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3.デートに行こ~ぜっ ①

学校が始まって一週間が過ぎた。私のクラスは仲良し同士のグループが固定化されていた。そんな中私はというと、安定のボッチ生活を謳歌しているのだ。一人は楽だ。誰かに遠慮したり合わせたりしなくて済む。友達なんて私には不要。私には大切な人が一人いれば十分。


昼休み。チャイムが鳴り終わると教室に一人の女子が私の元にやってくる。そう、彼女は私の大事で可愛くて愛おしくて大好きな彼女だ。


「冬菜、お昼行こっ」

「うん」


私はそう答えると春菜は私の手を握って教室を出た。私はふと周りのギャラリーに視線を向けると不思議そうに私たちを見ていた。そう言えば、以前私が一人で廊下を歩いているところに複数の女子たちに声を掛けられたの思い出した。


「ねぇ、ちょっと話があるんだけど」

「…私?何か?」


たしか、春菜のクラスの女子だったっけ?私に何の話だろう。そう思いながら会話を続けた。


「あんたと春菜って、どういう関係なの?」


腕を組んで偉そうにそう尋ねてくる女子A。


「幼馴染」


私がそう答えると女子Aはイラついた様子で話し出す。


「幼馴染?ホントに?あんたと春菜の距離バグってない?」


はぁ~。もしかして下校時の手繋ぎ、見られてた?私はちょっとめんどくさそうに答えた。


「普通だけど。何か問題ある?」


すると女子Aは私を蔑む視線を向けた。


「だって、ねぇ。春菜は可愛いし、友達多いけど。アンタは陰キャじゃん。それなのに春菜と仲良しそうにいっつも一緒に居るし。アンタと春菜って釣り合わないじゃん。おかしくない?春菜のために離れたら?」


余計なお世話だ。しかし手繋ぎは見られてなかったらしい。ただ陰キャな私と陽キャな春菜が釣り合わないから離れろという、なんとも陽キャたちの身勝手な物言いだ。私は女子Aに鋭い視線を向けながら話した。


「あんた等に迷惑かけてないけど。それに春菜は自分の意志で私と一緒にいるだけ。私の大事な幼馴染を馬鹿にするな」


そう言って女子たちから離れた。私は思い出しながら春菜と一緒に廊下を歩いていた。空き教室に到着。お互い向き合いながらお弁当箱を広げる。


「頂きます」


私たちは手を合わせてそういうと食べ始めた。お弁当を食べながら談笑するのがとても楽しい時間。学校が楽しいのは春菜とこうしていられるからだ。そう思いながら会話をしていると春菜が土曜日に遊びに行きたいと言ってきた。私はOKした。


「どこいこっかぁ~。冬菜はいきたいとこ、ある?」

「う~ん。あぁ、そういえば…」


私は昨日母親から言われたことを思い出した。


「どうしたの?」


不思議そうな顔をしている春菜。私は話を続けた。


「昨日、母親に言われたんだけど。私、どうやらおっぱいのサイズが大きくなったらしい。下着買いに行ってこいって言われてたの、思い出したわ」


私の話を聞き終わった春菜がクスクス笑いっていた。何がおかしいのか?私だって日々成長しているのだよ…。私は少しムスッとした表情を春菜に向けた。笑い終わった春菜が申し訳なさそうに話した。


「ごめんごめん。そっかぁ、冬菜のおっぱい、大きくなったんだねぇ。ちょっと触らせてよ」


そう言って私の胸に手を向けてくる春菜。私は触ってみろ、と言わんばかりに胸を張り上げた。春菜は両手で私の胸に手を当てた。円を描くように触る。私の胸を揉んだり、持ち上げたり。


「どうよ、春菜」

「確かに。前より大きいかも」


そう言ってまた下から胸を持ち上げた。さすがに触りすぎだぞ。でも気持ちいから別にいいけどさ。春菜が満足するまで私の胸が弄ばれたのだった。


「じゃ、土曜日下着買いにいこっか」

「だな。可愛いやつ選んでくれ」

「ラジャー!しかし冬菜ってホント大胆だよね」

「は?なんでよ」

「だってさ。自分のおっぱいを触らせるとか、エロイじゃん」

「触りたいといったのは春菜だぞ。私はそれに答えただけ。どちらかといえば、春菜のほうがエロイぞ」

「確かに。私冬菜のおっぱい好きなんだもん。めっちゃ柔らかくて、大きいしさ。触り心地いいんだよねぇ。私はあんま大きくないし。うらやましい~」


そう言いながら春菜は自分の胸を触りだした。確かに春菜の胸は私よりは小さい。しかし、私は知っている。春菜の胸の形と乳首の色が素晴らしいのを。それを昔本人に行ったところすごく怒られたのも思い出した。


「私は春菜に何されてもいいとおもってるからな。キスだって、エッチだって。春菜がしたいことを私はしたいだけだ」

「冬菜のエッチ~。でも私はそんな冬菜が大好きよっ」


春菜はそう言って私の頬にキスをした。私も春菜にキスのお返しをする。そうして今日のお昼休みが終了していった。


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