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8マス目・トイレ休憩

 シヴァは、座っているのにも飽きてきた。

 特に縛られているというわけでもなく、ミチルが呼んできたスエンの会社の連中も特に何をするというわけでもなく、男が二人、ただ脇で同じように座っている。

 ありがたいことに、その二人連れは銃を持っている様子はなかった。その辺でよく見かける普通のサラリーマンのように見える。社長から急に見張りを頼まれ、事情もよく分からずに従っているという雰囲気が丸わかりだった。

「あの」立ち上がろうとすると、それでもあわてて同じように立ち上がる。

「どうした?」

「トイレ」

「どうぞ」

 驚いたことに、二人とも中までついてくることなく、バスルームに入れてくれた。

 入ってドアを閉め、鍵もかけてみる。

 そのまま便座に座り、ちょっと考えてから洗面台の水を出してから通信機を取り出した。

「A‐01へ、こちらシヴァ」

 すぐに支部の作戦課につながった。


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