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姫とキラ星さんシリーズ

会いに行きさえすれば彼女はそこに居る(200文字小説)

作者: 日下部良介

 会いたくなったら会いに行けばいい。

 会いに行きさえすれば、そこに彼女が居る。


「また来たんですか?」

「はい。姫の笑顔が見たかったから」

「そんなにしょっちゅう見ていたら飽きますよ」

「姫は僕がしょっちゅう会いに来たら飽きますか?」

「そんなことはないですけど…」

「じゃあ、いいじゃないですか」

「お仕事は大丈夫なんですか?」

「こういうご時世ですから、仕事は暇なんです」


 さあ、また今日も姫の素敵な笑顔を見に行こう。




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