異世界物でずっと気になってること
なんで Sランク なんだ?
ずっとずっと昔から思っていたんだが、異世界ファンタジー系小説に登場する冒険者ギルドで、何故アルファベット表記のランク分けをするのだろうか?
簡単だから? 少ない表現で階級の順番を表せるから?
単純に格好いいから?
だが、地球とは違う異世界である以上、言語や文字は違う筈だ。同じ場合もあるが。
中には英語や日本語とかが特別な意味合いとして使われる作品もあるが、ほとんどの作品ではまるで当たり前のようにアルファベットがランクに使われる。
D級、C級、B級、A級、S級、果てはSS級。
なんでだ、と聞きたい。
確かにA級より上ってなったらS級を思い浮かべるよ。
ゲームでも、グレードの高い評価はSやSSとかだし。
でもそれは地球人だからじゃないのか?
文化の違う異世界で、どうして地球の文字がさも当然のように使われているんだ?
その世界はアルファベットが当たり前に使われる世界なのか?
それとも、地球文明の延長にある世界なのか?
これは甚だ余談になるが、私が初めて異世界ファンタジー物でSランクという物を見たのは、『黒き雷光』と呼ばれている“彼”が出るヤツや、某軌跡シリーズだったと思う。
当時はそんなに気になっていなかったが、こういうどうでもいい事に引っ掛かるのは、私がオッサンになったからなのだろうか。
ランクを表す以上、アルファベット表記が分かりやすいのは理解出来る。
例えAランクだのSランクだのと言っている異世界物でも面白いものはある。
しかし、この数多ある「なろう小説」において、Sランクとかを使用しない異世界ファンタジー小説がランキングに上がってきたのは数える位だ。
まあ、これは自分が見てきた限り、と言う注釈があるが。
再度言いたいが、別にアルファベット表記のランク分けが悪いというワケではない。
実際に市民権を得ている以上、私の意見はマイノリティだというのは重々承知している。
しかしそれでも、こう思ってしまう。
『たまにはSランクとかが出てこない異世界ファンタジーが読みたい』
と。
さあ、スコップを片手に今日も新しいなろうの小説を見つけにいこう。
きっと、その大多数にSランクが出てくるのだろうけども。
あれ?
他にもアルファベット表記のヤツってなかったか?
ああ、能力値でもあったな。