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寒村の図書館  作者: デョ
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笑いあえる毎日

怒鳴ってるけど顔は笑ってる。

初めて見せてくれた笑顔があまりにきれいでなんだか照れくさくなる。


んじゃばさ(それじゃあ)また明日」


「うん明日ね」


どうやら照れくさいのは相手も同じだったみたい。

互いに顔を真っ赤にしながらサヨナラの挨拶をする。


なんだかとっても幸せな気分だ。


それからも意地悪達の虐めはずっと続いた。


けど僕も彼女も悲観的な顔はしない。


もう僕達にとって虐めは下らない出来事に過ぎなかった。


終業式間近の日曜日。


僕は近所のお店にいた。


貯めていたお小遣いを叩いて真っ白な尖り帽子を買う。


あの子の黒髪に合いそうな真っ白い帽子。

真っ白なファーの縁取り、先端も真っ白な房飾り。


明日の終業式にあの子に贈るクリスマスプレゼントだ。


喜んでくれると良いな。

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