大好きな君へ
掲載日:2012/11/11
「いっ、いっちゃん」
テレビを見ている彼女改め制服のガーディガンをきたままの彼に声をかけると、「ん?」と優しそうな声が帰ってきた。
「ぽ、ポポポポポッポ……」
某チョコ菓子の持つ手がありえない程震え、顔が熱くなってくる。
きょう、11月11日はこの菓子の日なのだ。
「ポ…?ま、まさかっ!八尺様っっ!?」
「ちがうぅっ!ぽ、ポッキー食べようっ!ポッキーゲームしようっ!」
ポッキーゲームとは、恋人同士がポッキーを両端ずつ食べていき、最後はキ…スするゲームだ。
こ、こここんなゲーム好きでしているわけではないっ!
た、ただ作者がだな……!
い、いや、壱は好きだ。大好きだ。恋愛感情としても友達としても。
で、ででも、いきなりポッキーゲームは…そのぅ…。
「え、マジか!そう言えば今日はポッキーの日だった!よし、やろうか」
「へ……?」
「ほら早く!」
こ、断られるかと思った……。
「はい、咥えて」
「ん……まぐ」
「んじゃいくよ……」
ドクン、ドクン。
や、ヤバイ…。
どんどん壱の顔が近づく。
うわわ、心臓落ち着けっ!
そうだ、そうだ!目を閉じるんだ!そうだ!
「ん……ハニー、目開けて」
「う、うん」
目を開けると壱の顔が驚くほど近く驚いた。
「んじゃ、いただきます」
「サクッ」
柔らかい感触が唇に伝わった。
リア充よ、末長く爆発しろ。




