騎士団への勧誘
変な時間の投稿になってしまい申し訳ありません!m(_ _)mペコリ
〜ギルド〜
「こんにちは、リーンさん」
「はい!こんにちは、カイトさんに皆さん」
俺達は、ルートの冒険者登録のためにギルドに訪れていた。
黒淵竜の換金のことやもう1つ気になっていたことがあったので自分だけでも来ようと思っていたので好都合だ。
「あ!そういえば、カイトさんが来たらこれを渡す様にさっき来た人に言われてたのでした」
そう言って、リーンさんはごそごそと書類を掻き分け、一通の手紙を取り出した。
紙に綺麗な模様の入った手紙で封のところには何やら、刻印が刻み込まれている。
ー何の刻印だ?刻印を使うということは貴族階級のものだろうが、貴族が一体俺に何の用だ?
「こ、この印って、王家の刻印じゃ‥‥」
ネネがポツリと呟く。
王家?国の王が一体俺に何の用があるんだ?
ますます、意図が分からない。
「とりあえず、何と書いてあるんですか?」
ルートが聞いて来たので封を綺麗に剥がし、中身の手紙を取り出した。すると、手紙にはこう書かれていた。
「えっと、簡単に説明すると『今日中に王宮に参れ。謁見を行う』ということらしい」
「全く、マスター呼び出すとは、失礼な国王ですね!」
何やら、リリカが怒っている。そこまでのことじゃないから良いと思うのだがな。
「まぁいい。少し面倒ごとが増えただけだ。焦らなくともいいだろう」
「そうだね。でも、どうやって王宮に行くの?ここからだと馬車で半日くらいかかっちゃうよ?」
ネネが聞いて来た。
「心配ない。1秒で着くからな」
「「「えっ?」」」
俺は周りが気づかない様に転移魔法を展開して、王宮へ転移した。
◆
〜王宮・正門前〜
「よし、着いたぞ」
見たところ、門の前だろう。木々の陰に出た様で少し暗い。
俺達は、まだ気づかれていない様だが、鉄格子の門の前に門番の様な鉄の鎧と槍を武装した2人の人が立っていた。
俺は、横にいたネネに小声で話しかけた。
(なぁ、ネネ。この手紙があればいいんだよな?)
(うん、多分大丈夫だと思うけど、私も王宮になんて行ったことがないから分からないなぁ)
まぁ、平民なんて王宮なんて行くことなんてないからな。
(国王にマスターが敬う必要なんてありませんし、堂々としていれば良いのではないですか?)
(そうですよ!カイトさんを呼び出すのは少し失礼だと思います!)
後ろで、亜神姉弟のリリカとルートは国王に不満を持っている様だ。
というか、2人とも国王を敬う気がゼロだな。あまり、人の階級なんかに興味ない様子だ。
(まぁ、いいだろう。一体、どんな用かも気になるしな。行くぞ)
俺は木の陰から出て、門番の方に歩いて行った。
「ッ!?何者だ!」
おお、いきなり槍を突きつけられてしまった。
いきなり、門番が俺の首元に槍を突きつけ威嚇している。
客の顔も知らされて無いのか?
まぁ、冷静に対応しよう。
俺は、 懐にしまってあった手紙を取り出し門番に見せた。
「国王からの呼び出しがあった冒険者カイト・ルイークだ。他にも連れがいるが、問題ないだろう?」
門番の2人は手紙を受け取り、中身が本物だと確認すると、手紙をこちらに返して来た。
「失礼しました。確認をする為に一度、この場を離れることをお許しください」
そういうと、門番の1人が王宮の中に入っていった。
俺は待っている間にみんなを呼び、門の前で待っていた。
〜数分後〜
「お待たせ致しましたカイト様と御一行様。私王宮執事をしておりますレヴェルと申します」
待っていたら、何やら執事をしていそうなおじいさんが出てきた。
ふむ、この人は強いな。戦闘技術はあまりないのかもしれないが格闘術を使うことが出来るのだろう。年の割に筋肉も締まっている。
「宜しく頼む。早速で悪いが案内を頼めるか?」
「承知しました。では、皆さんこちらに」
そして俺達はレヴェルに連れられ、王宮に足を踏み入れた。
◆
〜王宮・謁見の間〜
「よくぞ参った。カイト御一行よ。此度の移動、ご苦労であった」
豪華な椅子に座った白髭の人がこの国の国王だろう。
転移魔法を使っているから、移動はすぐだったのだが‥‥。
因みに、今は全員膝をつき、国王に跪いている。
ルートやリリカが不満そうだったが、国王に対して不遜の態度を取ったということで騒ぎになるのは面倒なので、一応膝をついてもらっている。
「陛下、私たちにどの様な要件でしょうか?」
あ〜、人に敬語を使うのって難しいな。前世でも敬語を使っていたのは師匠に少しだけだ。
ギルドで使っている様な簡単な敬語ならば全然気にならないのだが、口調を変え、一人称も変えるのは違和感しか無い。
我慢するしかないか。
「今回、呼んだのは他でもない。カイト・ルイーク、ネネ・クライフィア、リリカ・ランディア以上3名を近衛騎士団に加入させるということについてだ」
加入させるということに‥‥じゃねぇよ!なんで勝手に近衛騎士団に加入するということになってるんだ!?
「貴殿らは、Gランクになって数日でAランクに上り詰めたという話を聞いたのでな。是非とも近衛騎士団に加入して欲しいのだ」
「お断りします」
俺は、ズバっと切り捨てた。
正直、近衛騎士団なんかに興味もなければ入りたいという気持ちも微塵も無い。
「お、おい、あいつ、陛下の提案を否定したぞ!」
「は、反逆者だ!彼奴を拘束しろ!」
周りがギャーギャーと騒いでいる。五月蝿くて敵わない。
「皆の者、静まれ!」
皆がぴたりと動きや声などを止めた。
国王が一喝したことで場が静まったのだろう。
「周りの者がすまなかった。なぜ、近衛騎士団への加入を断ったのか聞いても良いか?」
「ただ単に興味が無かったんです。それ以上でも以下でもありません」
「し、しかし、高ランクの冒険者入ってくれるというのは大変助かることだ。富も今以上に入ることになるのだぞ?」
はぁ、この人もこりないな。
「私は富には興味ありませんし、国に無理矢理動かされるのは私の性に合っていませんので。では、私達はこれで失礼します。みんな、行くぞ」
お辞儀をし、この場をみんなで立ち去ろうとしたとき横から声が上がった。
「おい!待て!」
振り向くと、甲冑を被った騎士が立っていた。
王宮にいるとすると、この王家直属の近衛騎士団の騎士団長か何かだろう。
「なんだ?何か用か?」
俺は、受け答えをするが正直まともに相手にする気は無い。
騎士団が突っかかってくるなんてロクなことではないだろうからな。
「なんだ?ではない!貴様、陛下からの誘いを断るとは何事か!」
「先程も言ったはずだが?興味が無いと」
「き、貴様、その言葉は陛下だけでなく、我ら近衛騎士団も愚弄したことになるのだぞ!」
誘いを断っただけで愚弄したことになるのか。
すごい発想思考だな。
面倒だが、力の差を見せれば引き下がるだろう。
そう思い、俺は騎士団長らしき人に提案する。
「ならば、今から決闘をしようじゃないか」
「決闘‥‥だと?」
「ああ、ルールは簡単だ。俺とあんた、1対1の剣術試合だ。どちらかが『戦闘不能』もしくは『降参』のコールで勝敗を決する。1本試合だ」
俺が提案すると騎士はフッと笑い、意地汚い笑いで俺に話しかけてきた。
「『瞬速』と呼ばれ、騎士団長になったこのガロード様に剣術勝負を挑むとは、俺も舐められたものだなぁ。Aランク冒険者だか知らないが俺がこんなガキに負ける訳ないだろ!」
いちいち、腹の立つやつだな。速く終わらせよう。と考えていると‥‥
ゴゥッと後ろからとてつもない殺気を感じて見てみると、リリカとネネが今までにない程に殺気を放っていた。
2人とも人を殺しそうな眼をしている。
ルートに関しては、リリカやネネ程ではないが落ち着きが無いように見えるので苛ついているのは確かなようだ。
「付いて来い!騎士団の訓練場で試合をするからな。怖気付くんじゃねぇぞ!」
「はいはい」
俺は適当にガロードをあしらい、溜息を吐いて訓練場とやらに移動した。
分かり切っている噛ませ犬、さて何秒持つでしょうか?(^ω^)ニマニマ
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