第零話 始まりの時
「ようこそブラックランドへ」
目が覚めてそこに見えたのはマイクを持ち、話しをしているピエロだった。
「あれれ、たしか俺は学校の下校中にゲーセンによってそれから・・・」
「クフフフフ、覚えてなくても無理はないですよ」
「う・・・うわぁ!!」
目の前にさっきのピエロがいた。
「ん~君のデータは・・・・と、これかこれか。えっと、青葉勇太か。ふ~ん、よくいそうな名前だな」
「よくいそうな名前で悪かったな」
「おっとごめんよ~怒らせるつもりはなかったんだ~」
ピエロはそういいながらグルングルン回っていた。
「で、そこのピエロ!!どうして俺はこんなとこにいるんだい」
そう聞くと、
「聞きたい~・・・どうしよっかなぁ~言っちゃおっかな~やめておこうかな~」
そろそろ何かが切れそうな気がする
「まぁまぁ、言うから落ち着いて。ここはさっきも言った通りブラックランドだよ~君をここに連れてきたのは君がBRASTの適合者として確認されたからだよ~」
「BRAST・・・?たしか人外敵生物MENOに対抗することができる能力のことだろ・・・なんで俺が・・・」
「だ~か~ら~君がBRASTの適合者だとコンピューターが指摘したからここにつれてきたの」
「そうかそうか・・・って納得できるか!!何でいきなり俺が連れてこられんだ、まず、親が心配するだろ!!」
「いや・・・君の親に言ったら、そうかそうか、国のためにがんばってこい。だとさ」
クソ・・・なんて薄情な親だ。
「でだ、早速適合テストを受けてもらうよ~」
そういってピエロに連れ込まれてしまった。ちくしょう、これからどうなっちまうんだ・・・