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PANDORA  作者: 倉田彰
第3章 『神風隊6番隊、7番隊』編
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第5巻 第43話 父の死

久野英樹の過去の話

久野正義「じゃあ行ってくるからな。」

久野英樹「ああ。必ず生きて帰ってきてくれよ。」

正義は旅立った。


・数週間後

久野英樹「おい・・・嘘だろう?」

永沢誠司「それが事実だ。」

久野英樹「親父が・・・死んだ?」

永沢誠司「すまない。もっと早く判断するべきだったんだ。あいつらには叶わないと。」

久野英樹「誰なんだ?誰がやったんだって聞いてんだよ?」

英樹は永沢の胸ぐらを掴んだ。

永沢誠司「分からない。とにかくあの組織は普通の人間が太刀打ちできる組織ではない。」

久野英樹「ちくしょう・・・全然親父らしいことしてくれてないじゃねぇか・・・」

久野英樹は正義の部屋に入り刀とピストルを持ち出す。

永沢誠司「何するつもりだ?」

久野英樹「決まってるんだろう?親父を殺した奴らに復讐してやるんだよ!!」

永沢誠司「待てと言ってるだろう?子供のお前に何が出来るんだ?お前が行っても殺されるだけだ。そもそも組織のこともまだはっきりとは分かっていない。」

久野英樹「じゃあどうすればいいんだ?この気持ちは・・・」

永沢誠司「今はその気持ちは自分の胸に秘めておけ。復讐するとしてもお前が大人になってもっと強くなってからだ。」

久野英樹「分かったよ・・・」


・それから8年、久野英樹 19歳


久野英樹は大学生になっていた。

久野英樹「なんだ。この茶色いオーラは?」

英樹は自分の手から茶色いオーラが出ることに気付いていた

久野の友達の男「おお。それは“グラウンド元素エレメント”のオーラだな。」

久野英樹「グラウンドエレメント?」

男「つまり土を操ることが出来るのさ。ちょっと地面に手を当ててそのオーラを流し込んでみろ。」

久野英樹「こうか?・・・あれ?」

地面から木が生えてきた。

男「ああそっちか!それは“グラウンド元素エレメント”の進化系、“ツリー元素エレメント”だ。お前恵まれてるな!!」

久野英樹「そうなのか?」

女「キャ~・・・助けて!!」

不良A「へっへへへ。こいつ中々上玉だぜ?」

不良B「犯しがいがあるな!!」

1人の女が不良の男2人に絡まれていた。

男「久野!お前もう一度地面にオーラを流し込め。」

久野英樹「お・・・おう!」

英樹が地面にオーラを流し込む。

不良A「な・・・なんだ?」

不良B「地面から急に木が大量に生えて・・・」

不良A「おえ・・・木の枝で首を絞められた。」

男「久野。その辺にしとけよ。」

久野英樹「まだちょっとコントロールが出来てないのかな?」

英樹は技を解除する。

不良A、B「に・・・逃げるぞ。」

2人は逃げていった。

女「ありがとうございます。助かりました。」

久野英樹「君、名前は?」

女「石川絵梨です。あなたと同じ大学の2年生です。」

これが後にオリンパスに雇われることになる殺し屋エリーである。

次号、オリンパス結成の経緯が明らかに。

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