第3巻 第25話 エリーvsシャープ
エリーが逃げ出そうとしてたところにシャープが吹き飛ばされてくる。
シャープ「マ~マ~マ~!甚兵衛め!叩きのめしてやる!」
エリー「これは・・・音の操器士の幹部の1人ね。」
シャープ「なんだ貴様は?そうかお前は思い出したぞ!お前、指名手配中の殺し屋エリーだな?」
エリー「正直、戦闘能力に欠けてる私が音の操器士の幹部に勝てる自信はない。私の能力を使えばいくらでも逃げることは出来る。けどこいつを生かしたらROOTSのメンバーにスパイだとばらされる危険がある・・・仕方ないわね!“虎視眈々(こしたんたん)!!”」
エリーは墨で虎の絵を描く。その絵は具現化し、シャープに襲い掛かる。
シャープ「無駄だ!“喇叭の破壊!!”」
シャープがラッパを吹くとエリーの描いた虎の絵が崩れる。そしてエリーも衝撃波とともに吹き飛ばされる。
エリー「厄介ねあの笛!こうなったら・・・“猛蛇蹂躙(じゅうりん!!”」
エリーは具現化させた墨の蛇をつかみ鞭のようにしてラッパをはたきつける。
シャープ「マ~マ~・・・何だと?」
エリー「勝負ありのようね!“猛蛇蹂躙(じゅうりん!!”」
エリーは再び蛇の絵を描き、シャープを蛇の縄で拘束する。
エリー「悪いけど死んでもらうわ!」
エリーは自身の持ってるピストルでシャープの頭を3発撃ちぬく。
・水の国 アクア館 中央階段
遠藤麗菜「もう少しで講堂に着くわ!雑魚どもはあの3人に任せたから問題ないわ。」
朝倉利子「麗菜姉ちゃん・・・後ろ!!」
遠藤麗菜「えっ?」
ミュート「“無音殺人術”」
ミュートが音もなく遠藤麗菜の後ろから迫り勢い良く蹴り飛ばす。
風間乱丸「なんだ?こいつ全く音を発さず動いてやがる。」
遠藤麗菜「ぐっ!」
ミュート「悪いがお前らを先に行かせるわけにはいかない!」
遠藤麗菜「ここは私が止めるから皆速く行って!」
風間乱丸「急ぐぞ!」
朝倉利子、空、風間洋子「おう!」
4人は講堂へ向かって走り出す。
遠藤麗菜「“シロップマーキング!!”」
遠藤麗菜は口からはちみつのような液体を吐き出す。
ミュート「ふっ!なんだその攻撃は?」
ミュートは音を消して遠藤麗菜の後ろに迫る。
遠藤麗菜「無駄よ!」
遠藤麗菜は後ろから迫ってきたミュートを殴り飛ばす。
ミュート「なんだと?」
遠藤麗菜「悪いけどいくら音を消しても無駄なのよ。あなたにはさっきニオイを着けさせてもらった。私は嗅覚が優れてるからすぐにあなたのニオイを嗅ぎ取る。」
・水の国 アクア館 講堂
ソニック「ドレミファソラファシシシ!甚兵衛!お前は拳で直接相手に触れることなく相手を吹き飛ばせるのか?」
甚兵衛「魚人空手の真髄は辺り一体の水を制圧すること。大気中の水を打つことによって波紋を起こしそれは衝撃波となり相手を吹き飛ばす。」
ソニック「ならこれはどうだ?“音速拳!!”」
ソニックは大気を殴る。すると、空気が拳を象り甚兵衛に向かって飛んでいく。
甚兵衛「ぐはぁ!なんだこれはただの拳ではないな?」
ソニック「“音速拳!!”」
ソニックの放った拳が久野英樹の方に飛んでくる。
久野英樹「“樹界壁!!”」
久野英樹は床から角材を生やし壁を作る。しかし、久野英樹は吹き飛ばされる。
久野英樹「なんだと?壁が壊れたわけでもないのに・・・まさか壁を通り抜けたのか?」
ソニック「そのまさかさ!」
ソニックは英樹の近くに移動する。
久野英樹「速いな・・・」
ソニック「“音速拳!!”」
久野英樹「防いで駄目なら避けるか?」
久野英樹はしゃがんでソニックの攻撃を避ける。しかし吹き飛ばされる。
久野英樹「くそっ・・・分かったぞお前は音で攻撃しているんだな?」
ソニック「その通り!俺は拳で空気を殴ったときの音だけで相手にダメージを与えることが出来るのさ。」
音の操器士隊員G「ソニックさん!そんな奴のことよりも白石教授が逃げてます。」
ソニック「お前何故それを早く言わない?まぁいい・・・よし見つけたぞ!シシシシ!俺は1km先の音まで聴くことが出来るのさ!!じゃあなお前達!!」
三菱夏輝「くそ!逃げられた!」
ウタカタ「追うか?」
フォルテ「おい!待て!!お前ら私たちもいること忘れてないか?“魔笛 三獣奏!!”フフフ!初めに行っておくが青鬼は口から風の玉、赤鬼は火の玉、黄鬼は雷の玉を放つ。」
フォルテは笛の音で鬼を操ろうとする。
風間乱丸「“烈風掌!!”」
朝倉利子「“水大砲!!”」
風間乱丸、朝倉利子、空、風間洋子が現れ、乱丸は掌から斬撃を利子は口から水の塊を吐きフォルテと3匹の鬼に当てる。
風間乱丸「待たせたな!!」
次号、遠藤麗菜vsミュート