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PANDORA  作者: 倉田彰
第2章 『音の操器士』編
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第3巻 第24話 狼と獅子

フォルテの奏でた笛の音によって仲間達が復活する。

・水の国 アクア館 玄関ホール


狼やライオンの群れが襲い掛かる。

勝武雅「チャパパ!来るぞ!」

西郷ノブアキ「ギャハハハ!ライオンの群れに、狼の群れ・・・これって俺たちに向いてる相手だよな?なぁ亀治郎?」

岩倉亀治郎「あいや~おいら~こういうの待ってたぜ!“仙人せんにんモード!”“獅子ししかみしばり”」

岩倉亀治郎は自分の髪を操ってライオンを縛り付ける。

音の操器士隊員E「あれは・・・獅子髪の亀治郎!!」

西郷ノブアキ「“獣人変化じゅうじんへんげ!!”」

西郷ノブアキは狼に変形する。

風間乱丸「えっ?狼になっただと?」

西郷ノブアキ「ギャハハハ!俺は“イヌイヌの果実 モデルウルフ”を食べた狼人間さ!行くぞ!“おおかみはじき!!”」

西郷ノブアキは両手をクロスさせて襲い掛かってきた狼の群れを弾き飛ばす。

勝武雅「チャパパパ!」

勝武雅は空中に飛び自身の太った体型を利用し体を丸める。

勝武雅「“肉団子にくだんご!!”」

回転しながら音の操器士の隊員たちにつっこむ。

音の操器士隊員E「くそ!やっぱ強ぇな!これが水の国の戦士達か・・・」

音の操器士隊員F「おい!あそこに弱そうなのもいるぞ!!」

風間乱丸「しまった・・・空!洋子!」

音の操器士隊員たちが空や洋子に襲い掛かる。

朝倉利子「“水上すいじょう水陣壁すいじんへき!!”」

朝倉利子は水の壁を作り攻撃を防ぐ。

空「助かった・・・」

風間洋子「利子さん。ありがとう。」

風間乱丸「“烈風脚れっぷうきゃく 白雷はくらい!!”」

風間乱丸はジャンプし蹴りとともに斬撃を放つ。

風間乱丸「くそ・・・きりがねぇな!」

遠藤麗菜「だったら私の能力でしばらく足止めをする。“香辛スパイスミスト!!”」

遠藤麗菜は口から赤い霧を吐く。

音の操器士隊員G「えっほ!えっほ!くしゅん!くしゅん!」

音の操器士隊員H「辛~!!」

音の操器士隊員らはくしゃみや涙が止まらなったり、口から火を吹いたりする。

遠藤麗菜「この赤い霧はタバスコで作られてるの。だから吸ったらこうなるの。」


・水の国 アクア館 講堂


久野英樹「なんだ?倒した奴らが蘇った。」

倒したはずの音の操器士の幹部やライオンや狼の群れが復活する。

ミュート「フォルテ!助かったぞ!」

シャープ「マ~マ~マ~!恩に着るぞ!」

ソニック「ドレミファソラシシシシ~!もうやられるんじゃねぇぞ!」

ミュート「なんだか、外が騒がしいな。」

シャープ「水の国の戦士達が到着したらしいぜ。光の国の連中もいるかな?」

ミュート「なら俺が始末してきます。」

ミュートは風間乱丸たちのもとへ向かう。

シャープ「“破壊ブレイク喇叭ラッパ”」

シャープはラッパを吹く。すると・・・

ウタカタ「なんだ?椅子が割れた?これは・・・」

シャープ「マ~マ~!このラッパは特殊でな!吹くと空気を振動させて衝撃波を起こすことが出来る。ちなみに俺のラッパやフォルテの笛のような楽器を扱えるのはトーン元素エレメントを扱える人間のみだ。」

甚兵衛「“魚人ぎょじん空手からて 波動掌はどうしょう”」

甚兵衛は大気を拳で殴る。すると、まるで波紋を描くかのように衝撃が広がる。

シャープ「ん?・・・ぐはぁ~!!」

シャープは大気中に生じた波紋とともに講堂の外まで吹き飛ばされる。


・水の国 アクア館 廊下


エリー「よし!この経路なら上手く逃げられそうね。後は、どうやって白石の研究データを手に入れるか・・・」

エリーのところに吹き飛ばされたシャープが飛んで来て押しつぶされる。






次号、エリーvsシャープ

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