-孤独- 4
この小説はノンフィクションです。
俺は、孤独の底から抜け出し、喜んでいた。
そして、幾つかの時が過ぎて、とうとう卒業式の日が来た。
(この学校ではいろいろあったなぁ・・・)
と思っていて、気がついたら卒業式は終わっていた。
中学一年生になった。
悲しい事に「A」とは同じクラスにはなれなかった・・・。
俺は、今までの自分を変えるために、野球部に入ろうと決心した。
「入部希望-野球部-」
自分にはあっていないと思ったが、とりあえず入ってみることにした。
野球部の入部希望者には、驚く事に「A」も居たのだった。イジメをしてきた人達も・・・。
そう希望した事を後悔する事も知らずに・・・。
一年生の最初の頃は「体力作り」ということで、筋力トレーニングが定番であった。
「腹筋」、「背筋」、「腕立て伏せ」という順番が何十セットぐらいという膨大な量が毎日の定番であった。
必死に頑張った。
毎日、毎日必死に頑張った。
いつしか、自分の体の異変に気がついた・・・。
そう、腹筋が割れていたのだ。
「やったー」
とも思いつつ、筋力トレーニングを毎日部活で頑張った。
それに加えて、毎日「2Kg」ぐらいのダンベルを家でやった。
ある日の体育の授業で、
クラスの誰かに・・・
「筋肉見せて。」
と言われて、腕に力を少し入れてみた・・・。
すると・・・
「おー、すげー!!」
と言われたが、なんでだろうと思って自分の腕の筋肉を見てみた・・・。
相当のものであった。
というと、筋肉が盛り上がっていたのだった。
さすがに、自分でもすごいと思った。
何日か日がたち、部活の試合で一年生がベンチ入りする事になった。
試合には出れないが、応援や決められた仕事をやるというものであった。
大声を張り上げて、皆で先輩達の応援をした。
指示を出したりもした。
だが、先輩達は強かったので指示など聞かなくても、動けた。
こんな、平穏でいい日常が続くと思った・・・。
それは夢のまた夢であった。
そう、またあの悪夢が・・・
「孤独」が戻ってきたのだった・・・。
それは、ある日の事だった。
今度は「N」はイジメに全く参加していなく、
「W」や「K」や「K´」や「I」や「O」からのイジメであった。
そしてそのなかにも・・・
「A」の影があった・・・。
やっぱり、俺は─
俺は孤独だ・・・。
また、悲しくなった・・・。
(なんで─なんでいつも「孤独」なんだ・・・。畜生・・・。)
でも、部活だけは頑張った。
部活内でのイジメにも耐えて頑張った。
涙や悲しみにこらえながらも・・・。
その日の夜は、また、「孤独」の事で頭が一杯だった・・・。
(また孤独に戻ってしまった・・・。つらい・・・。悲しい・・・。苦しい・・・。暗い・・・。つらい・・・。)
そう思うとさらに、つらくなった・・・。
精神がボロボロだ・・・。
もはや、心がなくなったように思えた・・・。
ついにはこうも思った・・・
(俺は、生きている必要があるのか・・・。生きている理由がわからない・・・。)
こうまでも思った・・・。
そして眠くなり、孤独の底へ音を立てるように堕ちて行った・・・。
暗く、冷たいところへ・・・。
はじめましてな人ははじめましてな、naokiblog及びとある人間です(^O^)/。
今回は自らの過去を小説にする事を決めさせていただきました。
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