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アイテムボックス

 しかし、ギルドに報告に行くには、ある問題があった。

 そう、土竜をギルドまで運ぶ方法がなかったのだ。土竜は大きくそのまま運ぶには、邪魔な部分が多すぎる。 


「いつもなら、解体して必要な素材だけを運ぶんだけど、鱗の中に隠れてちゃ解体も出来ないわね……」


「丸いなら、転がしちゃいけないのか?」


「バカなの?そもそも、こんなもの街に入るわけないでしょ!」


うっ!そりゃ、そうか。でも、そうなるとどうやって運べばいいんだ?瞬間移動が出来るわけでもないし……


「ん~~そういえば、ダンジョン踏破した時になんかスキルを取得したような気が…… ステータス!」


【名前】  アレン

【種族】  人間??

【年齢】  18

【職業】  冒険者

【レベル】 747

【HP】  748000

【MP】  750000

【攻撃力】 746000

【防御力】 7480

【魔力】  7490

【素早さ】 7470

【運】   7470

【スキル】崩壊 攻撃力増大(極) アイテムボックス 闇魔法

【称号】ドラゴンキラー ダンジョン破壊 ダンジョン踏破者


「うわっ!めちゃくちゃレベル上がってるな……ってか、人間の横に??がついてる……なんだよこれ……」


「アレンのステータスは異常だからね……人間かどうかも怪しいから??がついてるんじゃないの?」


 に、人間かどうかも怪しいって、化け物って言ってるのと同じじゃないか……失礼だな。

 

「俺はまだ人間だぞ!勝手に人外にするなよ!」


アレンは激しく憤慨した。


「……ん?それよりもこのアイテムボックスってなんだろ?」


「私にもあるわよ。ダンジョンで手に入れたスキルってこれじゃない?」


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

アイテムボックス

異空間を造り、その中に物を収納する。異空間の大きさはMPの量に比例する。

_________________


 アイテムボックスは異空間を造り、その中に物を収納する。

 いわば、いくら物を入れても重さを感じない、万能バッグみたいなものだ。


「これ、あの土竜を収納するのに丁度いいんじゃないか!?」


「よしっ!試しにあの木に使ってみよう!えっと……念じればいいのか?」


 おおっ!頭に自然と使い方が頭に入ってくる!

 ……しっかし、なんかムズムズするなぁ。頭の中を毛虫が這いずり回ってるみたいだ……

 おっ、全部頭の中に入ったな!


「アイテムボックス!」


――フッ!


「うおっ!一瞬で消えた!出すこともできるのかな?」


――フッ!


「おっ、ちゃんと出すこともできるな。これなら、土竜も運べそうだ。リーンも使えたか?」


「使えたわよ!これ、便利ね。荷物なんかもこれに入れれば楽でいいわぁ。」


 俺がアイテムボックスを使ってる間、リーンはそこらじゅうの物を出し入れし、遊んでいた。

 石をアイテムボックスで出し入れし石積をしたり、岩をお手玉の様に出し入れしたりと、魔法に似ているのか、俺より早いうちに使い慣れることができていた。


 それを見たアレンは――

「こ、これが才能の差か……!」


 賢者って言われるぐらいだもんなぁ~魔力の扱いに関しては一流だな。さすが、リーンだ!


――


 その後、俺達はアイテムボックスの扱いに慣れるため、色々な物を出し入れした。

 結果、リーンは家一個分位の量を入れられることがわかった。

 しかし俺はまだ限界が来ていない。MPが多いからかな?

 そうこうしているうちに、土竜も入れ終わりギルドへ出発した。


 ギルドについた俺達は土竜を受付にもっていった。しかしながら……


「お二人は、パーティー登録されているとういうことですが、どちらがこのような倒し方をされたのですか?おそらくは雷鳴の賢者様だとは思うのですが……」


俺があんな倒し方をしたもんだから、リーンがやったと思われてしまった。


まぁ、そうだよな低ランクの俺が土竜を倒せるようになったと誰も思わないよな……悲しいけど。


「違うわ。彼がやったのよ!すごいでしょ!」


リーンが否定しアレンを自慢する。


「嘘でしょ!一年前まであんなにも弱かったアレンが倒したっていうの!?」


「ほんとかよ!嘘じゃねえか?」


「雷鳴の賢者様がいってるんだぜ。嘘をつくわけ無いだろ!」


「じゃあ、あいつどうやって強くなったんだよ。一年であそこまで強くなるなんておかしいぞ。」


 ギルドの奴等がリーンの言葉に反応し、憶測をかわす。

 嘘だとか、どうやって強くなったか等、ついにはヤバイ薬に手を出したんじゃないかみたいな根も葉もない憶測がギルドを飛び交っていた。

そこへ、


「皆、静粛に。アレンの事情は私が聞く。仕事にもどれ。」


 ギルド長がやってきた。

 すぐにその場に声をかけると、鎮まり仕事に戻っていった。


「ギルド長~!また話さなきゃいけないんですか!もうしんどいですよ!」


「安心しろ。今すぐ話す訳じゃない。明日じっ~くり話すからな。土竜をあんな倒しかたできるやつを、最低ランクにはしておけない。」


「そんなぁ~!嫌ですよ!何が嬉しくて、むさいおっさんと話さなきゃならないんですか!」


「ほぉ~。話し合わなきゃいけないことが増えたようだな。楽しみにしとけよ。」


 ギルド長の怖い顔にアレンは絶望するのだった。

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