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7/25 日刊ランキング ヒューマンドラマ完結済み部門 2位になれました!
うれしいです。ブクマ・ポイントありがとうございます ヾ(≧▽≦*)o
「ええとそれって、友情からは逸脱しますけど」
「そうだね‥ ダメかな? ついでに指輪も贈りたいんだけど」
「かか考えさせて下さい!」
私の頭はオーバーヒートした。
(ええええーっと、今のって求婚よね? どどどーする私?)
考えがまとまらないままベッドにダイブ。
脳が疲れた時は寝るに限る。
「ルイーズ、遊びに来たよ」
メガネは一週間後にはまた家にやって来た。
「今日はダンスを練習しよう。忘れていたら困るだろう」
それはそうだけど。
今はそれどころじゃないでしょう。
ホールドを組んでステップを踏む。
「今度こそ君と本番で踊りたいな」
(ああ、それは私もだ)
あの時、リチャードと踊れなかったことは心に残っている。
(私もあなたに同じ感情を‥持っていたのね)
「あの、ですね」
おそるおそる口を開いた。
「私、聖女の仕事が忙しくなったら、いくらでも家を空けてしまうんですよ」
「うん、知っている」
メガネの奥の瞳は優しい。
「だからその間、家と領地を守ってくれる方がいたら‥うれしいなって」
身体が引き寄せられて、ギュっと抱きしめられた。
「‥喜んで、その役目を承ります」
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色ついた葉が風に飛ばされる中、私は婚約の了承を求めに王宮に上がった。
「まあまあ、おめでとう。もちろん王家として承諾するわ」
王妃様は輝く笑顔で出迎えてくれる。
「あなたを義娘にするのは失敗したけれど、義理の姪にするのは成功したわね」
あれ、王妃様もしかして‥
「そのために私に休暇を取らせましたね。甥御様と会わせるために」
あらあら、と義理の叔母になる方はほほ笑んだ。
私は納得した。王家が聖女との縁談を簡単に手放すわけはなかったと。
おしまい
応援ありがとうございました! o(^▽^)o
https://ncode.syosetu.com/n7418kz/ こちらにルイーズがちょこっと出ています。