リーン~1~
森の奥深くに住んでいるリーンはとてつもない爆発音ともに目を覚ました。
「あらやだ、寝ちゃってたのね。」
リーンは研究室で寝てしまっていた。
「そう言えば今の音は何かしら?」
疑問に思ったリーンは外に出て確認しに行った。
「な、なにこれ!ダンジョンに穴が開いているじゃない!」
彼女の目の前にはダンジョンに繋がっている大きな穴があった。
「それに、ダンジョンが修復してないわ。今までそこになかったような…」
リーンはもっと詳しく調べる為一度家に戻った。
ガサゴソ、ガサゴソ
「あっ、あったわ!物質の性質を調べる魔道具。」
リーンは大量にある魔道具の中からある一つの魔道具を取り出した。
「物質の性質を変える実験をする時に作ったんだけど、それ以来使ってなかったのよね。」
リーンは研究好きで研究を続けていた。その結果このたくさんの魔道具ができたのだ。
「よいしょっと、これでいいわね。」
リーンは大量の荷物とともにまた外に出たのだった。
「えっと、断面にあててっと、できたわ!なになに、自動修復の機能が消えてるわね。」
リーンは魔道具でダンジョンの壊れた部分に魔道具を使い調べた。するとダンジョンの自動修復が消滅しもともとなかったことになっていた。
「どうして、ことになっていたのかしら?ダンジョンの中を調べてみましょう。」
リーンは穴からダンジョンの中に入っていった。
「久しぶりにダンジョンに来たわね。少し暴れましょうか!」
リーンはドラゴンを倒しながら奥へと進んで行った。
「サンダーボルト」
リーンの魔法が発動した
「ギャァァアァァァアァ!」
ドラゴンは黒焦げになりその場に倒れた。
「ぜんぜん、物足りないわね。もっと強いドラゴンはいないのかしら?」
リーンのレベルは化け物中の化け物の300の為このレベルのダンジョンでは軽い運動でしかない。
「もうそろそろ、目的の場所に着くわね。何があるのかしら?」
リーンはことが起こった場所に大体のあたりをつけ捜索していた。
「あれは、人?少し声をかけてみましょうか。」
リーンは人と思われる者に声をかけにいった。
近づいていくと17歳ぐらいの青年と古代竜の死骸があり、その後ろには大穴の開いたダンジョンがあった。
「これ、あなたがやったの?」
リーンは別に脅すために声をかけた訳ではないがその子は顔を真っ青にし逃げていってしまった。
「ちょっ、まっ」
タタタタタタタタタタタ
「逃げていっちゃったわね。まあ、いいわ一旦家に戻りましょう。」
「それにしても、あの子どうやったらあんなふうにダンジョンを壊せるのかしら?」
疑問に思っていると。
ガタッ
「何かしら?人の話し声?」
研究室の中から物音がしたので、耳をあててみると人の話し声がした。
バタン!
「あなた、人の家で何してるの?」
リーンは勢いよくドアを開けた。
「あ、あなたの家?」
と青年が言った
「そうよ、ここは私の家。それであなたは何してるの?」
リーンはとても怖い顔をして問い詰めた。
「い、いやぁ~、珍しいところに家があったもので…」
と青年は言った。
「それで、勝手に人の家に入ったと、そういうことね?」
とリーンが言った。
「はい…」
「まぁ、いいわ!勝手に家に入った事は許してあげる。ただし、あなたがさっきの事について話してくれたらね。」
リーンはあの事について問いただそう
としたが…
「いやぁ~、それはちょっと…」
と青年が言った。
「言わないなら、そのまま3日間木にぶら下げるわよ。」
とリーンが言った。
「わ、わかりました!いいます、いいますから!ご勘弁を~」
青年は諦め話すことに決めたようだ。
「そう、それはよかったわ!私はリーン。あなたは?」
とリーンが言った。
「僕はアレンです。よろしくお願いします。」
とアレンが言った。
「そう、それじゃあ、じっくりと聞きましょうかね。」
リーン笑みを浮かべ、アレンを見たのだった。
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