第4巻 第34話 四角い男
新人教師の坂本ジョーが謎の体技を披露する。
山田雄輔「うそだ!俺の“ロープアトラクション”を喰らって倒れないはずがねぇ!」
坂本ジョー「フン!この程度の攻撃、指一本で十分だ。」
女子達「キャ~♪♪」
クラスの女子達は坂本にメロメロだった。
風間乱丸「なぁ!坂本先生!!それどうやったんだ?教えてくれよ。」
坂本ジョー「それは無理だ。特別な人間でなければ出来ないからな。それじゃ授業を始めるぞ。」
坂本がチョークを手に取り黒板に字を書こうとする。
坂本ジョー「では今から書くことをしっかりメモするように・・・!!」
坂本がチョークを黒板に突きつけた瞬間黒板に穴が出来てしまう。
クラス「え~!!!!」
クラス中は大騒ぎだった。
山田雄輔「こ・・・こら!坂本!!弁償しろ!」
坂本ジョー「すまない・・・お前の金でどうにかしてくれ!」
山田雄輔「いや、お前どんだけ身勝手なんだ?」
そうこうしてるうちに授業は終了し、乱丸たち6人は下校する。
風間乱丸「なあ・・・あの新しい坂本とか言う教師どう思う?」
赤星功太「なんか面倒くさい奴だよな?」
朝倉利子「にしても、あいつ超人なんじゃないの?」
星野晋作「だよな!指だけで山田先生の“ロープアトラクション”を受け止めるとか一体なんなんだ?」
西河優子「でもかっこいいよね?」
後藤五月「ちょっと変だけどね・・・」
後藤五月は織田信長のドクロの彫刻を見つめながら言った。
朝倉利子「あんたが変とか言うな!!」
利子は五月を思い切りビンタする。
乱丸たち6人は途中で別れる。
乱丸が家に着くと月光の原田桜と顔の四角い妙な男が待っていた。
風間乱丸「おお!桜さん!!と・・・誰だその変な顔の形の男?しっかしどこもかしこも四角いな・・・」
原田桜「久しぶりだな。乱丸。元気そうだな。」
高杉准一「ワシは高杉准一。お前ら家族の護衛に着くことになったのじゃ。」
※高杉准一・・・月光第7班の班員。
風間乱丸「お・・・おう!お前じいさんか?」
高杉准一「なんじゃと?ワシは23歳じゃ!!」
風間乱丸「顔の形だけじゃなくてしゃべり方も変だな。」
高杉准一「なんじゃと?」
高杉は乱丸を掌で吹き飛ばす。
風間乱丸「ぐは・・・すげぇパワーだ。」
高杉准一「ワシを怒らすとこうなるんじゃ!」
良く分からない男が乱丸家の護衛につくことになる。