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竜人の村、ここでも問題か…

このたびブックマークしてくれた方が、30人超えました

コーラとポテチ、他に焼き鳥にコロッケを買ってきて、独り嬉しがってました

お酒は高い!!


ステータスに違和感を感じまして、全体的にステータスを大幅に変えさせていただきました、急な事ですみません

息を潜め、森という名の闇を進む。

王顕はテレポートを使い、関所を越え、森の中を進んでいた。


「…それににしても、まさかの発見だったな~」


彼は今1人(・・)で竜人の村へと向っていた。

叉夜もルカも、姿が見当たらない。

そのまま1人で朝まで歩き、竜人の住まう村、【ガルガン村】に到着する。

村は棚田(たなだ)の様に階段状の滝と接していて、家は石造り、岩壁には大きな神殿の入り口が彫られている。

暗殺者の面で、誰にも気付かれないまま村の中に入ろうとして。

バチィッ


「いっつ」


前にも感じた痛み、シャハラの城で結界に当たったときと同じ、この村の結界に引っかかった。

村の中が騒がしくなってきた。


「侵入者だと、関所と見張りは何をやってる」

「村まで入って来てるぞ、探せ」

「女子供は、家の中へ」

「クソッ、岩窟神(がんくつしん)に見つかる前に、何とかしないと」

「あいつに見つかったら、また…」

(ミスったな結界があるとは…、それにしても岩窟神?、それがこの山を護ってる神か…、いや護ってる割には、こいつらに嫌われてないか?)


結界は力ずくで突破して、村へ入いった。

ビュッ、カンッカラカラカラ

何かが跳んできて、仮面に当たり落ちた。


「参ったね」

「貴様ぁ!!どこから入ってきた!!」

「目の前を歩いて?」

「世迷言を!!」


どうやら真実を告げても、火に油を注ぐ事にしかならないようだ。


「族長!!こ、この男です!、今日関所に現れた男!!」


族長に知らせに言った若い竜人だった。

そしてその後ろには、羽の数が倍ある男が族長、レベルは72。


「俺に何か投げたの、あんただな?」

「何か感じたのでな、捉えろ」

「「はっ!!」」

「…」


王顕は抵抗せずに、岩壁の神殿近くに掘られた洞窟の牢に入れられた。

すぐに族長と、他にレベルが50越えの竜人が2人、洞窟に入ってくる。

目の前に座る。


「…お前何故抵抗しなかった?、お前ならこの村の全員を皆殺しにするくらいは、容易かろうに」

(このおっさん感が鋭いのか、それとも俺の隠蔽を見破る何かを持ってる…)

「あんたらに危害を加える積りがないから」

「なら何故この村に来た?」

「竜人に興味があったから、ついでに神とドラゴンかな」

「ふは、はははははは、神をついでとぬかすか!」

「族長!、奴にこいつの事が見付からない内に、早く始末しましょう!」

「いや、このまま様子を見る」

「族長!」

「おかしな行動をすれば、すぐに殺して良い、…もしかしたらこやつが変えてくれるかもしれん…」


見張りを置いて、族長は洞窟から出ていった。

暇になったので、その場で寝転がる。

時間ばかりが過ぎて行く、見張りはジッと王顕を睨むばかり、話し掛けても無視される。

女性竜人が食事を持ってきた、もちろん見張りの分だけだ。


「なぁなぁ、俺の分は?」

「あるわけ無いだろ」

「あ、そう、もぐもぐ」

「待て、貴様何を食っている」

「干し肉」


王顕は欲界の倉庫(たけじざいてん)に全ての荷物を入れている。

それを自由に入れ出し出来るのだが、外から見れば何も無いところから食料を出すので、不審がられる。


「もぐもぐ」

「…殺そう」

「え…」

「見ただろ、こいつは何も無いとこから…」

「しかし、族長に報告したほうが、それに服の下に隠していたのかも」

「お前らも飲むか?」

「「!!」」


互いに話していて、王顕から2人が視線を一瞬外した間に、こんどは酒樽(さかだる)を出し鉄製のジョッキで飲んでいた。

さすがにこれは、異常だと判断して、1人が手をかざす。


「フレイムランス!」

「おい!」

「はあああああああ」


ボッボボボボオオオオオオオオ

フレイムランスはレベル47の炎系の魔法、手から炎の槍を作り出し放つ。

牢の中は火の海になった。

王顕は装備を一式剥ぎ取られ、普通の服しか着ていなかった。


「おいおい、短気だな」

「なにぃ」

「こんな…ことが…」


未だに燃え盛る炎の中、服が燃えるも、そこには涼しい顔を崩さない王顕が立っている。


「何をしてる!!、お前も攻撃しろ!!」

「あ、ああ!!」


2本の炎の槍が、王顕に集中する。

ダメージはある、熱さも感じる、火傷の効果も発動している。

だが、全てが微々たるものだ、測定不能のHPには何の動きも無い。


「ハア、ハア、ハア」

「ゼー、ゼー」

「やっと止めてくれたか、さすがに熱いぞ」

「なんだこの生き物は、人間か?」

「ぞ、族長に知らせて来る!!」


1人が外に出て行ったが、族長はすぐにやって来ず、それどころか、外では大きな音が鳴り響いていた。

残った1人は拳を握り締め、今にも外に飛び出していきそうだが、見張りとして決して持ち場を離れようとしなかった。

数時間後、族長が洞窟に入ってきた。


「お前は家に戻れ」

「は、しかし族長、こいつは本当に危険です」

「一対一の話しをする、それに外の様子が気になっとろう」

「…ですが」

「わしに任せい、わしを誰だと思っとる」

「すいません」


見張りは族長に頭を下げ、洞窟を急いで出て行ってしまう。

族長は臆さずに牢の鍵を開け、中に入ってきた。

片手には、大きめのひょうたんを握っている。


「酒だ、飲むだろ?」

「もらおうか」

「おっと、注ぐ物も忘れたの」

「おっさん、わざとだろ」

「何のことやら」


族長は聞いているはずだ、王顕が何も無い場所から物を出すことを、それを自分の目で確認するため、あえて杯を持ってこなかった。

王顕は掌を上に向け、空間を歪めジョッキを2つ出した、ついでに酒の肴として干し肉も一緒に。


「話の通りか、お前は本当に何者なのだ」


尋ねながら、酒を注いでくれる。

透き通った、綺麗な酒だった。


「俺にも分からん」

「ふむ、嘘は言っておらんな」

「なぜ、そう思う」

「長年の経験じゃな、この酒はここの水と芋で造っておる、自慢の酒じゃ」


一気に飲み干す。

からり強い酒だった、喉が焼ける様だ、魔法を受けるより熱いほどだ。


「毒入りだとは、疑わんのか?」

「この村、あんまり裕福に暮らしてないよな、そんな奴らが貴重な食料を使って造った酒、それも族長自信が自慢するほどの物に、毒なんか使うわけ無いだろ」

「……そうか、名を聞かせてくれんか?」

「…………イヴィルだ」


どちらの名前を言おうか迷ったが、イヴィルの方を教えた。

族長は自分の分の酒を飲み、両手と頭を深く下げる。


「イヴィル殿、あんたの力を貸してくれんか」

「…」


どうやらこの村も厄介ごとを抱えている様だ。


「頭を上げな、族長が簡単に他所の奴に頭を下げるべきじゃないだろ」

「こんな軽い頭ならいくらでも下げよるわ、村の者のためなら何べんでも」

「…話しだけは聞こうか」


族長は頭を上げ、話してくれた。

昔の話だ。


「この村はイジェメド様が護られていた土地なのだ」

「神の事か?」

「いや、火焔竜王様だ」

「どう言う事だ?」

(火焔竜王は強暴なドラゴンで、勇者に倒されたって話しじゃ…)

「イジェメド様は、この山に住む生き物達を護ってくださっておられた、そんな中、神がイジェメド様の力を恐れ始めたんじゃ、そして神はあろう事か、火焔竜王は魔王であると勇者に告げた、そして勇者とその仲間達にに倒され、神殿の奥に封印されたのじゃ、そしてその封印の見張りとして岩窟神がやって来た、奴はこの山の物を全て自分の所有物だとしか思っておらんかった、好きなだけ食い散らかし、山を崩し、森の木々を倒し、命を奪う奴じゃった…」

「さっきの外の音」

「岩窟神が村に来て、女を求めて来たのだ、拒否すれば暴れ家ごと潰されてしまう…」

「…」


彼らが閉鎖的に、外と接触を拒んでいたのは神の指示だった、これは前に聞いた話だったが、それは山を護る為ではなく、我欲にまみれていたと言う違いがあった。

そして王顕はそういう奴が大嫌いだった。

神とは自分が知らないもので興味がある、それだけで良かった。


「おっさん、そいつはどこに居るんだ?」

「山岳地帯の一番高い山の頂に…」

「その神ってさ、レベルっていくつなの…」

「わしらでは到底敵わん、200越えじゃ」

(神で200…、たった200が村を山を苦しめているのか)

「さっき来てたんだよな、でかい音が聞こえたって事は、誰か死んだのか?」

「死んじゃいないが…あの傷ではどんな薬を使っても…」

「生きてんのか!!」

「そ、そうじゃが、もう手遅れ…」


王顕はテレポートを使い、外に出る。

潰れた家、救い出された竜人は、胸に石で出来た槍が突き刺さっている。

近寄ると、抱きかかえて泣いているのは、牢の見張りに付いていた奴だった。

どうやら彼の家族らしい。

王顕は涙を流す男を引っぺがす。


「邪魔だ!」

「な、貴様ぁ!何をする!」

「ヒュー、ヒュー」

「う、うう」

(妻と子供か)


ギガポーションを取り出し口に入れ、回復させながら槍を抜く。

瞬く間に処置は終わった。

槍を抜く際の激痛で気絶はしたものの、呼吸は穏やかだ。


「貴様ーーーー、殺してやる!!」


状況を理解していない竜人が飛び掛るが、避けて足をかけ転ばせ背中に乗っかり、身動きを取れないようにする。

ざわつく竜人達。

族長も洞窟から出てきた。


「族長!こいつは!、こいつはああああ!!」

「黙って家族を見ろ!!」

「ツッ」


頭を掴み、家族の方を無理やり向かせる。

他の竜人が、彼の家族の安否を確認する。


「生きてる?、2人とも?」


殺気が消えたのを確認して、どいてやる。

急いで自分の家族へ駆け寄り、無事を確認し今度は嬉しさで涙を流す。

族長が俺の元まで来て、手を握る。


「…今までの無礼を許してくれんか、そして仲間を助けてくれてありがとう」

「礼は後だ、まだ害虫退治が終わってない」


欲界の倉庫(たけじざいてん)を開く、2人を出す。


「ご主人様、もう出るんですか、え?ここどこですか、さっき入ったばっかりですよ」

「主様さすがです、一瞬で村に入るとは」

「何言ってる、あれから半日以上経ってるぞ」

「「…」」


彼女達は今まで欲界の倉庫(たけじざいてん)の中に隠していた。

王顕の眷属になった事で入れることが可能になっていたのだ。

後から知った事だが、中に入るとその時点で入れたものの時間が止まるらしかった。

驚いていた竜人達に、族長が俺の事を説明した。

そして俺も、眷属2人に今回やる事を告げる。


「叉夜、ルカ、神退治だ」

「ボ、ボク達、神様を倒しに行くんですか?」

「…」

「話によると、神はお前達2人よりレベルが低いらしい」

「ボク神様より強いんですか?、あ、でもボクの神様(ご主人様)には勝てなくて、特に夜は…///」

(真剣な話しだったのに、照れた顔で何言ってんだーーーー)

「主様の命でしたら、神だろうと殺します」

(ルカはスゲー殺る気満々だな)


俺は装備を返してもらい、2人を連れ添い頂の近くまでテレポートする。

気温が下がり、空気も薄い、だがレベルが高いほど適応能力が上がり、これくらいどうって事無くなる。

テレポートもそれほど遠くまで移動できない為、10回ほど使い、そして村から山3つ離れた、7000メートル級の山の頂に居たのは、体が石で、4本腕の高さ30メートルはある仏像。


「…遊ぶ積もりが、…つい殺した、…増えるから、…良いか」


【岩窟神・マガイ】

種族 神

役職 下級神(かきゅうしん)

レベル 231

HP 13000/13000

MP 14200/14200

攻撃力 580

防御力 660

特攻力 420

特防力 510


(ステータスはやはり叉夜とルカより低い、2人で旨く戦わせれば楽勝だろう)


王顕は2人に実戦をさせ、技術を身に付けさせようとしていた。

いかにレベルが高くても経験の差は大きいものだ。

ルカが接近戦で戦い、叉夜が魔法によるバックアップをさせるよう指示する。


「ポーションを渡しておく、危険だと判断したらすぐに使え」

「「はい」」


ポーションを1つずつ受け取り、2人はマガイの前に立つ。

王顕は飛翔のマントで、上空から観察する。


「…お前ら、…どこから入った、…竜人は何をやってる」

「悪い神様は必要無いよね」

「良くも悪くも、主様の指示に従うだけ」

「…竜人で遊ぶ、…飽きてきた、…お前らで遊ぶ」


4本の手に2本の剣と、2本の槍を握る。

ゆっくりとした動きで、立ち上がり、槍を投げると、細かく分離し飛び散る。


「シャイニング・シールド!」


叉夜のレベル280の魔法で、光の盾を作り、槍を全て受け止める。

ルカは槍を交わしながら前進し、懐に入ると、ただ殴った。

バキン

脇の辺りが砕けた。

ルカには蛮族(ばんぞく)腕輪(うでわ)を与えているので、攻撃は倍だ。


「…なに、…なぜこれ程のダメージが」


神には、スキル”神の領域(ゴットスペース)”により、自分よりレベルの低い相手からの攻撃を、3分の1にする能力を持っていたが、彼女達は共にレベルは300でダイレクトに攻撃が通る。

だが、この中にスキルの事を知っているものは、マガイのみだった為、驚いているのもマガイだけだった。


「…むん」


振り下ろされる剣を避け、蹴りを見舞う。

ゴガン

片腕が砕かれる。


「…むうう、…スモーク・ストーン」

「!」


ブワアア

仏像を中心に煙が噴出し、煙に当たった植物が石化し始める。

それを見たルカは距離を取り、叉夜が遠距離から魔法を放つ。


「ウォーター・ライトニング・ドラゴン」


レベル300の魔法、水と雷の2つの属性を持つ上級魔法。

水で出来た二頭のドラゴンに、雷が帯電している。

ガガガアアン


「…ロック・ウォール」


自分を囲むように岩が集まり、マガイを護る。

その防御を突破し、二頭のドラゴンは神を呑み込む。

体を水流で削られ、雷で砕かれる。


「…おおおおごごごごご」

「はあああああああああああああ」


バッゴオン

マガイが完全に砕け散った。

魔法も消え、マガイだったものがバラバラと落ちてくる。


「終わったの?」

「私ではステータスを見れませんので、自分で確認してください」

「あ、そうだった」

「は~、主様は何故このような者を、まあ見た目でしょうが…」

「聞こえてるよ!!」


ガシィ


「な…」


石が集まり、手の形に成ってルカの足を掴む。

そこから徐々に石化が始まる。

彼女の決断は速かった、瞬時に石化していない箇所から脚を尻尾で切断した。

ボタボタと、切断された脚から血が流れる。


「ルカ!大丈夫!」

「…貴女から名前を呼ばれるのは、初めてですね」

「そんな事は良いから!」

「問題ありません、主様のポーションがあります」

「そ、そっか…」


ポーションを使い、傷を癒す。

もし戦闘経験がルカより劣っている叉夜が狙われていたら、パニックになっていたかも知れない。

その間にも彼女達を囲む様に、石、岩がいくつも集まり、小さな仏像が増えていく。

叉夜が他者の把握を使い、マガイのステータスを確認する。


「これって…、こんなことって」

「どうしました?」

「あの1つ1つがマガイになってる」

「…それは、また」

「「…良くやったと、…褒めよう」」


周りに居る全部のマガイが一斉に喋る。


「「…神を上回るレベル、…その回復薬、…只者ではない、…が、…神には特殊なスキルがあるす、…そう2度目の生が」」

「そんな」

「…」


スキル”神の復活(ゴットリベンジ)”HPが0になった時、HP,MP全回復で1度だけ復活する。

マガイはそれに加え、スキル”分離(ぶんり)”が使えた、能力は自分の体を砕かれた分、自分を増やせる能力。


「「…(われ)を子の様な姿にした、…簡単には死なせぬ、…十分に辱めその後(はりつけ)」」

「ボク嫌だよ、ご主人様以外にされるの」

「私も同意権です」

「「…まず、…脚から石化」」


飛び掛ってくるマガイ達。

すかさず叉夜とルカの2人係りで、シャイニング・シールドを張る。

ガガガガガガガガガガガガガガガガ

数にして100体以上の体当たり、長くは持たない。

案の定、数秒で魔法は消えた。


「くうぅ」

「ここまでですか」


ドッガア、ガガガガガガガガガガガ


「…?居ない」


シャイニング・シールドを破り、波のように体当たりしたが、そこに2人の姿が無かった。

辺りを探すも、見つからない。


「………あれ?」

「主様!」


閉じていた目を開ける。

頂の上、雲のさらに上の方に2人は居た。

王顕が防御魔法が突破される少し前に、2人を抱え込みここまでテレポートしたのだ。


「ゴメンな、もうちょっと早く助けた方が良かったな」

「ご、ご主人様!、怖かったです~ご主人様以外に体を、ううう~」

「申し訳ありません、自分達では倒せませんでした…」

「何言ってんだ、神が相手なんだ今回は俺の判断ミスだ、あんな効果のスキルがあるとは思わなかった、俺こそ危険な目にあわせてしまい、すまなかった」

「後で慰めて下さい」

「主様、あの神はどうしますか、このままではガルガン村に私達を探しに行く可能性が、その場合村の方達に被害が…」

「後は俺がやる、どうせ最後は俺が手を下す積もりだったからな…」

「「…」」


俺の怒りが伝わっているのか2人は何も言わなかった。

2人は空を飛べる魔法、フライトを使わせる。


「2人はガルガン村まで下りてな、危険だから」

「危険なのはご主人様です…」

「せめて、魔法でサポートを…」

「危険なのは、俺が使う武法(ぶほう)と武器だから、安全な所まで離れて欲しいんだよ」

「え?」

「…主様、………分かりました、叉夜行きますよ、主様の邪魔になるだけです」

「ちょっと、ルカ、待って、んにゃ!」


ルカは尻尾で叉夜を刺し、麻痺させてから担ぐと、不意に王顕に近付きキスをした。


「…待ってます」


一言耳元で(ささや)くと、叉夜を連れ消えた。

冷静だけどたまに積極的になるルカだった。


(ルカ、テレポート使えたのか…、それとあの2人、名前で呼び合ってたな)


王顕は笑い、テレポートでマガイが居る山頂に戻る。

今回は竜人達の抱えている問題

神と眷属2人の戦いでした

神様っていろいろ居ますよね

創造神に破壊神、福の神に貧乏神

人間の想像力には無限大だな!

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