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PANDORA  作者: 倉田彰
第1章 『神風隊5番隊』編
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第2巻 第14話 ゴーレム

ツチノコはゴーレムを召喚する。

朝倉利子「何これ?」

赤星功太「で・・・でけぇ!」

エリー「ゴ・・・ゴーレム!?〔これがツチノコのゴーレム・・・初めて見た!〕」

オリンパスに雇われていたエリーも初めてだったので驚いていた。

ツチノコ「ハハハ!これが出た時点で貴様らは終わった!さぁ!死ねぇ!」

ゴーレムが巨大な手を振りかざす。

久野英樹「“樹界壁じゅかいへき”」

ヤシとの戦闘を終えた英樹が現れ、シェルタートンネルのような、木製の半ドームを形成しゴーレムの攻撃を受け止める。

英樹「なんとか間に合った。」

エリー「あなたがここにいるってことはアイツのこと倒したのね。」

英樹「あぁ!」

エリー「流石ね!!〔まさかヤシが敗れるなんて・・・〕」

利子「あの崖はどうやって越えたの?」

英樹「“樹林橋じゅりんきょう”で橋を作って渡った。これで帰ることもできるぞ。」

ツチノコ「ハハハ!お前らはここで死ぬから帰れねぇよ!」

エリー「“獅子奮迅ししふんじん!!”」

エリーは墨で獅子を描きゴーレムに飛ばす。しかし効かない。

ツチノコ「ふっ!そんな攻撃効かない。〔エリーの奴また無駄なことを・・・〕」

エリー「だめか・・・〔分かってるわよ効かない事くらい。私の能力はどちらかというと戦闘よりもスパイに向いてるからね。〕」

功太「“烈火炎弾れっかえんだん!!”」

功太は激しい炎を口から発しそれは広範囲に広がる。そしてゴーレムを燃やす。

功太「まだだめか?」

ゴーレムはまだ倒れなかった。

利子「いいえ!功太の炎のおかげでゴーレムは水分を失ってもろくなってる。後は私が弱点を突く“水大砲みずたいほう!!”」

利子は圧縮した水を玉上にして口から飛ばす。

するとゴーレムの欠片が飛び散る。

ツチノコ「なんだとゴーレムがどんどん崩れていく。」

英樹「“樹縛殺じゅばくさつ”」

英樹は地中より木を召喚しゴーレムを縛り付ける。

原田桜「“桜吹雪さくらふぶき!!”」

桜は起き上がりゴーレムに連続のパンチを食らわす。

ゴーレムはとうとう崩れる。

ツチノコ「なんだと?」

桜「ぐはぁ・・」

桜は血を吐く。

乱丸「桜さん大丈夫かよ?ものすごい血出てるぞ。」

桜「ハァハァ・・・大丈夫さ。そんなことより乱丸、利子・・・耳を貸しな!」

3人は秘密の会話をする。

桜「分かったな?」

乱丸、利子「ラジャ!」

ツチノコ「なんだ?こそこそと?」

利子「“五里霧中ごりむちゅう”」

利子は口から霧を吐き出す。

ツチノコ「なんだ?前が見えねぇ!」

霧が晴れると・・・

功太「“豪火炎弾ごうかえんだん!!”」

功太は口から火の玉を吐き出す。

ツチノコ「ばかめ!こんな攻撃避けられる!にしても乱丸はどこへ消えた?」

利子「“流牙りゅうが!!」

利子は口から水のドリルを飛ばす。

ツチノコ「“土積土流壁どせきどりゅうへき!!”」

ツチノコは土の壁で利子の攻撃を防ぐ。

桜「今だ!乱丸行け!」

乱丸が突如上空から現れる。

ツチノコ「そうか。あの桜とか言う女が霧が発生してる最中に乱丸を上空に投げ飛ばしたのか?」

乱丸「“旋風掌せんぷうしょう!!”」

乱丸は掌の中で空気を乱回転させ圧縮する。

ツチノコ「なんだこの技は?」

乱丸「喰らえ!!」

ツチノコに掌に持った旋風の玉をぶつける。

そしてそれは大きな爆風を起こす。

利子「くっ!これじゃ私たちも立ってられない。」

ツチノコ「ぐはぁ!!俺がこんなガキに負けるとは・・・」

ツチノコは倒れた。

乱丸「か・・・勝った!神5のツチノコに!!やった!」

桜「やるじゃないか!」

英樹「さすがだ・・・やはり俺はお前が必要だ!」

乱丸「あれ?喫茶店の英樹さん?なんでこんなところに?」

利子、功太、エリー、桜「遅っ!」

英樹「まっ・・・いいや〔呆〕お前俺たちの仲間にならないか?お前の力はやはりすごい。ROOTSにとってお前は必要不可欠な戦力となるだろう。それにお前はこれから奴らに命を狙われることとなる。そうなるとお前の友達や家族も危険だ。そんなとき俺たちで守ってやる。」

乱丸「よく分かんないけど!そんなにいうなら入ってやるか!利子ともっと一緒に入れるし♪」

乱丸は調子に乗って利子のおっぱいを揉む。

利子「調子に乗るな!!!」

利子は乱丸の頭を思いっきり殴る。

乱丸「いてぇ!桜さんほどじゃないけど利子もなんて馬鹿力なんだ!」

こうして乱丸はROOTSの一員となった。

第1章 『ツチノコ編』 -完-

次号から新章突入!!

新たな敵登場!!

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