表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

俺の活字離れ

 小学生から本の虫、古典から少年少女文学と、買った物から両親の蔵書、図書館や児童館とくまなく読みつくす生活をしていた僕です。

 中学、高校と読書を愛する生活は変わらず、大学に入って一人暮らしとなると、バイトなどで自由になった金をほとんど本かゲームに費やしました。

 長らく住んだ一人暮らしのワンルームから引っ越す際、古本屋に売り払えるレベルの本だけで3000冊がありました。

 その後、引っ越した先のマンションで、またも蔵書が居住スペースを圧迫する。

 ここで、マンションの壁が破れるという緊急事態が発生し、この蔵書に満ちた我が住まいに業者が入る隙間無しということで、再び本を手放しました。

 これが軽トラック二台分。

 ……これほどの本が、一体どこにあったのだ。

 そんな暮らしをしていた僕なのですが、最近ふと気づくとですね。


 本が、読めないのです。

 いや、活字を読み始めれば楽しむ事は出来る。

 ですが、今までは毎週毎月、本屋に通い詰め、この心踊る空間でどんな出会いが待っているだろうかと胸とときめかせていたのです。

 生活費に差し障りが出かねないペースで書籍を、小説を、マンガを購入し、我が家を本で埋め尽くすほどの読書ライフを楽しんでいた。

 それが、昨今、本屋に入っても本を買おうという気にならない。

 本があっても、自ら手にとって読もうという気持ちにならないのです。


 さては、何らかの病で俺は本を読めぬようになってしまったのか。

 と思ったものの、読み始めて見ると普通に読める。

 では何が悪いのか。

 思い起こせば、読書をする多くは通勤に使う電車の中でありました。

 実家に帰る際には、長らくの新幹線の旅の空、お供となるのはいつも本でした。

 ちなみにその際の愛読書はニュートンなのですが、それはどうでもいい話で。

 電車内で読みきれなかった本は、家に持ち帰り読む。

 出先で読む。

 そうやって消化をしてきていたのです。

 ですが、今は途中で終わってしまうと、そのまま放置してしまう。

 これは何か。

 一体何事か。

 俺の活字離れである。


 かような症状に陥り、マンガとてダンジョンで飯を食う作品や、乙嫁が遊牧民で中央アジアの描写が素晴らしい作品とかしか買わなくなっております。

 境界線上の厚さ1000ページほどのラノベも途中で止まってしまいました。

 これはなんでしょうか。

 集中力の欠如?


 集中力の欠如でグーグル先生にお尋ねしてみれば、


〇老眼

〇糖尿病


 なんてのが出てくるわけであります。

 ギョギョッ、我が身は既に老境に!?

 とドキドキする毎日。

 今は日々の小説更新を、今までの蓄積でまったりと書いておりますが。

 どなたか、いきなり本を読む習慣が無くなってしまった方はおられないものでしょうか。


 なんて疑問に思って書き付けた雑文なのでありました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 自分も本を少し読んだら スマホポチーってなったりして 読書量が減りましたわ
[一言] 習慣が完全になくなったわけではないですが、昔は小学~高校時代は学校の図書館でズッ○ケ○人組やミステリー小説等を限度一杯まで借りてきては読み漁りつつ、学校でもBJや人体図鑑的なやつとか写真集…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ