プロローグ
こんにちわ
8/7:20
蝉がうるさい程鳴いていたそんな夏休みの日
受験に向けて塾に通っていた中学3年生の彼は、塾に行く所だった。 因に彼は殺人『鬼』である。彼は日本人らしい黒髪ショートに、夜のような黒い眼をしていて、The草食系男子と言わんばかりの顔つきをしている。そんな彼は黒白で横ストライプのあたかも囚人のような上着。下は灰色と緑の迷彩色した横ストライプ。ベージュ色の肩掛けバックを、肩に掛け。灰色の生地に蛍光色の黄色のペンのような紐のスポーツシューズを履いてドアを開けた。家の鍵を閉めて、元カノの家の前を通り、友達の青木の家のマンションの前の道を右に曲がると、後は塾まで一本道だった。歩きながら彼は8月の始まりの事を思い出していた。そんな主人公のの名前は「十六夜 史」。
8/1 18:34
夕方になり、日が落ちるのも遅くなったなと、夏を感じるそんな日。
その日も塾へ行こうとして、家の鍵を閉めて、元カノの家の前を通り、友達の青木の家のマンションの前の道を右に曲がって、塾への一本道を歩いていると。塾まで一本道の途中にあるちょっとした横道に狐がいた、横たわっていた。動物が好きな彼はその狐に近づいた。どうしてこんな都会(東京)に狐なんかいるんだろうと思いながら、声をかけた「どうしたんだい?けがをしているじゃないか」 記憶が途切れた
「お、起きたか」 あたりを見渡すとさっきの横道だった、そこに僕が横たわっていた。回りに人のいる様子も無く、街灯が只一人建っていた。「にしても、この街灯に照らされて光っているこの黄金色の尾、、、、」「はっ!?え?」「まてまっっっっっt、どうゆうこと?!w」 ふぅーーっと深呼吸をした「1回冷静になろうまず、俺は、十六夜 史 芝原中学3年生、元テニス部、得意科目は理科と数学、美化委員長で人間だ」「人間なはず、だよな?」だがこの黄金色の尻尾は自分から生えている。しっかりと九本生えている。その上、髪まで金髪ロングになっている。まあ人間ではないといえる。「オイ!!我を無視するんじゃない!」 何回も語りかけていたらしい、その声は自分から聞こえていた。否。自分が声を出していた。「驚いているだろうが、一回話しをきいてくれ」そう彼女は言うが、十六夜はもう冷静になっていた「我は姓は九名は無吠 妖魔界三位の一族、化け猫族の頂点に立ちし九尾属<九 無吠>。現れればどんな妖魔がいても静まり返る、我にふさわしい名だろ?」と問われたが、自分の身体に取り憑いている物の、正体知っている十六夜は「ええ、はい、そうですね」興味なさそうに言う。「そんな我がなぜ人間の身体に取り憑いていているのか教えてやろう。我が好きなトマトを食べていたらな、挑戦状がきてあのくそ陰陽師と、、」「オイ人間、なぜ眠たそうなのじゃ話を聞けぇ」少し涙ぐんでそう言った「もう夜も遅いですし明日にしませんか?」十六夜は眠そうに言った。九はこんな人間もいるのかとあきれながらそして、とても面白そうにこう言った。「この鬼め、キキッ」「はは違いねーや」と十六夜が返す。ちなみにこの会話中の話し声や顔の変化などは、十六夜 史の身体で行なわているので、第3者から見ればとてもおかしな一人言である。まあ誰も見てはいないのだが。そんな事がありつつ横道で寝ながら8月1日が終わった。
8/2 7:32
雀やカラスの鳥の声が気持ちいい、清々しい日。
朝、十六夜はスマホの電話呼び出し音で起こされた。十六夜が眠そうに、金色ベースに黒で縁取りされているスマホカバーのついたスマホを取り、電話に出ると。「おにいちゃん早く帰ってきて!!」とても怒っている声が聞こえた。十六夜は遅く帰ることが多くて、妹が寝てる間に帰る事が多かった。だが一度も妹が起きるまでに、自分が家にいない事は無かった。なので今日も、朝には兄がいると思って寝たのにいなかったので、妹は心配したのだと思われる。 「今直ぐ帰るよ」十六夜は優しく言った。妹は「あと5分で帰ってこい」と言った。十六夜はクラウチングスタートの構えをして、それから全身全霊を掛けて走った。あの横道からだったら、歩いても余裕の距離なのだが、全力で走った。そう彼は妹を愛していた。とてもとても妹を愛していた。白い壁で、車が1台入っていた車庫には、青い自転車とピンクの一回り小さな自転車がある、そんな家が十六夜ハウスだ。そんな木も花も植えてある綺麗な家には1分でついた。灰色の生地に蛍光色の黄色のペンのような紐のスポーツシューズを脱ぎ捨て、妹の所へ行こうとした。だが止まった。「あれ、自分九に取り憑かれて、九尾になってなかったっけ?」玄関にある鏡を恐る恐る覗くと、そこにいるのは、元の史の姿であった。「身体に馴染んで来て、力の制御がだんだん出来るようになったから、身体を直しておいたぞ」と九が脳に語りかけて来た。それは、ありがたい そう思った。「よしいくぞ」ダッダッダッダ階段をかけ上がり。妹に抱きつこうとした瞬間。 「ギューー」 「どこ、いってた、のぉ?」泣きながら抱きついてきた。その小学6年生の黒髪ショートの綺麗な髪に、少しだけ赤色の髪が入っている、全てを破壊するブラックホールのような黒色した目を持つ少女は、十六夜 史の妹である。その名も十六夜 三角。「ごめんな」「大好き愛してるよと」史は心を込めて言った。三角も強く「おに いだいずぎ〜、」と三角も顔をぐしゃぐしゃにしながら言った。三角にとっても、史が大切な存在である事を確認できた兄は、うれし泣きをしていた。
8/2 10:59
自分の部屋に戻った史は九と話していた、昨日の独り言とは違い静かに。「結局お前は、昨日奴と戦って負けてにげてきて、あそこにいたと」「何を言っているのじゃ?。負けてなどいないわ。だが、あやつは強かったがな。だがあやつも1ヶ月は動けはしないだろう」「キキッ」 さっきから出ている『やつ』とは、妖魔を退治する陰陽師だ。「我は人間には何もしてないのになぜ陰陽師は我を狙うんじゃろうな?」「そこに妖魔がいるからじゃないのか?」あきれたように史は言う「頭が悪いのか奴らは」「キキキ」見下して九は笑う「その通りだろ」少し悲しそうに史は言う「、、、九、なんでわざわざ俺を呼んで取り憑いたんだ?傷を癒すためだけじゃ無いんだろ?」九は恥ずかしそうに言う「おいしそうだったからじゃ。回復した後餌が無いとこまるじゃろ?後6日せいぜい楽しめ」
あと5日と13時間