四季の詩
季節を感じながら読んでください。
散文、散文
花の音
蝉の音
鈴の音
雪の音
絶え間なく
生まれる音
みどりの音
枯れてく音
音の無い音
「あなたは何を感じるか」
飛翔するものの信号と
この手の届く雲のいづくにか
死を装った何かに睨まれ
湖も
揺れ動かなく
静寂の
ーー私は
季節、というのは
孤独が無いから嫌いです
そこですら私は同質でなく
遠慮しないから嫌いです
私でないものに私というのを見透かされ
余韻があるから嫌いです
この道に隠れた命達が、歩行すら憚らせる
そしてその中に淀みなく
私が存在しているのが分かるーー
孤独に
私が現れるから嫌いです
無造作に
私を突きつけられるから嫌いです
揺れ動かない湖面の上に、私は、私は、
全くもって一人、
季節に不調和し、たちすくむ
不協和音でしかない私
何度目の5月も、11月も要りませんから
愛をください
愛をください
愛をください
愛をください
こんにちは、コーノです。
今年は迎え火を炊くのをうっかり忘れました。ご先祖さま帰ってこれるかしら。