5話「二度目の友達兼彼女候補」
付き合い始めてから壮太の思いは、
以前は沙織の事が好きで、
意識していなかったが、
改めて奏を見つめるとー、
沙織と性格が似ているが、
奏の方がおてんばで明るい感じがする。
笑顔が良い。
大人しい自分の事を、
引っ張って変えてくれる。
居心地が良くて、
隣に居ると落ち着くし、楽しい。
奏の思いはー、
告白する前よりも、
告白してから壮太の笑顔が
もっと見られるようになって、うれしい!
冗談言うことも増えてきたし、
前より気さくなカンジ!
とっても楽しい!
早く壮太も、
アタシみたいにドキドキしてくれないかな、、、。
クラスメートで、隣の部活で、予備校が一緒なので、
今まで通りクラスで話したり、
部活帰りや予備校帰りに、一緒に帰るようになった。
SNSや電話で、好きなこと、面白いことを話したり、
どこに行きたいとか、話してる。
昼休みに高校のクラスで
一緒にお昼を食べるのは、
やっぱクラスメートの目が気になる、、、。
まあ、高校生の間に、
高校のクラスでお昼を食べたり、
カップルらしく過ごすか
どうかなんだが、、、
要するに、
高校のクラスメート公認のカップルになる事だな。
絶対そうしなきゃいけない、って訳じゃないし。
礼司と沙織には、相談役になって貰っている。
グループSNSで、奏とのやり取りを話すと、
「わかる~!」「いいね~!」
「そうなのかぁ?」
「懐かしいな」
「俺の時はな、、、」「私の時はね、、、」
等の返事が返ってくる。
クラスメート公認の方が緊張するのは、
「まぁ、クラスメートとは長時間一緒だからな。」
「でもま~、一緒にいることが増えれば、
噂になるだろうから、
クラスの友達から理解して貰って、
そこからクラス全体公認にして貰えば
良いんじゃない?」
「昼休みや学校イベントでも、一緒にいられるじゃん」
とゆう事だった。
「私達は許嫁です、で通るから、
すぐクラス公認になったけどね♪」
中学時代の彼女がいた時も、
礼司と沙織は相談役だったので、
その時以来だ。
嬉しかったり有難い反面、
中学時代の彼女とケンカ別れした記憶がよぎり、
不安になる事もあった。
そんな時、3人(礼司、沙織、奏)は、
「大丈夫だよ」
「あんまり無理しないで、無理すんなよ」
と言ってくれた。