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今は忘れられたフランス文学の郷愁小説たち。 マルグリット・オウドー。ピエール・ロチ。ルナール。ドーデー。コレット。サンド。フルニエ。フィリップ。

作者: 舜風人

今はもうすっかり忘れられてしまった?


フランス文学のノスタルジー全開の?小説たちです。


郷愁の、、といってもいいでしょう


その味わいは


ほっこりとしていて


思い出と回想と郷愁に満ち溢れた小説たちです。


私、大好きですけど、、、。



でも?


いまはもう、


おそらく


誰一人?


手に取って読むということもないのでしょうね?


そんなすっかり忘れ去られた


フランス文学の


ノスタルジーに満ちた小説たちです。










○ジョルジュ・サンド

言わずと知れた、ショパンの愛人。

男装の女性作家です。

彼女の小説はフランスの田園を舞台にした非常に牧歌的なものです。



(代表作)田園小説4部作。


魔の沼

捨て子のフランソワ

笛師の群れ

愛の妖精








○コレット

女性作家、牧歌的な背景で展開される少女の成長物語が作風ですね。


(代表作)

クローディーヌ(シリーズ)

雌猫

ジジ  映画化されました。

青い麦  映画化されました。







○レーモン・ラディゲ

夭折の天才作家、わずか20歳で死去。


(代表作)

肉体の悪魔(魔につかれて) 映画化されました。

              ジェラール・フィリップの熱演が

              忘れられません。

              ミシュリーヌ・プレールも最高。


ドルジェル伯爵の舞踏会








○ピエール・ロチ

海軍士官で明治の日本に来る。

以下の3作品はその日本体験をもとに創作されたものです。

これら以外にも非常に多作ですが今はほとんど忘れ去られていますね。

芥川龍之介が短編「舞踏会」でこのロチを描いてます。


(代表作)

お菊さん(マダム・クリザンテーム)

お梅さんの三度目の春

秋の日本







○ドーデー

故郷を舞台にした牧歌的作品群です。


(代表作)

風車小屋だより(短編小説集、「アルルの女」を含む。)

プチショーズ

サッフォー







○ルナール


フランスの郷土作家、郷土愛に満ちた味わい深い作品。


(代表作)

にんじん

ぶどう畑のぶどう作り






○アラン・フルニエ

夢想と郷愁の少年時代を描いた名作。この作品だけで記憶される作家です。。その水水しい青春の詩情は稀有である。

永遠の青春小説。


(代表作)

ルグラン・モーヌ(モーヌの大将)

映画化されました。邦題は「さすらいの青春」







○ポール・モラン


1900年代のはやりの時代風俗を描写した作家、

今日では完全に忘れ去られた作家である。


(代表作)

夜ひらく

夜とじる






○エクトール・マロ

あまりにも有名な児童文学。


(代表作)

家なき子

家なき娘  (サン・ファミーユ)






○サン・ピエール



(代表作)

ポールとヴィルジニー


ナポレオンも愛読しました。






○フロマンタン

郷愁の失恋物語、


(代表作)

ドミニック






○マルグリット・オードゥー

孤児として育つ、お針子で生計を立てる。のち自伝的作品「孤児マリー」を書いて認められる。


今日では完全に忘れ去られた作家である。



(代表作)

孤児マリー

町から水車場へ

マリーの仕事場

光ほのか (堀口大學、訳)






ラ・マルティーヌ


(代表作)

湖畔の愛





○ミュッセ


憂愁と退廃の作家ですが「ミミパンソン」は可憐な短編です。

ほかにもたくさん作品を残しています。


(代表作)


ミミパンソン  貧しいお針子の恋。







○シャルル=ルイ・フィリップ


貧しい庶民への共感あふれる作品。


ビュビュドモンパルナス

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