第壱話 俺の武器は二丁拳銃!!
ピエロに連れ込まれた場所は透明なガラスに囲まれた闘技場だった。
「あぁ・・・あぁ・・・マイクテスマイクテス・・・聞こえるかぁ~」
「十分聞こえてんだ・・・このクソピエロ!!」
「クソピエロとはなんだ、クソピエロとは!!・・・まぁいい、いまから何をするか説明するよ~」
そういうと目の前に現れたのは鎖につながれた犬のようでトカゲでもありそうな怪物だった。
「あの~・・・ピエロくぅ~ん・・・これはなに~」
「じゃぁ説明にはいるよぉ~それはMENOだよぉ~君が適合者かどうか確かめるための試験のために捕まえてきたんだ~」
さぁ・・・頭の中を整理しよう・・・つまりあれだな・・うん・・俺はこいつを倒さないと死ぬってことだな・・・
「ってやってられるかぁ!!・・・あ・・・声に出ちまった・・・」
「その感じだと自分ののりつっこみが声にでたようだね」
「う・・・うるせぇ・・・で・・どうやってBRASTを発動すんだ・・・?」
「んとねぇ・・そこにBESUといってBRASTの原型があるんだ~それが君の思ったとおりの武器の形になるから~頭の中で創造してみて~まぁ初めはうまくいかないと思うけどがんばって~」
頭の中で創造・・・・じゃぁ俺は・・・・
「お・・BESUが光ってるねぇ・・んこれは二丁拳銃かな・・・」
そうだ・・・俺は二丁拳銃を考えている・・・
「ん~早くも形になりそうだねぇ~初めてにしては上出来だよ~」
・・・頭の中では二丁拳銃の形をずっとイメージしている・・・
「お・・・できたできた・・・じゃぁそれをもってやつと戦え~」
「いわれなくてもやってやらぁ!!」
そういって二丁拳銃を持つと
「お・・・おめぇ・・なんだこりゃ・・・」
ありえないほど重かった
「ふふ・・・まだしっかり適合できてないみたいだね~・・・早くしないとしんじゃうよ君・・・」
「適合っていわれてもどうしたらいいんだ!!」
「しっかりBRASTと気持ちをひとつに、拳銃と自分は一心一体って考えるんだ」
そういわれても、俺とBRASTがひとつ・・・頭の中で逃げながらずっと考えていた
「おぉ・・君のBRASTが輝いてるねぇ・・そろそろもてるんじゃないかなぁ」
そういうので持ってみると
「お・・・ぜんぜん軽いぜ・・・これさえもてればこっちのモンだ」
そういって俺はMENOにたちむかった。
「簡単にいけばいいけどね・・ふふ」