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異世界に何故これが

活動報告にて皆様へのお知らせを記載してあります。

そして、インフルエンザ&コロナダブル感染によりガッツリダウンしてました(泣)

まだまだ絶不調なので、もう暫くお待ち下さい。





「さてと……そろそろ動作の限界だからこの身体は休ませないとなぁ」


「休ませる……?」


「ん?だってこの身体はゴーレムじゃん」


「あっ」


以前よりもかなり人間味が増しているので一瞬忘れていた。


もはや見た目では判断出来ないほど精巧に出来ていたから。


執務室の席から立ち上がると、壁に手をかざす。


ぐるりと半回転する壁。


「ほら、こっちにおいで~」


「い、異世界ファンタジーに忍者屋敷要素が……」



「にゃははは~。やっぱりそういうリアクションになった!いや~、ヒノっちから話を聞いたことがあるからいつか再現したかったんだよね~」


やはり初代勇者か!


「ほら、はやく、はや……」


と話している途中でへなへなと座りこんでしまう。


「りおさん……?」


慌てて駆け寄るが……


目は見開き、口はぽかーっと開いたまま微動だにしない。


『ありゃりゃ、急に操作出来なくなっちゃったや~。悪いんだけどこっちに持ってきて貰える?』


「わ、わかりました」


ラグナはリオのゴーレムボディーを収納する。


『本当にすまんのぅ……って事でそのまま壁の先を真っ直ぐにゴーだよ!!』


リオに振り回されるのはいつものことだと諦めて、言われるがまま半回転したまま静止している壁の先へと進んだ。


ガチャン、カチッ


「うわっ!?」


急に後方からその様な音がしたので、慌てて振り向くラグナ。


「あれっ……壁が……」


ラグナが後ろを振り向いた時には半回転していたはずの壁が元に戻っており、どこが動く壁なのか判断出来ないほど違和感がない壁が広がっていた。


まさかの忍者屋敷に驚きながらも先に進むラグナ。


しばらく進んでいくと、いつもの部屋にたどり着いたのだった。


「相変わらず視線に困るなぁ……」


ラグナの目の前には装置の中に格納されているリオの身体が。


『なんか失礼な言い方だな!!そこはありがたく涙を流しながら祈る所だろ!!』


「はぁ……それで、ゴーレムの身体はどこに置けばいいですか?」


『納得いかないリアクションだけど……そこの台の上に寝かせておいて~』


そこってドコだよと突っ込もうとしたのだが、ピカッとライトアップされた台が現れたのでその上にゴーレムボディーを収納から取り出して寝かせる。


カチャカチャ


ゴーレムボディーが自動的に拘束され、そのまま台が勝手に移動していき、どこかへと運ばれていったのだった。




今回も読んでいただき本当にありがとうございます。

少しでも気に入って頂きましたらブックマークの登録や☆☆☆☆☆にて高評価して頂けると焚き火の火を見ながら1人嬉し涙を流すかもしれません。

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