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第2話

私、宿の部屋に閉じ込められました。攫われて売られでもするのかも知れないです。お腹が空きましたが、ご飯は貰えるのか微妙です。


「どうして閉じ込められたんだろう?人権侵害よね。でも、ここ異世界だし前世の理屈は通らないか」


危険な世界で、盗賊とか多いし魔獣もいるし人攫いもいると聞いていたけど、まさか自分が攫われるなんて思わないよね。TVも漫画もスマホもないし暇だわ。


「ジーナ、夕食持って来たよ」


ドアが開いて、コブのお兄さん(心の中でそう呼ぶ事に決めた)がご飯を持って来てくれました。食事はさせてもらえるようです。


「外に行きたいです。ダメですか?」


「ダメだ!危ない!この中で明日まで大人しくしてくれ」


やはり出してもらえないですね。村から一歩も出ないまま売られるかもです。仕方がないのでご飯を食べることにしました。


「いただきます。パクッ美味し!」


ものすごく美味しいです。お金が掛かった食事ですが、後で請求されるのでないかと心配です。それを考えたら美味しさも半減しました。人の食べる姿を、じっと見ているなんてやはり変態ですね。気持ち悪い。私を見るより、綺麗なお姉さんでも見ることをおすすめします。


「良かった、気に入ってもらえて。デザートも後で持って来るから食べてくれ」


デザートももらえるようです。まさか!肥らせて食肉用になるのかな?食べ過ぎないよう気をつけよう。


「そうだ!夜着持って来たから、こっちに着替えて寝るといい」


そう言って部屋を出て鍵を外からかけて行きました。寝てから入って来られるのも嫌なので、内鍵があります。中から鍵を掛けて寝ることにしました。

持って来てもらった服を見ると、とても着たいとは思わない物体があります。指で摘んでベッドの外にすてました。この年でこれを着る勇気などないです。

ピラピラのスケスケピンクな服に、着替える価値があるとでも?着ても寒そうな服に着替えたいとは思いません。この男は趣味は変です。これを着るのは、やっぱり綺麗な大人のお姉さんに限ると思いました。



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