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7/25 日刊ランキング ヒューマンドラマ完結済み部門 2位になれました!

   うれしいです。ブクマ・ポイントありがとうございます ヾ(≧▽≦*)o



「ええとそれって、友情からは逸脱しますけど」


「そうだね‥ ダメかな? ついでに指輪も贈りたいんだけど」



「かか考えさせて下さい!」


 私の頭はオーバーヒートした。



(ええええーっと、今のって求婚よね? どどどーする私?)




 考えがまとまらないままベッドにダイブ。

 脳が疲れた時は寝るに限る。




「ルイーズ、遊びに来たよ」


 メガネは一週間後にはまた家にやって来た。

「今日はダンスを練習しよう。忘れていたら困るだろう」



 それはそうだけど。

 今はそれどころじゃないでしょう。



 ホールドを組んでステップを踏む。



「今度こそ君と本番で踊りたいな」



(ああ、それは私もだ)

 あの時、リチャードと踊れなかったことは心に残っている。



(私もあなたに同じ感情を‥持っていたのね)




「あの、ですね」


 おそるおそる口を開いた。


「私、聖女の仕事が忙しくなったら、いくらでも家を空けてしまうんですよ」



「うん、知っている」

 メガネの奥の瞳は優しい。



「だからその間、家と領地を守ってくれる方がいたら‥うれしいなって」


 身体が引き寄せられて、ギュっと抱きしめられた。



「‥喜んで、その役目を承ります」




    ****





 色ついた葉が風に飛ばされる中、私は婚約の了承を求めに王宮に上がった。



「まあまあ、おめでとう。もちろん王家として承諾するわ」

 王妃様は輝く笑顔で出迎えてくれる。



「あなたを義娘にするのは失敗したけれど、義理の姪にするのは成功したわね」



 あれ、王妃様もしかして‥


「そのために私に休暇を取らせましたね。甥御様と会わせるために」



 あらあら、と義理の叔母になる方はほほ笑んだ。


 私は納得した。王家が聖女との縁談を簡単に手放すわけはなかったと。




 おしまい


 応援ありがとうございました! o(^▽^)o


https://ncode.syosetu.com/n7418kz/ こちらにルイーズがちょこっと出ています。


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