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前奏

「伴奏者賞 2年A組 大泉(しん)さん」

審査員の声をかき消すようにして隣のクラスから歓声が聞こえる。

―また真なんだ…

 うちのクラスから聞こえるのも、納得の声だ。

「まぁ、去年も取ってたしね〜」

「本人も当然って顔してるぜ」

―あーそうだよねー。やっぱり真は絶対王者なんだよねー。

あの大物に勝つつもりなんてさらさらないし、まず伴奏者賞なんて私にとっては視野に

入れたくても入れられないレベルが高すぎる存在なんだ。

ってわかってても、やっぱり…。

「あともう一人います。」


え?


「2年B組 青野琴葉さん」



この一瞬から、何かが変わった気がした。


自分の名前が会場に響きわたった瞬間から。

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