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鵺とキョウト

あけましておめでとうございます

今年も少しずつ小説を書きながら、ゆったりとしていきます

今年もどうぞよろしくお願いします

朝起きると、女5人に抱きつかれたまま眠っていた。

外は薄っすらと明るいくらいだ。


(テントはもう1つ必要だな…)


そんな事を思いながら彼女達を起こさない様に外に出る。

森の中は(きり)が出ていた。

寝る前に、テント周り5メートルに五方結界(ごほうけっかい)を置いていたが、結界の外には森にいそうな妖怪が集まっていた。


「結界張ってて良かったな、みんな(よだれ)()らしてこっち(にら)んでやがる」


主に動物系の妖怪が多く、牙を出して結界に爪を当てている。

レベルは10~25程度。

王顕は、そのまま妖怪を放置し川で顔を洗う。


「つんたっ、地球は人間がどんどん自然を壊してるからな…、川で顔を洗うなんて考えた事なかったな」

「グルルルゥ」

「「ギャアギャアギャアァ」」

「ん?おっ、何かデカイのがいる」


妖怪たちが騒ぎ出したので振り向くと、大きな獣が近付いてきていた。

大きさは馬より少し大きいくらいで、複数の動物の混ざった姿、妖怪の中でも有名な部類【(ぬえ)】だ。

ノッシノッシとこちらに近付き、小さい妖怪たちは森に消えていく。


【鵺】

種族 妖怪

役職 中級妖怪、山の主

レベル 77

HP 3020

MP 2210

攻撃力 184

防御力 130

特攻力 187

特防力 153


「この世界でもかなり強い方だな…」

「…山から出て行け」

「おおう、喋れるのかよ!!」


王顕はイヴィルとして人間の姿になり、隠蔽(いんぺい)でレベルを70に設定している。

鵺は、自分よりレベルが低いと思い、近付いてきたようだ。

外の状況に気付き、仲間達が起きて外に出て来た。

彼女達も隠蔽を使い、レベルは30ほどに設定してもらっている。


「あれは」

「何か来たようですね」

「ん?、まだ子供じゃないか…」

「―食料?」

「不思議な生き物ですね、混ざっています」


戦闘態勢、仲間全員が隠蔽を解いた。

姿が変わり、圧倒的プレッシャーが盛り全体を振るわせる。

鵺は、今更ながら相手の脅威を感じ取る。


「な、何なんだお前達…」

「誰が仕留めるの、ボクが殺ろうか?」

「貴女だと後処理が大変ですから、(わたくし)とエリザで仕留めて素早く血抜きします」

「任せてください、狩りは得意分野ですから」


ルカとエリザノーラが鵺を狩ろうと動く。

彼女らの動きは鵺には見えなかった。


「”石柱縛(せきちゅうばく)”」

「な、何をするのですか」

「むぅ、王顕様?」

「まぁ、待て待て」


王顕も隠蔽を解き、トラップ型の武法を使用する。

白い石で出来た六角形の石柱が、ルカとエリザノーラの足元から突き出ると2人を石柱に同化させた。


「お前子供なんだって、なら子供を殺すのは気が引けるだろ」

「…」ボウン

「お…」


鵺の姿が獣人に似た姿の少年になる。

王顕は結界を解くと、鵺に近付く。

鵺は自然と(ひざまず)いていた。


「お前この山の主ってことは、この山を守っているんだろ」

「はい」

「俺たちは今日中にこの山を出て行く、主なら山の妖怪達に、俺達に関わらないように伝えてくれ」

「はい、分かりました」


鵺は頭を下げ森の中に戻っていった。

石柱と一体化している2人に、軽く攻撃を当てると石の部分だけが細かく(くだ)かれた。

ゲームの中でも、この技は仲間のプレイヤーに助けてもらえる設定だったが、仲間以外の攻撃では壊れずHPだけが削られる。

早めに山を越して、次の目的地に行く事にした。

荷物をまとめ終わると、エリザノーラが何かに気付く。


「王顕様、足音が聞こえます」

「妖怪か?」

「人の歩幅です、ですが数が多い、王顕様が言っていた列かもしれない」

「…朝日には眠り薬を与えてあるから、5日は起きないはずだが…」

「確証は無いので、そうとは言い切れない、でも動きが凄い、全員が同じ速さで動いてる」

「どう言う事?」

「あと30秒で接触します」

「まじか、みんな隠蔽使え」


王顕たちは、結界を解ける姫巫女がいる事を知らないので仕方が無い。

それに、あの行列には特殊な効果があることも、姫巫女の乗る牛車の効果で、効果範囲の仲間達のMPを使い速さに還元しているのだ。

王顕が襲ったときは、丁度MPを回復中だったので普通に歩いていたのだ。


「俺は鳥になって空から観察してるから、お前らこっちから攻撃は決してするなよ」

「そんなに心配しなくても大丈夫だよ」

「叉夜…」

「わっ冷たい目線!!」

「―ミクもお兄ちゃんに付いて行く」

「それでは私も上がります」

「じゃあ下には叉夜、ルカ、イジェの3人だな、頼むぞお前ら」

「かしこまりました」

「任せてよ」

「うむ…」


王顕は小鳥に姿を変え、ミクトルンは取り込んだ(ふくろう)に、エリザノーラは元の姿に戻り気配を()ち、木の上に隠れる。

すぐに例の列が、下の3人と鉢合(はちあ)わせる。

こんな人気の無い山の中、3人の女が居れば気にはなるだろう。

列は彼女達を見付けると、目の前で止まった。


「君たち、こんな所でどうしたんだね?」


前列に居た武士が叉夜たちに話し掛け、その後ろ居にた武士が、歩みを止めた理由を上の(くらい)の者に連絡に行く。


(まじで木曽の列かよ、あの結界と朝日をどうにか出来たのか…)


王顕は、内心驚きながら観察を続ける。

話し掛けられ答えるのは、あの中で1番適したルカだ。


(わたくし)たちはキョウトに用事がありまして、それなりの準備をして向っていたしだいです」

「そも用事とは?」

「私たちの夫が、キョウトの近くで妖怪に襲われ、今キョウトで治療を受けてるらしいのです」

「そうだったのですが…」

(おお、作り話としては上等だぞ)


すると(うしろ)の方から光照がやって来た。


「お嬢さんたちだけだと不安じゃろう、儂らと共に行かんか?、なにちょうど通り道じゃ気にすることはないぞ」

「それは、願ったり叶ったりです」


ルカが、どうすればいいか王顕の指示を待っている。

すると、いきなり叉夜が元気よき手を上げる。


「はい、はーい、ボクは賛成、早くキョウトに着けるし安全なら、断る理由はないよ」

「さ、叉夜っ!」

「良いんじゃない、叉夜のいう通りだろ」

(いち)まで…」

(きく)は反対なのか?」

「はぁ〜、それではご一緒させてもらっても、よろしいでしょうか?」

「うむ、よいよい」


ルカたちは列の後方に並ぶことに、因みにヒノモトでは偽名を使っていて(叉夜以外)、ルカが菊、イジェメドが市、ミクトルンは(まい)、エリザノーラは(あや)と適当につけた。

列はまた牛車の効果を使い、キョウトを目指す。

王顕と残された2人は、列が行ったのを確認して地上に下り、姿を人のに変える。


「―行っちゃったよ」

「行きましたね」

「追いかけて先回りしねーとな」

「直接、キョウトまで突っ走るの」

「あぁ、お前らは欲界の倉庫(たけじざいてん)に入ってもらう、俺1人で動いた方が速いしな」


欲界の倉庫(たけじざいてん)の中に、ミクトルンとエリザノーラの2人を入れる。

いざ、キョウトに向おうと歩みだした時だった。

目の前に鵺が現れた。

最初に出会った時とは違い、歩き方がぎこちないし、背中には負傷した小さい妖怪を乗せている。


「身勝手ではありますが、どうか助けてください」

「ん?どうした?」

「武士達に…、まだ向こうの方にも負傷した奴らが…」

「あ、あ~、なるほどなさっきの」


この山に住んでいた妖怪たちが、さっきの列にやられたようだ。

特に重症な妖怪を乗せて、王顕に助けを求めに来たようだ。


「…」

「よし、見せてみろ」

「か、感謝します」


不安そうな顔をしていた鵺だが、王顕の即決で安心し頭を下げる。

王顕は背から下された妖怪の傷を見る。

刀傷で、深い、怪我をしているのは【木霊(こだま)】に【猫又(ねこまた)】など、人に害をなさないものが多かった。

王顕はメガポーションで足りるか試すと、傷も塞がりHPも回復する。


(重傷者で治るなら、他の奴らもこれでいいな)

「お前もこれ飲んどけ、怪我してるだろ」

「お、俺は、先に仲間達に」

「お前も仲間達に、これを飲ませに回らなきゃいけないだろ、その足だと不便だろ」

「…ありがとう」


2人で、山に住む妖怪にポーションを与えて回る。

ミクトルンとエリザノーラは、出さないでおく。

そして、2時間である程度は回復させた。


「あとは任せてもよさそうだな」

「ありがとう、この恩をどう返せばいいのか…」

「いいよ、お前の判断は正しい、驚異の存在でも使えるときに使うもんだ」

「…俺はこの山から離れる事は出来ない、だがあなたが必要なときは必ず手を貸すと約束させてくれ」

「ああ、それでいいよ」


ポーションを回復した妖怪達に持たせ、残りの妖怪を回復させることにする。

鵺(少年)と握手を交わし、木曽の列を追いかけキョウトに向かい走り出す。

キョウトまでは一直線、列のスピードを考えれば、既に着いているだろう。


(まるで、光速の新幹線みたいだったからな…)


王顕は体を別の生き物の姿に変える。

より速く目的地に着く為に、彼の体は生物の形を超える。

地球から転生したからこそ、なれる形。

それは鉄でありながら、空を(かけ)る物、ジョットエンジンを搭載(こうそく)した高速戦闘機だ。

装備として、【機械王マキナ】のアイテムで作った黒光りするガトリング砲、”デウス・エクス・マーキナー”を装備、効果はレベル150までの地属性を持つ相手をを即死させ、他の相手にはダメージが半減。

さらにもう1つ武器を装備する。

同じアイテムで作ったどす黒いミサイル弾、”ナラク”も装備、効果はレベル150までの水属性を持つ相手を即死させ、他の相手はダメージが半減。

エンジンから火を噴く。

ドオォウ、ボオオオオオオォォ


「GOッ、YYAIiiiiiiiiiィ」


予想以上のスピードに、変なスイッチが入り、叫ぶ。

音速の壁を突き抜け、ソニックブームで風と雲を切る。

地上の動物達は爆音に驚き身を隠したり、遠くに逃げようと駆け出す。

数10分足らずで、キョウト上空を通過。

そう通過したのだ。

爆音と衝撃波が、都市を揺さぶる。

上空で飛来する黒い塊は、ヒノモトの人間にとっては衝撃的な物だった。

王顕はキョウトから見えず、索敵の効果範囲外にある林の中に着陸。

髭を生やした、渋いなオッサンに姿を変える。


「つい新鮮な感覚に夢中になってしまった」


途中まで徒歩で歩き、暗殺者の面を着けて商人の馬車の荷台に隠れてキョウトに入る。

ヒノモトに入って初めての大きな都市、キョウトの中は、全体的に暗く、木製の建物には、派手な提灯(ちょうちん)(かざ)り付け、独特のお(こう)の香りが漂う。

すれ違う人は女性が多く、派手な着物を着て歩いている。


「この感じ、江戸時代の吉原みたいだな」


キョロキョロと街並みを眺めながら歩いていると、この街並みに似合わない汚い服の子供が、目の前から走ってきて、王顕にぶつかり走り去って行く。


「こーゆーの漫画とかでよくあるよな」


案の定、着物の内側に入れておいた、貨幣の袋が無くなっている。

この人ごみを目で探すのは困難に近いが、王顕は仲間達を探す為に索敵をかけていたので、さっきの子供が逃げているのを確認できる。


「一円を笑う者は一円に無くってね、狭い隙間に入って行ったな」


王顕は盗人(ぬすっと)子供とは違う方に歩き出す。

後から追って、万が一でも気付かれれば、王顕の知らないスキル、もしくはアイテムで雲隠れされるかもしれないから、気付かれないよう一定の距離を保ちながら、逆側から近付く。

何度か遊女に声を掛けられたが、苦笑いで軽く断り、裏路地に入っていく。


「…まるで、別の国だな」


煌びやかな町並みと打って変わって、町の端は暗く、そこに居る人達も暗い顔をしている。

キョウトは中側と外側でまったく違う顔を見せる都で、中は歓楽街を中心とした怪しくも明るい町、外は働けなくなった者、働けない者が暮らす町。

生きる気力の無い者、生きる為に盗む者、そん者達が集まる場所だ。

そんな中に入ってきた内側の者は、彼らの歓迎を受ける。


「持っている物、着ている物を置いていってもらおうか」

「へへっ」

「…食い物」


ワラワラとどこからとも無く人が現れ集まり、王顕を囲む。

ほとんどが男だが、中には()せ細った女や、鎌を持った子供もいた。

王顕は、欲界の倉庫(たけじざいてん)から2人を出す。

周りの彼らには空間が歪み、女性と子供が何も無い場所から出て来た様に見えただろう。


「王顕さ…」

「―お兄…」

「どうした?」

「いえ、今回はまた違った姿だなっと…」

「―いつものお兄ちゃんが良い」

「そ、そうか、いろいろ試したくてな、あ、じゃあこんなのとかどうよ」


王顕は今の姿を指摘され、見た目を今一度変える。

ボコボコと、体が膨らんだり縮んだりを繰り返す。

最終的に背は低くなり、ミクトルンそっくりに体を変える。

その光景を見ていた人達は、叫びながら蜘蛛の子を散らす様にバラバラに逃げていく。


「そんな事もできるんですね」

「―そっくり」

「ははは、やってみるもんだな」

「―双子、双子~」

「そうだな双子だな」

「―お姉ちゃん?」

「そ…それは…」


ミクトルンが2人居る様に見えるが、喋り方や行動などが全然違う。

最初は笑顔でキャッキャッとはしゃいでいた王顕だが、抱きついてきたミクトルンにお姉ちゃんと呼ばれ難しい顔をする。

すると、先にキョウトに来ていた3人が、王顕達の気配に気付き駆けつけた。


「ご主人様~…、あ、あれ」

「何をやってるんだ友よ」

「こ、これは」

「主様、ご報告したい事があります」

「お前は普通に話しかけるんだな…」


全員集合し、子供を追うのをいったん止めて、まずはルカの話を聞くことにした。

周りからは視線を感じはするが、手を出してくる様子が無いので放置。

王顕は、いつも使っている人間の姿に戻してから、ルカの話を聞く。


「あの列の事なのですが、このキョウトに着いてから、同じ規模ほどの別の列と合流しまして、一緒にエドと言う場所に向ったようです」

「…あいつらがどんな目的で、どこに向っているかは気になってはいたけど、まさか大きな都市からそれぞれ似たような連中が集まってるのか…、それでどんな理由で集まってるんだ」

「それはね、姫巫女会談ってのに行ってるみたいなの」

「姫巫女?」


そこから情報を集めた3人から、姫巫女のこと、年1回での会談がヒノモトで行われている事を知った。


「ならエドに行って姫巫女に会ってみるか」

「えぇ、まだこの町もちゃんと堪能(たんのう)してないのに〜」

「叉夜、主様の決められた事ですよ」

「で、でも~」


王顕の提案に反対な態度をとる叉夜。

彼女の肩を掴み、主の命令を尊重するルカだが、叉夜は頬を膨らませて駄々をこねる。


「なぜ姫巫女に会いに行く?、普通に考えて面倒事になるだろ、危険な方でな」

「確かに王顕様の力なら、なんとでもなるでしょうが、それでも万能ではありませんよね、ヒノモトは他の大陸とは別の法則があり、我たちでも知らない何かで命を落とすかも…」

「だが姫巫女の顔見知りになれれば、それぞれの都市を簡単に入れるだろうし、敵じゃない事を知ってもらえれば、向こうから寄り添って来るだろう?、それに未知を知ることをエリザは望んでただろ」

「国のトップのパイプは確かに欲しいか」

「…そうでしたね、私が王顕様に求めているものはそうでした」

「そ、それでももう少しだけキョウトに居ようよ、ねっ?、ねっ?、良いでしょご主人様~」

「叉夜っ!、これ以上主様の意思に反するなら、(わたくし)が…」

「まぁまぁルカ」


イジェメドとエリザノーラの2人が、エドに行く理由とヒノモトでの懸念(けねん)を問うと、王顕は彼なりに答えを告げる。

彼女たちは、納得してくれた。

だが、意外にも叉夜だけはまだ頑固(がんこ)に首を縦に振らない。

ここまで彼女が王顕の意見に反対したことが無かったので、王顕も少し驚いている。

ルカなんか、元の姿に戻って叉夜を睨む。

そんなルかを、手で出して止める。


「どうした叉夜、この町に何かあるのか?」

「それはね、うん、ここがボクの産まれた場所に似てるから…」

「ほほぅ」

「え、えっとね昔の記憶が曖昧で、自信はないけど、この匂いと提灯が並んだ町並みが、そのぅ…」


叉夜はうつむき、ボソボソと話す。

歯切れの悪い答え方だったが、聞き捨てならない内容でもあった。

王顕は顎に手をあてルカに問う。


「ルカ、姫巫女会談はいつ行われるか分かるか?」

「3日後です」

「なら2日やるから、この場所を調べな、他の奴らも自由行動、2日後にこの場所に集合、金は多めに渡しておく」

「ご主人様♪」

「まっ、俺も用事があったしな」


喜び飛び付く叉夜。

叉夜は奴隷ではあったが、彼女にも産まれ故郷はある。

何かしら、思うところがあるのだろう。

ルカは肩を落とし、人の姿に変え、ヤレヤレと顔を振ると、叉夜に話しかける


「貴女は、ちゃんと主様に感謝しなさいよ」

「う、うん」

(わたくし)も同行するわ」

「え、でも、ご主人様に付いて行かないの?」

「付いて行きたいのは、やまやまですが、貴女を1人にするのは心配です」

「…うんっ」


ルカは何だかんだで仲間思いだ。

王顕は金を取り出すと、袋に分けて渡す。

1人あたり金貨100枚だ。


「―ミク、お兄ちゃんに付いてく」

「そうだな、ミクは俺と行くか」

「吾は店を見て回って、適当に宿で寝るかな」

「私は、キョウトの外回りを見て、イジェと合流します」

「うむ、各自楽しめよ、それじゃ2日後にな」


彼らは別行動の(のち)、2日後にエドに向かうことに決め、拳を合わせバラバラに別れる。

今回は森での妖怪を助けた話と、キョウトに入った話でした

さて次はキョウトでの話の続きと、エドですかね…

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