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魔王で転生だと…

はじめまして~、こんにちわ~

なんとなしに妄想を文章にしたくてこのような奇奇怪怪な行動にでてます

あまり続かない気もするけどよろしくです

ネットゲーム【ワールド・インフィニティ】


このファンタジーゲームは勇者、魔法使い、獣人、侍、村人etc.と様々なキャラクター設定のできるゲームで、他にも自分でダンジョンも創れるし、そのダンジョンでクエストも発行でき、陣地に家を建てる事も出来る。

このゲームをやっている1人。

我独 王顕(がどく おうけん)

他のプレイヤーから恐れられながらも、ファンの多いプレイヤーだ。


【イヴィル】


それが王顕のキャラ名で、キャラクター設定は種族が半神半魔(はんしんはんま)で役職は”魔王”だ。

彼は給料のほとんどを課金につぎ込み、広大なダンジョンと城を造り、いくつものクエストをばら撒く廃人、いや廃神(はいしん)だ。

イヴィルと言うキャラも勿論レベルMAX。

装備やアイテム、スキルも課金や【ワールド・インフィニティ】のイベント討伐でボスを毎回最初に倒し、ボーナスとして手に入れた伝説級のものばかりだ。

そして彼はあまり魔法を使わないことで知られる。

拳や武器を駆使するタイプとして活躍している。


「しゃあああああ、きっっっっっっっったあああああああああああ、こんなスキル欲しかったんだよ」


そしてまた、イベントで現れたボスのマーラ・パーピーヤスを最初に倒し、欲しかったスキルを手に入れていた。


”欲界の倉庫(たけじざいてん)”っ、アイテムと装備を持ってる分だけ入れて持ち歩ける、超伝説レアスキルだよ、まじでっ、ゲーム続けててよかった」


自分の城に戻って、早速持っている全ての装備とアイテムをスキルに詰め込む。

ピコーンッ

ダンジョンを越え、来訪者が来たようだ。

どうやら俺のクエストに挑んで、この城まで来たらしい。


「まだこの感動に浸っていたかったのに、どこのどいつだよ」


確認してみると、クエスト”魔王への挑戦”に挑んだパーティー達だった。


「悪神っ!!貴様を倒し、所持しているはずの”聖剣・エクスカリバー”を貰い受ける」

「かっこいいわぁアーサー」

「やっぱり勇者は魔王を倒すものよね」

「魔王に聖剣なんて似合わないんだし、アーサーに渡せばいいのよ」


4人のパーティーで勇者、ヒーラー、アサシン、くノ一、だった、男女比1対3…。


「はーい、死刑決定!!、ハーレムなんて持ち込んでんじゃねーぞ」


非リア充の王顕は、こういう奴らが許せない。

ちなみにアーサーとか呼ばれてる奴が言っていた、”悪神”とは【ワールド・インフィニティ】のプレイヤー達が俺に付けたあだ名だ。

1対4のバトルが始まる、こうしたパーティーは回復させないため、ヒーラーから倒すのがここでは常識だが。


「さあぁ、魔王討伐の始まr」


ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ

一気に距離を詰め、袋叩きにする。


「「「ア、アーサー」」」


王顕はまず、徹底的に女性キャラにキャーキャー言われてる奴を仕留める。

なぜって?、ゲームの中でもリア充ってムカつくだろ?

イヴィルはスピードとパワーを重点的に伸ばしている為、一度、連続攻撃がはまれば抜け出すのは難しい。


武器は銀の”蛮族(ばんぞく)腕輪(うでわ)”で効果は攻撃力倍化させる。

3人の女性プレイヤーはアーサーを助けようと、アーサーに回復魔法をかけるが、回復は追いつかず。

俺への攻撃を試みるが攻撃はイヴィルの装備している、黒い色のインドの僧侶が身に付けているような、”破魔(はま)(ころも)”により魔法無効化、もちろん回復や強化の魔法も無効化してしまう。

そして首に付けた金色(こんじき)装飾品(ネックレス)、”軍神(ぐんしん)金輪(かなわ)”により、物理攻撃カットでダメージも微々たるものだ。

最後にその微々たるダメージも、スキル”自動回復(オートヒーリング)”により回復する。

5分後、パーティーは全滅した。


「ふぅ、スッキリしたな、他に俺のダンジョンに挑戦してる奴は…いないな、今日はこんなもんか」


メニューを呼び出し、クエスト画面を確認してログアウトする。

最高のスキルも手に入れ、目障りなパーティーも潰したし満足して、明日は人と会う約束もあったので、それにそなえて眠った。



朝、目を覚まして朝食にパンをほお張り、少しして約束の場所にに向かう。

電車を乗り継ぎ1時間、駅前の時計台に2人の男女。


「よぅ、久しぶり王やん」

「ど、どうも」

(しん)ちゃんも元気そうで、そっちが例の…」

「ああ、俺っちの彼女で未来(みく)だ」

「始めまして、王顕だ、よろしく」


親友の弁天(べんてん) 真也(しんや)と、隣に居るのは彼女の相楽(さがら) 未来さん。

今日は真也が彼女を紹介したいと言うので出向いたのだ。

3人でカフェに行き、お茶を飲みながら、話しをする、数時間して2人と分かれる。

王顕は1人帰る。


「真也も彼女が出来たのか…、親友の幸せは祝ってやらないとな、俺は取り残されてるな~」


電車に乗り込み、最寄駅に降りる、後は歩いて10分程度で到着する。

と、歩道橋に挙動不審な女子高生が、王顕が階段を上りきると、彼女は俺に気付く事無く、身を乗り出そうとする。


「ツッ!」

「!!」


考えるより先に体が動いた、何とか女子高生の腰に手を回すことに成功する。

王顕の存在に気付き、両手をばたつかせる。


「私はこれ以上苦しみたくないの!!、楽になりたいの!だから離して!!」

「苦しむとか、楽になるとか、死ぬことの方がよっぽど苦だろう」

「ツツッッ!!!!」

「お、おい」


さらに暴れる、とうとう1人では支えきれなくなる、王顕は女子高生を自分側へと引き込み、それと入れ違いに車道に落ちる。

一瞬見えた女の子の顔は、驚きに満ちていた。

だがもう遅い。

ゴシャギャリギャリギャリーー

王顕はトラックにひかれ、そのまま引きずられ……。




「ハアァ!!、ハアッハアッハアッ、うあ」


意識が覚醒し、呼吸が乱れながらも周りを見渡す。


「ハアハア、スーハァ、ここ、どこだ」


周りは木々の生い茂った森、緑に囲まれた場所、そこにはビルも道路もあの歩道橋も何も無い、音も静かで見上げた空には太陽が。


「どうなってんだ、確か俺は落ちてトラックに…え」


自分の身体を確認して気付く、腕には渦巻く炎のような刺青、手首には腕輪がはめられ、服はインドの僧侶の様な服を着ている。

この服装を、装備を彼は知っている、これは【ワールド・インフィニティ】での彼のキャラクターそのものだ。


「いやいやいや、待て何だこれは?、俺、俺なの」


分けが分からなかった、自分に置かれた今の状況、確実にあの時死んで、痛みは本物だった。

と言うことは、つまりここは。


「分からん」


考えてもとうとう答えが出なかったので、とりあえず、森を歩き回ることにした。

ちょっと歩いた場所に泉を見つけ、顔を覗かせ写っているのは、ゲームで設定した自分の顔、悪魔の角が4つ生えた頭に、黒い眼球に金の瞳の魔王がそこには写っていた。


「…どうなってんだこりゃぁ」


近くの木にもたれ掛かり、また空を見上げる。

(ここは死後の世界、それとも別の世界、ならなんで俺はイヴィルの姿なのか、ゲームの中ここは【ワールド・インフィニティ】の世界、いやでも…)

頭をフル回転させ、考えるもやはり答えは導き出されず、時間が過ぎて行く。

ガサガサ

と、その時目の前、泉の反対側から女の子が走ってきた、慌てた様子で、何かに追われているようだ。

追いかけて来たのは、どっからどう見てもオークにしか見えない。

緑の身体に棍棒を持ち鼻の大きい奴だ、【ワールド・インフィニティ】でも雑魚エネミーとして出て来る。


「ああぁ」

「ごがああああああ」

「ツッ」


女の子が転び、オークの棍棒が振り上げられる。

ズガッ


「うお、スゲーなこの身体、あんなとこから一瞬で移動出来んのかよ」

「えっ」

「ぐげ」


王顕は少女の前に回りこみ、オークの一撃を受け止めていた、オークは自分の武器をもう一度振り上げようとするが。


「ぐがががががががが」

「え、何これ力入れてんの?、ほら」

「ぐぴゃ」


軽いパンチの積もりで放っただけだったのに、地面が抉れ、木々がなぎ倒される、もちろんオークは塵以下になった。


「おいおい、マジかこの威力」

「あああ」

「お、大丈夫か」

「た、助けて村が、皆が」

「村?、この近くのか?」

「今、オークに襲われて、だから」

「案内できるか?」

「ツッツッ」コクコク


少女を背負い村へと走り出す、助けを求めた少女は人間で、俺の姿はやはり恐いのか背中越しに震えを感じれた。

自分でも、なんでこんなことをしているのか分からない、だが今動かなければ後悔するとそう感じていた。

(それにこの力、負ける気がしない)

最初はどうやって異世界に転生させるか悩んだッス

ま、スタンダードなとこに落ちたんじゃないかと

次回からは主人公を無双させられたら良いなーと

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