力試し
「崩壊ダーク・バインド!」
シュルルルルルルルルル!
バキッ!
「――ましになってきたな、骨を折る位になってる。」
威力が高すぎて汎用性に欠ける崩壊と闇魔法の混合魔法だが、制御できれば強力なものになる。アレンはまず、威力を押さえようと思った――
「最初よりも威力は弱くなったけど、まだかなり危ないな…」
「――最初の頃は、どの魔法もミンチになっていたものね。この程度、見慣れたわ。」
俺が練習していた頃はミンチになるのはざらだった。またミンチだけでなく、精神を消し去ってしまったり、跡形も残らなかったりもした。
俺も制御がかなり出来るようになり、今なら骨が折れたり、手足が無くなる位になっていた。
「まあ、使い方を誤らなければ、安全だな。」
「大丈夫、アレンならちゃんと使えるわよ!」
そうか、そうだよな!でも、そうなると闇魔法と混合魔法を使い分けるのか……めんどくさいな。まあ、大丈夫だろ!
「そろそろ、力試しにいきたいな~。」
俺達は1年もの間、森のなかで修行をしてきた。だが、俺達の強さを自分でも把握出来ていない。力試しをして実力をはかろうと思った。
「そうねぇ~、それならダンジョンに行く?」
ダンジョンか…嫌な思い出があるから気が進まないんだよなぁ………でも、そんなこと言ってもいつかは行くことになるんだもんな。トラウマは克服しておかないと!
「そうだな!いくか!」
俺達は力試しとトラウマ克服を兼ねてダンジョンに行くのだった。
「おお~、懐かしいな。ここで古代竜襲われたんだよなぁ。」
とアレンが懐かしむ。
「大丈夫、今のアレンなら簡単に殺せるわ!」
「ありがとう。リーンは優しいな…」
リーンはいつも俺のことを励ましてくれるよな。まったくいい彼女を持ったもんだ…
「よし!気を取り直して、ダンジョン攻略していこう!」
「そういえば、このダンジョン、何階層まであるんだ?」
「30階層まであるわ。今は16階層よ。」
30階層あるのか…長いな。ハイスピードで攻略しないと今日中に帰れないぞ。まずボス部屋を見つけないと!
「リーン、ボス部屋はどっちにある?」
「えっと~、こっちね!」
二人はボス部屋を求め歩きだした。
16階層 ボス部屋
ギョェェェェ
「きもっ!腐敗竜かよ…」
「オエッ!に、匂いがここまで来るわ…」
「さっさと終わらせよう。出力10%、崩壊ダーク・エクスプロージョン!」
――ドカァァァァァァァァァァァァァァァァン
「跡形も無いわね…」
17階層 ボス部屋
「さぶっ!次は氷竜かよ。」
「大丈夫?アレン、防寒着貸すわよ。」
「あ、ありがとう。出力50%、崩壊ダーク・カッター。」
――ザン
――ボトリ
「は、早く行こう!さぶっ!」
20階層 ボス部屋
「次は、エレメント・ドラゴンか…もう疲れてきた…」
「頑張って、アレン!」
「…崩壊パラライズ。。」
――ギャ、ギャァ、ァァァァ…
――ベチャ!
29階層 ボス部屋
「ようやく、古代竜か…もう気力がないけど」
「しょうがないわね~」
――チュ!
「気力MAX!どんな敵でもかかってこい!出力50%、崩壊ダーク・パレットォォ!」
「元気になりすぎ…」
最終階層 ボス部屋
――ゴギャァァァァァァ!
「ま、マジかよ、最終ボスは時空竜だと!」
とアレンが驚く。
「時空を操り世界を破滅させるあの伝説の竜!?」
時空竜はヤバイ、まず空間と崩壊のどっちが勝つかもわからない。もしかしたら、空間が崩壊するかもしれない…
アレンたちは古代竜よりも凶悪な伝説の時空竜と戦うのだった。
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