第十二話 戦いの歌 Ⅲ
勇太ver
「はぁ・・・はぁ・・・」
俺は疲れきっていた。
毎日エレンさんとのMENO討伐訓練で。
「よしっ・・・最後だ」
そう言って出てきたのはLEVEL3
「な・・こいつは・・・」
勇太の目の前に現れたのは桃と戦った蜘蛛型MENO
「そうだ・・おなじようなやつをつかまえたから
ぴったりだと思ってな。今のお前なら余裕なはずだ」
そういわれ俺は
「わかりました・・・」
そう言って日本刀を構えた。
「ご・・・ろ・・・す・・・」
その言葉とともにMENOはものすごい速度で走り出した。
「ふぅ・・・」
俺は目を瞑り精神を集中した。
集中すること約数秒間・・・
「そこだ!!心眼突」
そういって日本刀で一点を切りつけた。
「ぐぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ」
MENOの8本あるうちの半分の足を切り落とした。
「とどめだ・・」
そう言って俺は首から上を銃で吹き飛ばした。
「そこまで!!・・・よくやった、今日一番のできだ」
エレンさんにそう言われ俺は
「ありがとうございます!!」
「はっ・・やっぱりかてぇな」
「す・・すみません」
そうあやまると
「全然構わんよ・・・そうだ、
明日から遠征で初任務だ。頼むぞ」
「わかりました。足を引っ張らないよう頑張ります」
「おう、頼りにしてるぜ」
そういって俺とエレンさんは
訓練室をあとにした