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第3話

ゆっくり更新になります。

眠い、ドンドンと煩い音が聞こえて来ます。声も聞こえて来ました。眠いのに……あと五分は…?


「ジーナ!開けてくれ!ジーナ!」


どうもコブのお兄さんの様ですね。そう言えば中から鍵を掛けていました。正解ですね。寝顔を見られる所でした。


「煩いです!まだ、眠いので寝ます」


外はまだ薄暗いのに、もう少し眠ります。嫌なら先に行っていいですよ。でも、名前を教えていないのに呼ばれました。転んで、意識がなかった時おばさんに聞いたのかな?


「早く宿を出発する事になった。一緒に行こう!」


いいえ、遠慮します。一人が気楽でいいです。


「私の事は気にしないで先に行ってください」


どうぞどうぞ〜、これでひとりで旅できる良かった。


「嫌だ!一緒に来てくれ!」


うあっ!しつこい男の人だーっ!ドンドン叩いてる。ドア壊れそう!


「ごめんなさい、ここまで乗せてくれてありがとう!さようなら〜!」


これで諦めてくれるよね、普通の人だと思いたい。ミシッ?変な音がするわ。


ドッカーン!!バリバリバーン!


「……」


ベットの中から壊れたドアが見えます。コブのお兄さんドア壊しました。お付きの人がハンマー持ってます。常識外れな人達と、周りに泊まってた客が驚いて皆部屋の外に出て来ています。


「ジーナ!心配したんだよ!開けてくれないから!」


それだと、私が悪いように聞こえますが!薄暗い時に、起こす方が間違っているよね!


「……私、ひとりで行きます。さよなら」


勘弁してください!こんな非常識な人と一緒には無理です。壊れたドアは無視して背中を向けてベットに潜りました。他の客にはお付きの人がお金を渡して穏便に済ましてました。


「ダメだ!連れて行く!」


シーツごと抱えられました。大人の力に敵いません。諦めてシーツの中でふて寝する事に決めました。私を連れて行く時、落ちていた夜着を拾うのを見ました。着せるのを諦めていない様です。もう一度言いますが、そんな物は綺麗なお姉さんに着せて下さい。私は死んでも着ませんよ!コブのお兄さん!





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