聞くか?うな丼が食べたいに決まっておろう」

評定の間は大爆笑に包まれた。



その夜、安土城の塩見屋敷、京都行きを側室の弥生に告げた。織田に仕える大名は妻を屋敷に置かなくてはならない。正室でなくてはならないという決まりはないため、弥生が出向している。また安土城の現地妻園子も現在は塩見屋敷に住んでいる。

弥生と園子を同時に抱く長康、こうすると妻同士も仲良くなるのだ。文字通り裸の付き合いなのだから。熱烈な情事後、小の字で横になっている。

「明朝、琵琶湖で大量のうなぎを仕入れて行かないとな…」

そういうと弥生はくすくすと笑い

「殿のうな丼は一度食べたら病みつきになりますからね」

「私もしばらく食べていないので」

「そうだな…。今宵とても気持ちよくしてくれた礼として、二人に馳走してから京に出かけるか」

「「本当に!」」

「まあ、俺もしばらく食べていないからな」


そろそろ寝よう、というころ塩見屋敷の門が叩かれた。

「武蔵守様!上様の小姓を務める久作と申します!開門!」

上様はもう信長ではなく信忠のこと。何か城であったのか。弥生と園子が恭しく着物を着せて髪も梳かして髷を整えた。門に出た長康は

「いかがした」

「う、上様が突如腰部の激痛を訴えて七転八倒!」

「分かった。すぐに参る」


城内に入り、奥に入ると信忠の絶叫が聴こえた。

「ぎゃあああ!いい、痛い!痛いいい!」

まさに七転八倒の信忠、小姓より報告を受けた時に長康はどんな病を発症したのか、すぐに察した。一応鑑定もしたが

(やはり尿管結石か)

「御免」

長康は信忠の左手首をギュウと強く握ると、信忠の七転八倒は収まった。しかし痛みは続く。

「むっ、武蔵、助けてくれ!突然激痛が!」

「お任せあれ」

長康が信忠の腰部に手を当てて気術を施す。信忠の激痛は消え失せ、長康の指先には小さな石が。

「上様、痛みの理由はこれです。これが小便の出る管に詰まっていたのですよ」

「そんなものが…」

長康の指先にある小石を見つめる信忠。


「本来は大量の水を飲んで、頻繁に小便を繰り返して石を出すしかないのですが…その間にも」

「あの激痛が続くと云うわけか…。ゾッとするのう」

「『尿管結石』と言いますが、これは男が味わう痛みの中では最強のものです」

「そんな最強はもういらぬ…。男が味わうと言ったが女子はもっと強いのを味わうのか?」

「はい、出産にござる」

「え…」

信忠は妻を見た。信忠が激痛から解放されたのを泣いて喜ぶ妻を。いま信忠の子を身ごもっている。

「松は…儂の子を生むためにあれ以上の激痛を味わうというのか…」

「はい、だからこそ御台様を大事にせねばなりませぬぞ」

武田信玄の娘松姫、織田信長の息子信忠、史実では婚約するも破棄、松姫は武田滅亡後に尼となって本能寺に散った信忠へ一生操を捧げたという悲恋であったが、こちらの世界ではめでたく結ばれて、松姫は現在天下人織田信忠の正室である。

松姫は私の他作品で重要なヒロインとして書きましたが、信忠と結ばせることが出来たのは、このお話が初めてです。

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