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PANDORA  作者: 倉田彰
第6章 『鎌風隊』編
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第9巻 第83話 記者会見

政治家達の記者会見が始まる。

◆とある休日の朝

・風間乱丸の家

乱丸の父の風間蓮は出張で不在、母は2年前に亡くなったため風間乱丸、風間洋子、空の3人で朝を迎える。


風間乱丸「ふぁ~!!!」

空「乱丸君、おはよう。」

風間洋子「お兄ちゃんおはよう。」

風間乱丸「おぉ。二人とも早いな。」

乱丸がテレビをつける。

風間乱丸「うわっ・・・朝から早速政治家どものニュースかよ!!!」

テレビで政治家達の記者会見が流れる。

海江田千里「えだだだだ~下々の皆さんおはようございます。政治家の海江田だ。先日、カンチョクトがわが国のテロ対策本部『月光』に潜入したスパイに殺されてしまいまことに残念に思ってる。」

風間乱丸「嘘つけ!!!どうせ自分にチャンスが来たとでも思ってやがる!!!」

海江田千里「えだだだだ~あまり私ばかりしゃべりすぎては他の政治家どもの方々が怒るのでそろそろマイクを譲ろうと思う。え~だだだ!!!皆、俺様に投票するんだぞ!!!!」

風間乱丸「誰がするか!!!」

枝野雪雄「ええ。皆様おはようございます!」

風間乱丸「おっ!枝野さんだ!!!俺、この人はまともだから好きだ。」

枝野雪雄「正直なところ、カンチョクトの死は残念だが国民達にいい影響を与えたと思います。はっきり言ってあの性奴隷制度とやらは女性の権利を馬鹿にしてる。あの男がいなくなって女性の未来は見えてきたといっていいでしょう。」

風間乱丸「そうそう。変に偽善者ぶらいないところがいいんだよな。」

枝野雪雄「私はあまり光の国の長には相応しくないと思います。しかし、これ以上腐った世の中を作らないためにも私が何かをしなければいけないのではないかと思い立候補することにいたしました。」

風間乱丸「そんなことない。俺は枝野さんに投票するぜ。」

谷垣啓二「皆さんおはようございます。谷垣啓二です。」

風間乱丸「うわっ・・・怖っ・・・手の甲でめがね上げた・・・」

谷垣啓二「はっきり言ってこの国はテロへの対策がゆるいと思う。月光?笑わせるな!!!スパイ1人発見出来ずに正義ぶってるんじゃねぇ!!!」

空「なんか急に怒り出したよ・・・」

谷垣啓二「少し取り乱しました。すいません。しかし、この私が光の国の長になった際にはもっとテロへの対策を強化して行こうと思います。では!」

野田佳男「え~野田です。野田佳男です。私の計画それは・・・そう!!増税計画!!!この私が長になった際にはもっと国民どもから金を集めようと思います。」

風間乱丸「絶対に野田と海江田には投票しねぇ!!!ん?あれ?」

突然テレビの画面が乱れだす。そして、男と女の濡れ場のようなシーンが流れる。

女「あ~ん。もっと激しくして。」

男「だめだよ。そんなに騒いだら。」

これは一体・・・

空「ぬぉ~!!!!!」

空が興奮し始める。

風間洋子「ちょっとお兄ちゃん変なチャンネルつけないで。」

風間乱丸「俺じゃねぇよ!!!しかも俺は男が女を責めるのは見てて吐き気がするんだよ!」

空「乱丸君ドMだもんね。」

風間乱丸「そうそう。それと巨乳アレルギーだからこれは無理・・・」

そこで乱丸の携帯がなる。

風間乱丸「おお。タケルか?どうした?」

タケル「ハハハハハ!!!!ハハハハハ!!!!」

風間乱丸「どうした?麻薬でもやったか?」

タケル「野田の野郎、ざま~見やがれ!!!テレビ局にハッキングして野田の会見の映像を俺の持ってるAVの映像に変えさせてもらったぜ!!!」

風間乱丸「これ、お前のせいか!!!!!俺は巨乳とM女は嫌いなんだよ!!!!」


・政治家の会見場

野田佳男「あれ?おかしいえ?何故オイラの好きなAVの映像が流れてるんだえ?」

野田の秘書「もしかしたらあなたの命を狙うものの仕業かもしれませんよ。」

野田佳男「ふん。オイラの地位に嫉妬しやがって。な~にすぐに選りすぐりの護衛を準備するえ。」

野田の秘書「それなら月光を・・・」

野田佳男「月光などあてにならんえ。スパイがいたではないかえ。」

月光はすっかり信頼を失っていた。

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