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習作

仕立て屋放浪記@台本

作者: 灰色セム

アドバイス頂けると嬉しいです。

※当プロットは、三幕構成と神話の法則に基づいて作成しております。

・朝、山中にて

主人公「もうすぐ街だ」

相棒「いい染料があるといいな」

主人公「そうだね」

相棒「それにしても、この山は泉が多いなぁ」

主人公「水が豊富なら、きっと、素敵な植物があるはずだ」


・麓の街周辺には、色とりどりの花が咲いている


主人公「素敵な花畑ですね」

管理人「ありがとうございます。領主から委託されて、こうして管理しているんですよ」

主人公「大切に育ててこられたんですね。みんな生き生きしている。この花なら、素敵な染料になりそうだ」

管理人「楽しそうなところ、申し訳ないんですが――花畑は来週になったら、埋め立てられるんですよ」

主人公「なんだって!」

管理人「なんでも、大きな商業施設を建てるらしいです」

相棒「もったいねぇな。領主に交渉してみようぜ」

主人公「ああ!」


・いまいち活気のない街

・街中は噴水が多い

・領主の館へ


主人公「かくかくしかじかなので、ぜひ再考を!」

領主「染料で商業施設よりも利益が出るなら、考えてもいい」

主人公「見本を作ってきます!」

領主「私は忙しいから、夜までに持ってくるように」

主人公「任せてください」


・管理人に事情を話し、花をわけてもらう

・七色の染料を抽出

・相棒に協力してもらい、糸車で糸をつむぐ

・染料に糸をつけこみ、馴染ませる

・糸車は魔法のカバンへなおす


主人公「少し休憩しようか」

相棒「太陽が高いな。昼飯にしようぜ!」


・お昼

・休憩も兼ねて、宿に併設されている食堂へと繰り出す

・宿屋の娘いわく、街の人たちは商業施設の建設に反対らしい

・部屋へ戻ると、糸と染料がなくなっていた


主人公「僕の数時間が……」

相棒「どんまい。魔法のカバンになおしておくべきだったな」


・花をもらいに花畑に赴くが、管理人がいない

・花を摘み、戻る


主人公「僕ならできる。だから手伝って」

相棒「俺たちならやれる。頑張ろうな」


・もういちど糸をつむぐ

・糸を染め、魔法で急速乾燥させる


主人公「カラフル!」

相棒「虹色で綺麗だな」


・糸車を魔法のカバンになおし、機織り機を取り出す

・クッキーとお茶の差し入れ

・宿屋の娘いわく、領主からの差し入れらしい

・食後に強烈な眠気

・目が覚めると、すでに夕方

・出しっぱなしだった機織り機が壊されている


主人公「時間ない。見本作れない。詰んだ。もしかして領主が」

相棒「怪しいよな。でも、犯人探しをしてる時間はないぜ。誰かに機織り機を借りよう」

主人公「そうだね」


・街で道ゆく人にお願い

・この地域に糸車や機織り機が無いと知る

・頭を抱える主人公


主人公「こうなったら、機織り機の残骸を再利用するしかない」

相棒「魔法で工作はできても、修復はできないぞ。無事なところを利用するにしても、小さなハンカチが関の山だ」

主人公「布の面積に優劣はないよ。精一杯の愛情をこめよう」

相棒「そうだな。じゃあ、この街のシンボルでも刺繍するか」

主人公「いいね」


・花畑と泉を刺繍したハンカチが完成

・領主の館へ向かう

・逃げ惑う人々

・領主の館が火事になったという


相棒「領主が俺たちの邪魔をしてたんじゃないのか?」

主人公「犯人探しはあとだ! 急ごう!」


・燃え盛る領主の館


領主「助けてくれーー!」

相棒「くそっ、どうすればいいんだ!」

主人公「そうだ!」


・主人公の機転により、無事鎮火

・ススだらけの領主の顔を、ハンカチで拭く

・そこへ現れたのは、花畑の管理人


管理人「僕が放火しました。主人公をじゃましたのも僕です」

主人公「なんだってーー!」


・犯行動機の解説

・領主、花畑の取り潰しと商業施設の建設を撤回

・連行される管理人

・満天の星が煌めくなか、領主と主人公が握手を交わす

・翌朝、貸切になった食堂にて

・管理人には、罰として禁固二十年を言い渡したと領主

・改めて事業提携の契約を結ぶ主人公たちと領主

・街を出る主人公たちがフェードアウトしてゆき、終わる

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