第7話
一週間だけ限定どんどん更新3日目で王子更新しました。
涙が出そうです。部屋の中に閉じ込められてます。うっ、最悪です。私の気持ちを無視してます。逃げ出してやるわ!
「困っていそうね、お嬢ちゃん」
美女なお姉さんが話しかけてきました。でも、鍵がかかっているのにどうやって入って来たんですか?教えて!そこから逃げます。
「え!誰ですか?」
名前を聞いてみました。逃げるの手伝ってもらいたいです。
「おーほほほほーっ!私は魔女ですわ。あの男の邪魔するのが好きですの逃がしてあげましてよ」
やったーっ!あの変態に対抗できる人がいるとは運が良いわ!
「本当に!お願いします。変態と結婚させられそうなんです!」
切実に心情を訴えると、驚いています。何故ですか?
「え?本当に嫌なの?気が抜けるわね〜、引き裂かれて泣かれると思っていたのに」
いいえ!そんな事ありません。寧ろ来てくれて大歓迎です。
「魔女さん大歓迎です。早く逃げましょう!」
見つかる前に逃げましょう!
「あなたが未練ないならいいわ」
一ミリもないです。指に隙間が無いくらい未練など全滅してます。
「未練?これっぽっちもないです。変態が来ないうちに行きましょう」
聞いた魔女さんが、おかしそうにしていました。
「拍子抜けだけど、あの男の悔しがる声が聞こえそうだわ。あはははははーっ!」
お腹を抱えて笑いだしてしまいました。
「私の荷物持って行っていいですか?」
家から持って来た荷物だけ持って行きたいです。
「沢山有りそうね良いわよ〜、持てるだけ持って悔しがらせるのも良いわね」
笑い過ぎて涙目の魔女さんがいいと言ってくれました。
「いいえ、変態からの物は要りません!気色悪いです」
庶民の私には必要ないです。縁起が悪い。
「え?ええええーっ!ざっと見ても、高級そうな贈り物沢山置いてあるわよ!」
気色悪い感じがするので、きっと見た目では分からない何かありそうです。
「私、庶民ですから必要ないです」
「おーほっほっほっほーっ!笑えるわ!泣いて悔しがる姿が見える様だわ」
魔女さんが口に手を当てて大笑いしています。嬉しがるつぼがどこにあるか、私には分かりませんが。
「魔女さん行きましょう!善は急げです」
良かったです。救世主がやって来ました。このまま捕まらない様に逃げたいと思います。魔女さん、ありがとうございます。私にできる恩返しをしますね。