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appleの生態  作者: 星恋すばる
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はじまり

目が覚めると、そこは白の世界だった。

「え」

ここ、どこ。

真っ白。何にもない。ど、どうしよう。とにかくここから出ないと。食料がないのは困る…よな。

「は?」

なんか、真っ赤なものが落ちてきた。なんだこれ。

うん。それはどっからどう見てもリンゴ、だった。なにこの展開。

とりあえず食料ゲットだ。手を伸ばし、リンゴを食べようとした次の瞬間、

「カーカー」

「へ?」

カラスに。リンゴが。持ってかれた。僕の初めてのリンゴが。

うん。仕方ない。



寝るか!




ぱちり。

目が覚めると、そこは見慣れた僕の部屋の天井だった。

今日は、なんか変な夢を見た気がするような、しないような。

その日は普通に学校へ行き、そして帰宅した。

11時。就寝。



目が覚めると、そこは白の世界だった。

「も」

も。

「もう、やだ…」

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