第五話 勇太の歓迎会
瑠芽です(≧∇≦)
今回は嘘つき桃頭巾さんのピーチを登場させました。
次話ではピーチが活躍いたします♪
支部長室を後にした俺はアリスに連れられて自分の部屋に向かった。
「ここが今日から君の部屋だよ~」
アリスに言われた部屋を恐る恐る開けてみると…
「おぉ…ロマンチックっておい!!なんだこの部屋は!!」
部屋の中は乙女一色に染まっていた。
「うわ…雑なつっこみ…」
「雑で悪かったな…ってそうじゃなくて、この部屋はどういうことだ!!」
「ん…この部屋は今日から僕と勇太の部屋♪」
「お前と同じ部屋!?ふざけんな!!」
「いやぁ…僕も言ったんだよ、同じ部屋は嫌だって…でも部屋が足りないから仕方ないっしょ♪まぁ僕がこの部屋にいることは滅多にないから安心しな」
アリスがそう言うので
「まぁ、それなら仕方ないな…」
「そうそう♪あ…忘れるとこだった。はいこれ」
そう言ってアリスが俺に渡してきたのは小型無線機だった。
「仕事の指示とかはその無線から連絡あるから♪連絡あるまでだらだらしてな♪」
「お…おう」
「後、食堂でご飯が食べれる食券渡しておくよ♪一枚で五回まで使えるから♪じゃ、またねぇ♪」
全てを言い終えるてアリスはどこかへ行ってしまった。
「ふぅ…これから俺はどうなるんだろ…」そう思っていると
…コンコンコン…
部屋のドアを叩く音がした。
「はい…誰ですか?」
そう言ってドアを開けると、
「あ…あの、わひゃし…」
俺は何も考えずにドアを閉じた。
「ちょ…ちょっとまって下さい!!別に怪しいものではありません」
そう言うので
「じゃあ何の用だ?」
そう聞くと
「私はピーチ・エレクセルと言います。あの…今回ここに来たのは、勇太さんが新しくブラックランドにやって来たので歓迎会をやろうということになり、アリスさんに聞いたらここにいるというので…」
俺はドアを開けた。
「そ…そうか、いきなりだったから少し驚いたけどそういうことなら大歓迎だ♪」
そう答えると
「よ…良かったぁ…初対面の人にいきなり嫌われたかと思いましたよ…じゃあ食堂で待ってるのですぐ来て下さいね~」
そう言って笑顔でピーチは走っていった。「歓迎会か…楽しみだな」
そう言いながら食堂に向かった。~食堂~
「「青葉勇太君…ブラックランドにようこそ」」
そのかけ声で俺の歓迎会は始まった。
「おい勇太、お前は何歳なんだ?」
「俺は16ですけど…」
「あ…私一緒だ♪よろしくね~」
「あ…よろしく」
「勇太は主にどんな武器なんだ?」
「俺は二丁拳銃です」
「そうかそうか」
という質問責めを一時間ほど受けていた。
「ふぅ…やっと質問がなくなった」
「はは♪人気だったな勇太」
「なんだ、アリスも来てたんだ」
「当たり前だろ♪タダで飲み食いしほうだいなんだから♪」
「だよな♪」
「あ…あの…」
そこに立っていたのはさっき俺をむかえにきた人だった。
「ん?何か用?」
「いや…その…あの…」
ピーチが言葉を詰まらせているとアリスが
「あ…ピーチも一緒に話しようよ♪みんなで話した方が楽しいよ~」
そう言うので
「そうそう、俺も友達とか作りたいからさ大歓迎だよ♪」
そう言うと
「あ…ありがとうございます!!」
「おう♪確かピーチさんだっけ?」
そう聞くと
「あ…呼び捨てでいいですよ♪」
「そっか、じゃあ俺のことは勇太でよろしく」
「はい♪」
三人で話をしているとあっという間に時間が過ぎ歓迎会も終わりに近づいていた。
「はい…では青葉勇太君の歓迎会をこれで終了させていただきます。では皆さん解散してください」
そのかけ声と共に歓迎会わ終了し、食堂から続々と人が出て行った。
「さて、俺も部屋に行くか」
…ジ…ジジジ…ジジジジジ…
無線から声がした。
「勇太君、歓迎会が終わってすぐですまないが任務だ。支部長室まで来てくれ」
「わかりました。今行きます」
…ジジジ…ジジジ…ブッ…
「はぁ…そう長く休んではいられないか…」
ため息をつきながら俺は小走りで初任務の内容を支部長室に聞きに行った。




