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おとぼけ小話 陰陽師と弟子   作者: 春山秋彦
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陰陽師と弟子 103話 チョコレート効果

2022年2月10日  103話 チョコレート効果


陰陽師「2月と言えば。」

弟 子「2月といえば、豆まきですよね。オニクロン退治の豆まきしましたよ。」

陰陽師「そんなことは、分かっている、一緒にやってではないか。それに、BB弾も渡したぞ。」

弟 子「じゃあ。なんです?」

陰陽師「2月と言えば、バレンタインデーじゃ。わしは、まだ、チョコを貰っておらんぞ。」

弟 子「あのー。僕は、お師匠さまを尊敬していますが、チョコをあげることはできません。」

陰陽師「できないだと。なぜじゃ。」

弟 子「チョコをあげるということは、愛の告白をすることなんですよ。私たちの中は、恋人同士なんかじゃないんですから、チョコをあげるなんて、できません。それに、僕は男だし。」

陰陽師「男は、チョコをあげられないのか?」

弟 子「当たり前です。もし、バレンタインデーに、チョコなどあげて、大事件になったら、どうするんです?」

陰陽師「大事件?どんな大事件がおきるというんじゃ?」

弟 子「もし、僕が、お師匠さまにチョコをあげると、お師匠さまは、みんなにチョコを貰ったと見せびらかして、みんなにいいふらすでしょ。そうしたら、どうなると思います?」

陰陽師「どうなるんです?」

弟 子「お師匠さまと僕たちが、恋人同士だと、みんなが、思ってしまうじゃありませんか?」

陰陽師「わしとお前が、恋人同士。まさか。誰も、そんなことは、思わないさ。」


陰陽師「うふふ。うふふ。ウフフ。ウフフ。」


弟 子「お師匠さま、何を想像しているんですか?」

陰陽師「わしは、なにも想像しておらんぞ。」

弟 子「えー。怪しい? そうだ、読心術。」

陰陽師「バリア。」

弟 子「見えないや。お師匠さま、ずるい。」

陰陽師「弟子に、師匠の心を読まれるようじゃ、情けないからな。」


陰陽師「ところで、チョコレートは、オニクロン退治に、有効らしいぞ。パクリ。」

弟 子「誰にもらったんです。」

陰陽師「バレンタインデーが終わったので、安売りしていたので、買った。」

弟 子「なーんだぁ。」

陰陽師「次にオミクロン退治に効くのは、雛アラレだと書いてあると。」

弟 子「雛アラレですか? あれは、女の子も祭りなんですよ。どうしよう。」















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