もう逃げないよ
ボクの記憶はいつでも
泣きたくなるような
そんな想いばかりだった
どこにいてもイジメられる
要領が悪いと叱られる
頑張ってるよ すごく
幸せにだって 背を向けて
夢だけじゃ ダメなんだ
いつかの現実を 見据えて
涙はもう 流したくは無かった
負け勝負でも いつだって
泣いても 変わらないもん
時の流れは 止まってくれないもん
立ち上がれなければ
寝たまましばらく 空を見上げて
歩きつかれたら 立ち止まって
わた雲を数えよう
もう逃げないよ
逃げても 結局は
追いつかれて
煉獄の苦しみを 味わうだけ
ボクみたいな
ボクみたいな ニンゲンには
それが 避けられないんだって
哀しいけどね
それが真実なら
受け入れるしかない
――辛くても
だから
もう逃げない
臆病な自分とは
サヨナラを告げよう
認めてください
こんな貧弱なニンゲンでも
生きていると言うことを