第8話
一週間だけ限定どんどん4日目後一話更新できるといいな(希望)
私、魔女さんと絶賛逃亡中です。お城から脱出する事が出来ました。良かったです。これから何処に行こうかなぁ〜。
「お嬢ちゃん、家に来なさいよ。あの男も来れないわよ、しばらく匿ってあげるわ」
変態が来ない!願ってもない理想郷な場所です。
「お願いします!変態に会いたくないです」
捕まって、閉じ込められるのはもう嫌です。
「おーほほほほーっ良いのよ!私はあの男に仕返しできるし、あなたも助かる。愉しくて堪らないわ」
喜んでもらえて、住む所も出来たのは私には助かります。
「ありがとうございます。でも、恨みでもあったんですか?」
魔女さんに聞くと、物凄く怒りを込めた顔で言いました。
「あの男は、私の初恋を壊したのよ!許せないわ!今度は私が邪魔してやるわ、思い知ればいい!おーほほほほーっ」
相当恨んでるのですね魔女さん。般若の顔になってます。…初恋の恨みは恐ろしい。
「お、お世話になります。よろしくお願いします」
人の恨みを買うと大変ですね。私も気を付けよう。
「気にしなくていいのよ。あの男より良い人をあなたに紹介してあげましてよ」
え?当分そんな事考えたくないです。遠慮します。
「まだ、早いですからいいです」
「ダメよ!あの男は執念深いから、仮でもいいから婚約者を作った方がいいですわ!」
魔女さんの焦った顔が見えます。
「私の為に、そんなに危険な橋渡ってくれる人はいないと思います」
魔女さん、平民で普通顔ですよ。ありえないと思います。
「大丈夫!あなたがいいなら、あの男を嫌いな人は沢山いるから協力してくれましてよ。おーほほほほーっ」
自信満々の魔女さん、変態に意地悪をする事なら何でもしてくれそうです。私の理想のお婿さんに近い人がいたらいいと思います。