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8:ショットガンはいかが?

自殺したアンドウは恋人のリョウが化け物になって帰ってきたことで、精神の支えを失った。

感染者になる前に、自分にトドメを刺した。

そして今ここで死んでいる。

エクスは彼の死体を見て、せつない気持ちになる。

だが、部屋の物色はしないといけない。

武器とアヤの為にエネルギーが満タンの簡易充電器を探さなくてはいけないからだ。



「さて………武器を探さないと、武器庫があると日誌に書いてあったけど…これの事か?」



武器庫というよりもロッカールームを転用したものだ。

大きさも殆どロッカーと変わらないし、外見も白色からオリーブ色に変化している程度だ。

鍵は施錠されていないので、エクスは武器庫の扉を開いた。

武器庫に保管されていたのはエクスが装備しているSSP220とポンプアクション式で黒色に塗装された散弾銃RM870だ。

このRM870はどうやら最新鋭モデルのMCSと呼ばれているモノらしい。

あと日誌に書かれていたサブマシンガンであるMP5はここには置かれていない。

あるのは拳銃とサブマシンガンで使用される9mmパラベラム弾3箱と、ショットガンの散弾が1ケース入っていた。



「なるほど、ある程度備蓄されていたってことは………それなりに対策していたってことかな、ん?よく見たら箱の中身が無いのがあるぞ………」



このうち、9mmパラベラム弾の2箱は弾がなくなっていた。

リョウが持ち出したものだろうとエクスは推測する。

それでも拳銃の弾は30発と未使用のSSP220、空の弾倉4つ、ショットガンは25発分を確保することができた。



このM870にはシェルホルダーがついているので5発分はここに詰め込めるが、残りはウェストバッグに入りきらなかったので、ジャケットのポケットに散弾の弾を入れ込む。

そして散弾銃が移動中に落下しないようにRM870の紐付けを行ってから早速RM870ショットガンに弾込めを開始した。

5発入れ込んで薬室に押し込む。

ガシャンとポンプアクション式のショットガンの特徴である装てん音が聞こえる。

拳銃よりも散弾のほうが弾の拡散率が高いので、密室や廊下ではショットガンがその威力を遺憾なく発揮することだろう。

ただ、弱点を挙げるとするならば、ポンプアクション式なので一発、一発の弾込めをしなければいけないということだ。

また、次弾を発射するときにはポンプを動かして空になった薬きょうを排出しなければいけないので、リロードをしている最中に襲われたら元も子もない。



「よし、これで武器のほうはこれでいいか…あとは充電器だな、充電器………」



アヤの命の源でもある充電器。

ポータブル方式の簡易充電器を探すと机の引き出しの中に70%ほど充電が残っている充電器を発見した。

充電器にはマジックで『持ち出し厳禁』と書かれている。

以前誰かが備品をパクったのではないだろうか。

この充電器がアヤの端末に使用できるかどうか見てみるが………。



「ああ………これは使えないな………端末の規格が合わない………アヤのはUK式だ。これは規格がUS式………変換機があれば使えるんだが………ないかな?」



この充電器はアヤの端末に接続できるものではなかったので、部屋の隅々まで探していると、部屋の片隅に接続されたコンセントにエクスは注目した。

コンセントには警備室に置かれているウォーターサーバーがあるが、そのウォーターサーバーはイギリス製のもので、規格を変えているので変換機が差し込まれていたのだ。



「………どれどれ、試しにこの変換機を外してみてこの充電器が使えるか………うん、差し込めるみたいだから使えるな!!!こいつはラッキーだ!!」



アヤの端末に接続使用可能な端末変換アダプターをエクスは発見した。

エクスはよしとガッツポーズをとってから端末互換機と充電器を持ち出して、警備室を後にした。

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