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序列学園  作者: あくがりたる
剣特騒乱の章
27/138

第27話~制裁仕合1~

 学園中が制裁仕合(せいさいじあい)の話題で持ち切りだった。

 下位序列の者が集団で特権持ちの上位メンバーに逆らうなど前代未聞なのだから当たり前である。

 剣特トップの影清(かげきよ)と剣特の(あかね)リリア、火箸燈(ひばしあかり)槍特(そうとく)柊舞冬(ひいらぎまふゆ)、そして体特の澄川(すみかわ)カンナが制裁仕合の対象だった。

 その仕合は放課後、つまり今まさに行われようとしていた。

 仕合場の周りにはカンナが響音(ことね)と闘った時のように多くの生徒が観戦者として集まっていた。

 カンナは舞冬、リリア、燈と共に金網の前で影清の到着を待っていた。4人で影清と闘うという思惑は影清には通じず、各自1人ずつ闘うことになってしまった。

 リリアと燈は俯いていた。舞冬だけは辺りをきょろきょろと見回している。


「けっ! 序列仕合ならともかく、制裁仕合ってのまで観客がいるのかよ。あたし達のお仕置きは見世物かよ」     


 燈が不満そうに言った。

 もちろんこの仕合にも学園としての意味はあるのだろう。下位序列の者が上位序列の者に歯向かった事への見せしめ。それが制裁仕合の目的なのだろう。


「ほほう、集まってる生徒はほぼ全員ね。いないのは病室で絶対安静の逢山東儀(あやまとうぎ)君と村当番の2人と序列3位の久壽居(くすい)さん。あと瞬花(しゅんか)ちゃんか」


 舞冬の言葉に辺りをよく見ると、畦地(あぜち)まりかと祝詩歩(ほうりしほ)も少し離れた所にいた。美濃口鏡子(みのぐちきょうこ)も弓特の生徒と思われる者達と一緒にいた。もちろん、今回は割天風(かつてんぷう)も視察に来ていた。村当番は斉宮(いつき)つかさと下位序列の体特の生徒である。

 つかさは村当番に出発したばかりでカンナが制裁仕合の対象になっていることは知らない。

 観戦者である生徒達はざわついていたが突然静まり返った。

 黒い大きな鎌を2本背負った男がやって来たのだ。

 影清は金網の前で立ち止まった。

 仕合場は金網で囲まれているが、出入口は2つあり、対戦者同士が向かい合うように入って来れるように対面に設置されている。

 カンナ達の対面の入口から影清は先に仕合場に入って行った。真ん中当たりまで来るとカンナ達に向かって話した。


「弱そうだな。お前ら。変更だ! 4人まとめて中に入れ! 安心しろ! 制裁仕合だ。殺しはしない」


 その発言に場は騒然とした。カンナ達4人はもちろんだが、一番驚いていたのは畦地まりかだった。


「ちょっと……!? 影清さん? 話が違うじゃないですか! 1人ずつ制裁するんでしょ? 4人同時というのはあの子達の罠かも知れないんですよ?」


 リリアと燈は表情を動かしたがカンナと舞冬は平静を装っていた。

 リリアも燈もカンナと舞冬がどんな作戦を立てているのか知らされていないのだ。


「口答えするな、まりか。例え4人同時だろうが俺がこんな反逆者共に遅れをとると思うのか? お前も制裁するぞ?」


 影清は笑って言った。


「せめて2人ずつに分けてやるべきです。必ず姑息な作戦を立てています。初めから4人同時に影清さんと闘うというのが目的で舞冬とカンナは歯向かって来たのでしょうから」


 読まれている。カンナは自分の思惑通りに4対1で影清と闘えなかったのはまりかのせいだと思った。1人ずつ闘うとなると勝ち目はゼロだ。出来れば影清の気まぐれで4人同時に仕合に持ち込みたい。

 隣で舞冬はまりかに向かって舌を出していた。

 それに気付き微笑み返すまりか。

 カンナは以前剣特寮でまりかに会ったときに恐怖を覚えて以来、まりかを恐れるようになってしまっていた。あの時の笑顔の裏に潜んだ恐怖がカンナを震わせた。


「大丈夫? カンナちゃん」


 舞冬がカンナの異変に気付いて声を掛けた。


「大丈夫です!」


 カンナは自分の頬を両手で叩き気合いを入れた。


「そこまで言うならまりか、こいつらにどんな作戦があるんだ? 言ってみろ」


 まりかは影清から目を逸らして俯いた。


「言えねーのかよ。ふん、まぁいい。こいつらの作戦が破綻して絶望する様を見るのもいいかもな。よし、ならこうしよう。先に柊舞冬、澄川カンナを制裁する。それが終ったらメインディッシュの茜リリアと火箸燈を制裁。それでいいか?」


「はい、それなら」


 影清の気まぐれに、まりかが溜息を付き渋々承諾した。


「あーあ、私達は前菜だってさぁ~カンナちゃん」


「私達だけでお腹いっぱいにしてあげましょうか」


 まりかの前では舞冬と目を合わせるなと舞冬自身に言われていた。理由は教えてくれなかったのでカンナは言われた通り舞冬の顔はここに来てから見ていない。恐らく、アイコンタクトだけで神眼(しんがん)を使うというまりかに作戦が露見してしまうことを配慮してのことなのだろう。


「カンナ、舞冬さん、1人ずつの制裁は免れたけど、4人同時でないことに変わりないわよ。ねぇ! 私達どうしたらいいの? いい加減作戦を教えてよ」


 リリアが不安げに言った。


「いいからいいから! 私達の仕合が終わった後にリリアと燈ちゃんは全力で影清さんと闘って! それだけだから」


 舞冬が答えた。

 カンナは何故舞冬がリリアと燈に説明しないのか理解出来なかった。ただ、横目でちらりと見た舞冬の顔は笑顔だった。

 カンナ達がいる方の金網の入り口の所に重黒木瞻(じゅうくろきせん)という師範が歩いて来た。いつも仕合を取り仕切っている熟練の男で、体術特待クラスの担当の師範でもある。

カンナは重黒木に軽く会釈をした。


「お前達、今回の制裁仕合はこの学園始まって以来の事だ。我々師範も厳戒体制で取り仕切る。序列仕合と違い制裁対象者の殺害は許されていない。万が一、影清がお前達を殺そうとして来たらすぐに我々が仕合を止める。奴は何をするか分からん」


 重黒木はそう言うとカンナと舞冬を連れ金網の中に入った。

 金網の外には学園の師範達、重黒木を抜いた6人がぞろぞろと歩いて割天風の周りに集まった。学園の師範達が7人全員集まる仕合など初めてのことである。

 師範達は武術と学問のみを生徒に教授するという役割のみが与えられている。それ故生徒間のいざこざや村での問題等には一切関与しない。響音(ことね)とカンナの問題の時も力になってくれることはなかった。

 カンナと舞冬が金網の中に入り影清と向かい合った。

 影清は腕を組みにやにやとこちらを見ていた。逢山東儀との仕合の時と同じく、背中の大鎌2本と腰の刀の装備のみだ。

 舞冬は得意武器の方天戟(ほうてんげき)を振り回した。


「よっしゃー!! 頑張っちゃうぞー!!」


 これから影清にぼこぼこにされてしまうかもしれないというのに舞冬は元気そうだ。

 舞冬は腰に短い刀も()いていた。刀も使えるのだろう。

 カンナは目を(つむ)()を溜めるために集中した。


「それでは、これより学園序列4位影清による学園序列8位柊舞冬と学園序列10位澄川カンナの制裁仕合を開始する」


 カンナは目を明け影清を見た。

 影清は腕を組んだまま大勢を変えない。

 舞冬は方天戟を前に構えた。


「始め!!」


 重黒木の合図で制裁仕合が始まった。


「私が先に仕掛けるわ!」


 舞冬が言うと方天戟を右に構え、正面から影清に突っ込んだ。

 影清の表情が動く。右脚。

 カンナは初期動作から影清の攻撃が前蹴りだと見抜いた。逢山東儀の時と同じだ。

 舞冬も反応して右に躱し素早く回し蹴りを影清の頭部を狙い放つ。左腕で受けられたので距離を取った。舞冬はすぐに影清の背後に周り今度は後ろ回し蹴りを放つ。影清は姿勢を低くし蹴りを躱し、蹴りを放ち着地した舞冬の脚に振り向きもしないまま後ろ蹴りを放った。舞冬は蹴りを食らう前に方天戟の柄で防いだ。


「いてっ!」


 防御も完璧だったが影清の蹴りの威力が常軌を逸しているようで舞冬は数メートル吹き飛ばされた。


「まじか!! パワー半端ない!!」


 方天戟で防がなければ大怪我だった。今の打ち合いで影清の体術が舞冬を遥かに上回っていることが分かった。


「何故得意武器で攻撃して来ない?」


 影清が舞冬に言った。

 おそらく、舞冬が方天戟を使えば影清も刀、若しくは背中の大鎌を使うだろう。そうなれば「神技(しんぎ)神斬(しんざん)」を使われてしまい部が悪い。出来れば体術だけで倒したい。そう思っているのだろう。

しかし、舞冬と影清の体術合戦は影清に軍配が上がった。


「私は武器も抜かない人に戟は向けませんよ! 優しいから!」


 舞冬は笑顔でおちゃらけた様子で言った。

 ふと視線を感じた。

 まりかが眼を異様な色に輝かせていた。


「影清さん。舞冬が武器を取らないことには重大な理由があります。気を付けてください」


 まりかが何かを見切ったかのように助言した。あの眼が『神眼(しんがん)』なのだろう。


「誰に向かって気を付けてとかいいやがる? この俺が、気を付けなけりゃこいつらに共に負けるとでも?」


 影清がイラつきながらまりかに言った。

 その瞬間カンナは影清の懐に入っていた。


「なに!?」


 思わず影清が呟いた。

 もらった。

 カンナは確信した。

 この攻撃が入れば勝てる。防いでも無駄だ。一撃必殺こそ『篝気功掌(かがりきこうしょう)』の真髄。

 カンナの掌底は影清の腹に伸びた。

 冷たい鉄の感触。

カンナの掌底は黒い大鎌で防がれていた。

 観戦者達がざわめく。

 重黒木が身構えていた。


「カンナ!!離れて!!」


 舞冬が叫ぶ。

 カンナは影清の鎌から目を逸らさないように距離を取った。

 美濃口鏡子は影清の武器の振りの前に立つなと言っていた。カンナと舞冬の予想だと斬撃が飛ぶ。カンナは自分が使う氣のようなものだと認識していた。


「俺に武器を抜かせるとはな。雑魚の割には健闘したな。ほら、かかって来い」


「柊さん、ごめんなさい。武器を」


「仕方ない、武器を使われる前に倒したかったけど、そう甘い相手ではないからね」


 影清は大鎌を片手で1本持っている。その鎌を舞冬に向けていた。


「私が行きます!」


 言うとカンナは影清に向かって走り出した。


「篝気功掌・連環乱打(れんかんらんだ)!!」


 カンナの正拳、裏拳、上段蹴り、下段蹴り、ありとあらゆる打撃が細身の身体から目にも止まらぬ速さで繰り出される。

 影清は鎌を持っていない方の手でその乱打を捌いていた。しかし次第に捌き切れず一旦カンナから距離を取った。


「体術では絶対に負けない……だったか? 澄川カンナ。だったら体術で俺を倒してみろ」


 影清は持っていた鎌をまた背に戻し構えた。


「何してるのよ!? あの人は」


 その様子を見ていたまりかは焦りと苛立ちで呟いた。

 影清が仕掛けた。カンナの拳を捌き、蹴りを捌き、カンナの高速の乱打を確実に捌いてくる。

 観戦者達は固唾を呑んで見守る。


「す、凄い……!」


 リリアも燈も息をするのも忘れるくらいカンナと影清の体術合戦に魅入っていた。

 重黒木もその2人の応酬に舌を巻いていた。

 しかし、次第に影清の方に疲れが見え始めた。

一旦距離を取ろうとする。

 カンナは逃がさない。

 技を仕掛けた時点とほぼ変わらない速さをいつまでも維持している。カンナはそのまま影清を倒してしまうのではないかという勢いだった。

 不意に影清が腰の刀を抜き放った。


「鬱陶しい!!」


 それを避けるためカンナは上体を逸らし仕方なく距離を取った。

 影清の呼吸は乱れていた。


「もらった!!」


 影清の背後から方天戟を頭上に構えた舞冬が飛び掛る。

 影清は咄嗟に反応し刀でそれを受け、弾く。

 初めて武器と武器が交わる音が仕合場に響いた。

 舞冬は一撃だけでまた下がった。

 カンナも構えたままだったが、息を切らしていない。


「分かった、分かった。よし、ここからは真面目に武器を使ってやる」


 影清が言うと刀を鞘に収め、背中の大鎌に手を掛ける仕草をした。


「させるか!!」

 

 舞冬は叫ぶと方天戟を槍のように使い影清に乱れ突きを仕掛けた。

 それをかわしながら大鎌を1本抜き放ち方天戟の突きを払った。


「悪かったよ、お前達。流石に序列10位以上だな。だが、俺がこの鎌を使ったら最後。仕合はもう終わりだ」


 影清は鎌を体の前に構えると腰を低くした。

 重黒木の表情が動いたような気がした。


「まずはお前だぁぁ!! 澄川ぁぁあ!!!」


 黒い大鎌は風を切り裂き高い音を発していた。鎌がカンナを裂こうと襲いかかる。

 カンナがしゃがんでかわす。が、影清のもう一つの手にはもう1本の大鎌がいつの間にか握られていた。その鎌がカンナの頭上から振り下ろされていた。

 避けられない。

そう思った時、方天戟が鎌を止めた。


「あっぶない!!」


 舞冬がカンナの隣で大鎌を払った。

 その隙を見逃さなかった。


「篝気功掌・斬戈掌(ざんかしょう)!!」


 手刀。影清の横腹を狙う。影清がカンナを睨み付ける。大鎌に何か力を感じた。早い。大鎌は避けられない。

 せめて一撃。

 手刀は空を切った。

 避けられた。いや、(かす)ったか。

 カンナが振り向くと大鎌。と、その間には舞冬が飛び込んでいた。


「神斬・黒天蜉蝣(こくてんかげろう)!!」


 氣とは違う力。神技。その力の波動をカンナはしっかりと肌で感じた。

 カンナには見えた。影清の大鎌から放たれる波動が。大鎌は舞冬の方天戟に防がれたように見えたが方天戟は2つに割れ、舞冬の身体からは大量の血が吹き出ていた。

 大鎌は舞冬には触れていない。その刃から放たれた波動が舞冬の身体を切り裂いたのだ。

 舞冬の身体がカンナに背中から覆い被さる。


「柊さん!?」


 カンナは舞冬に気を取られ2振り目の大鎌を忘れていた。

 視界に入る大鎌。その刃はカンナの目の前でピタリと止まった。

 影清と舞冬を抱えたカンナの間にはいつの間にか重黒木がいた。

 重黒木は鎌を左手で止め、右手で影清の左胸に4本の指を立てていた。

 刃から放たれる筈の波動は消えカンナは無傷だった。


「終わりだ、影清」


 重黒木が静かに言うと舌打ちをして2本の鎌を背中に戻した。


「決着が着いた。以上で、柊舞冬、澄川カンナの制裁仕合は終了とする!」


 重黒木が右手を上げて宣言した。

 その宣言と同時に周りの静寂は消え再び観戦者達のざわめきに包まれた。


「柊さん? 柊さん!?」


 カンナが舞冬に声を掛ける。

 意識が微かにあるようでカンナを見つめていた。

 重黒木は医療担当者を連れてきて舞冬を担架に乗せさせた。すぐに止血などの応急処置が行われた。


「……カンナちゃん、リリアさんと燈ちゃんの仕合……頼んだわよ」


 そう言うと舞冬は目を閉じた。


「いや、いやよ、そんなの……」


 カンナは舞冬の手を握った。すぐに舞冬を乗せた担架は医務室へ運ばれていった。


 重黒木がカンナに近付いてきた。


「大丈夫だ。柊は死なない。信じろ。お前と柊の仕合は終わったが、まだ茜と火箸の仕合がある。応援しろ」


 そう言うと重黒木はカンナの頭をぽんと叩き立ち去った。

 リリアと燈が金網の中に入ってきた。


「カンナ!! 大丈夫か!!? お前、血が」


 燈が心配してカンナの肩に手を置いた。今まで気付かなかったが、舞冬の返り血を浴びていたようだ。


「大丈夫……これは……私のじゃないわ」


「まさか、舞冬さん……こんなことになるなんて」


 リリアが涙を流しながら言った。


「リリアさん、燈、良く聞いて。影清さんの神技・神斬は斬撃を飛ばす力と全てを切り裂く力。私はその弱点を見つけたの」


 リリアと燈が驚いたような表情をした。


「さっき舞冬が斬られたのはその力だったのか……」


「でも、カンナ、もう弱点を見つけたの!?」


 リリアが戸惑いながら聞いた。


「神斬は常に発動している訳じゃない。影清さんの意思で発動する力。しかもその力を使う時には少し隙が出来る」


「隙が……!? 私達にはそんな隙見えなかったわ」


「隙とも思えない隙なんじゃ、あたし達には対処出来ないよ、カンナ」


 リリアも燈も僅かな隙が見えなかったらしい。


「私は、神斬の発動8秒前から探知出来る」


 カンナの衝撃の発言にリリアと燈は驚いた。


「ほ、ホントか!? カンナ!!」


「それも、氣の力で?」


 カンナは静かに頷いた。

 そしてカンナは目線を横に動かした。

 リリアと燈がその目線を追って見ると、眼の色を深い蒼にしてこちらを見ている畦地まりかがいた

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