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第四話

 生まれてから3ヵ月たった。俺はとうとう分からなかった言葉が分かるようになったのだ!毎日たくさん聞いたおかげだな!しかし、少し後悔している。なんでこんなに早く分かるようになっちゃったんだろう。まぁ、それは置いておくとして、会話が分かるようになったから色々なことが分かった。まずは、俺の両親のことだ。やっぱり俺の両親はあのイケメンと美人さんだったようだ。親父はヘイゼルっていうらしい。名字は分からない。誰も呼ばないからね。母さんはミラって名前だ。そして、俺の名前はカーディルらしい。親父が言ってた。メイドさんは、ランちゃんっていうらしい。名字はやっぱり分からない。後は、最初のときにいたTHEお母さんみたいな人も使用人らしく、ネリアさんって呼ばれていた。


 魔法の方はまだ原理が分かった訳ではないが、その操作にいたっては相当上達した。今では風の魔法は強さを自由自在操ること出来るし、水は粘度までも変えることが出来る。というか、あれは水じゃないっぽい。水に似た何かだ。普通水の粘度が変わるのは、他の物質が混じっているからなのだが、あれは、他のなにかを混ぜなくても粘度を変えることが出来るのだ。ということは、あれは水じゃないのだろう。とりあえず魔水とでも呼んでおこう。


 後は、乾かすやつは熱をうみだしていたみたいで、近くでやったらめちゃくちゃ熱かった。それが、今では冷たくすることまで出来るのだ。どうやら、あれは振動で熱を出していたらしく、熱を奪ってこい!ってやったら出来ちゃった。そのとき、魔粒子は大きくなっていたので、周りの熱を魔粒子に変えているのかもしれない。その魔粒子はそのあと俺の体の中に入っていった。


 量が多すぎたりしないんだろうか、俺の体は。というか、毎回やるごとに体の中にある魔粒子の量が増えてる気がするんだよね。それも最初と比べると余裕で三百倍くらい。というよりも、分からないくらい増えてる。最初の時にドバッっと出した時に寝ちゃったから、1ヵ月前くらいにもう一回やってみたんだよね。そしたら一時間くらいずっと出てきた。前は大きい音が出るほど出しちゃったから今回はそこまでの量が一気に出てた訳じゃないんだけど、それを一時間やっても、底が見えないくらいになってた。ちなみにどのくらいだしていたかというと、一秒出した量でも部屋中を水びたしに出来るくらい。だから、全部で余裕で街一つ(この世界の街は分からないが)を洪水にすることが出来るんじゃないかと思う。そのくらい出てた。しかもそれでも自分の感覚で半分もいってなかったから、絶対俺の魔粒子量は多くなってると思う。それも規格外なくらいに。


 なぜ規格外か分かるのかと言うと他の人の魔粒子も分かるようになってきたからだ。それで、見てみたところ、親父はほとんどない。水滴を一滴出すくらいしか出来ないんじゃないかと思うくらい少ない。次は、THEお母さんなネリアさんで、コップ一杯くらい。その次が母さんで、バケツ一杯くらい。そして、結構多かったのがリンちゃんだ。この部屋くらいの水槽に水を一杯に出来るくらいはあった。なんでわかるかと言うとその人の中の魔粒子が見えるのだ。俺はこの部屋の百倍くらいの水槽を一杯にできる。どのくらい多いか分かっただろうか。まぁ、外にもっと多い人がいるかもしれないのは分からないが。それでも少ない方ではないだろう。これからももっと増やしていきたい。

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