能力の代償
目を覚ますと俺は・・・・・・軍人になっていた。
立派な軍服と黄金に輝く勲章を身に付けた俺が鏡の前に立っていた。ん?まてよ、俺の顔がスゴく老けてるような・・・・・・
「ノア少佐、ヒューストン大佐がおみえです。」
「ああ、わかった、いまいく」
あれ?無意識に返事をしてしまった?それはさておき、そのヒューストン大佐に会いに行かないとな。そう思いこのゴージャスな部屋のドアを開けた。そこにはメイドらしき人と眼帯のご老人がいた。たぶんこのご老人がヒューストン大佐なのだろう。
「ノア少佐、お久しぶりだなぁ。ヴァルジャン大戦の時以来かな、ほんとうに感謝してるよ」
「あぁ、ええ、まあ・・・」
なにもわからないので反応に困る・・・・、それを聞いたヒューストン大佐は「はっはっはっ!相変わらずだね!」と懐かしそうに、嬉しそうに話しかけてきた。
「まあいい、君がいつもどうりで安心したよ。それよりも君が軍を脱走したってほんとかね?なぜ脱走したか詳しいく聞きたい所だな」
ほんとになにがなんだか分からない・・・・・・・どう答えればいいか分からないので迷っていると
「見てしまったのかね・・・・・あの実験を・・・」
実験・・・・・?ほんとに分かんない・・・・なぜか空気も重い・・・・
「やっぱり見たのかね・・・・・しかtないね・・・・」
というとヒューストン大佐は胸ポケットからちいさな小銃をとりだし銃に向けた。
「すまないね・・・・・これも命令なんだ」
「!?!?!?!?!?!」
とまどった俺は一瞬かたまってしまった。しかし、ヒューストン大佐もすぐには撃たなかった。その後すぐ体が動き、逃げ走った。
逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げまっくた。
「はぁ、はぁ、はぁ、、、、」
気づけば森の中、そして二人っきり。そう、ヒューストン大佐と二人っきり。
「私から逃げられないのは承知の上だろうに・・・」
俺はまた夢中に足を動かし、走った。しかし、足に酷い痛みを感じた。その直後、転がった。
「あ”あ”あ””あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!」
酷い痛みに叫ぶしかなかった。おそるおそる足を見た。痛みの原因、足がない。もげている。
「ほんとにすまないな・・・」
ヒューストン大佐はまた私に小銃を向けた。もう逃げられない。しかし、思い出した、俺には不死身の能力を神様にもらった。だから死なない。そう死なないんだ。そして、小銃の音を聞いた。このときは知らなかった。それがちっぽけな可愛い音ではなく、重く自分を苦しめる死神の叫び声だったことを。
頑張って作りましたw
暖かい目で見てください!
次回作はたぶん8月ぐらいに出します。