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第二十七話

 次の日、今日もまた体育で、今日は武術をやるらしい。武器を自分で選んでやるらしい。


「おい、武器を持ってきたから自分で使いやすいのを選べ」


 強いらしいシュバルツィエ先生が持ってきた武器から、ちょうどいいのを選びに行く。武器は木で出来ているのだが、それでも危ないため、、簡単に取れないように保管されているらしい。


「カーディルは何を選ぶんだ?」


 ナムが色々な武器を物色しながら聞いてくる。


「僕は剣を選ぶつもり。ナム君は?」


「俺も剣にするぜ」


 しかし、どれも軽い。俺の持っているナイフはなんであんなに重いんだろう。


 結局俺は超でかい両手用の剣を片手で使うことにした。でかすぎてずっと持ってないといけない。


「おい、カーディル、そんな大きいので大丈夫なのか」


「うん。大丈夫だよ」


 ナムの言葉に軽く答える。


「全員決めたな?そしたら縦に振ってみろ。すでに出来るものは私のところに来い」


 シュバルツィエ先生が全員決めたところを見計らって呼び掛ける。俺はやっているので先生の元へいく。


「あれ?カーディルはやってるのか?」


 ナムが聞いてきた。彼はやっていないようだ。


「うん。じゃああっち行くね」


「あぁ、頑張ってな」


 そう言って俺は先生の元へ行く。


 そっちには、既に三人ほどいた。そのうち一人は王女様だった。まじか、王女様は既にやっているのか。その手には、俺のナイフよりちょっと大きいくらいの剣があった。


「他にはやっている者はいないな!」


 どうやらやっているのは俺たちだけらしい。


「お前らは既に振り方は分かっているんだな?」


 俺たちは頷く。


「私はこれから始めるやつらを見なきゃならないから、お前らで二人組をつくってやってろ」


 シュバルツィエ先生はそうだけ言って他の子の方へ行ってしまった。二人組ねぇ。


 そして、組もうと思ったのだが、俺と王女様じゃない二人は仲がいいようで、既に組んで始めていた。えぇぇ。俺、王女様とかよ。怪我させたらやばいよなぁ。


 そう思っていたら王女様の方からやって来てしまった。


「やりませんか?私はパティル・メシアと言います。パティルと呼んでください」


 そう丁寧に言われてしまったのですぐにかしこまって俺も名乗る。


「カーディル・ナディアです。喜んでお相手いたします。パティル様」


 そう言うと、苦笑いされてしまった。なにか失礼なことを言っただろうか。


「なにか、私に失礼なことでもありましたでしょうか」


「ふふ、いえ、そんなこと無いですよ。そんなにかしこまらないでください。ここでは同じ生徒なのですから」


 そうか。それもそうなのかな?


「分かりました。パティル様」


「敬語も要らないですし、様付けもやめてください」


「でも......」


 さすがに不味いよな?


「それ以上いうと怒りますよ?」


 そう言って頬をプクゥとふくらませる。可愛い。しかし、王族なんだからあんまり怒らせるとまずいな。


「分かり......いや、分かったよ。パティルさん」


 うーん。まだ少し難しそうな顔をしている。でも呼び捨てには出来ないしなぁ。


「じゃあ、それで許してあげます。カーディル君」


 パティル様も妥協してくれた。さすがにちゃんや呼び捨てはキツいからなぁ。

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