第2巻 第12話 風間乱丸vsツチノコ
桜の怪力でツチノコは吹き飛ばされる。
桜「“桜並木”は高速で移動し敵の背後に回る技、移動する最中に敵を攻撃するが速過ぎて気付かれない。」
ツチノコ「おのれ!貴様!」
ツチノコは口と鼻から血を流していた。
ツチノコ「貴様ら俺を怒らせるとどうなるか分からないのか?」
風間乱丸「強がってるけどもうボロボロじゃねえか!」
ツチノコ「“木の元素”や“砂の元素”への進化もせず土の能力だけを極限まで極めた俺の技を見せてやる。」
ツチノコは指を地面に突っ込んだ。その瞬間地面にひびが入りサークルを描き乱丸と桜を囲む。
原田桜「なんだ?これは?」
ツチノコ「喰らえ!“回転地卓!!”」
ツチノコはまるでルーレットを回すかのように土のサークルを手で弾き回転させる。
桜「なんだこれは?」
乱丸「目が回る。」
ツチノコ「ハハハハハハハハハ~!!まともに動けまい。“加重岩錘!!”」
ツチノコは空中に巨大な岩のおもりを召喚する。
ツチノコ「自身の体や地中からだけでなく空中からも岩や土を召喚できるのは神風隊で俺1人だ!潰れてしまえ。」
巨大な岩のおもりが桜と乱丸のもとに落下する。
桜「“開桜花!!”」
桜は体をドリル状に回転させながらジャンプし岩のおもりに一撃パンチし岩を粉々に砕く。
ツチノコ「地面の回転を利用しただと?」
桜「くっ!クラクラする・・・乱丸!しっかりしな!」
桜は回転した地面から乱丸を救い出す。
乱丸「だめだ!まだ目が回る。」
ツチノコ「“岩柱大鋭槍”」
ツチノコは掌から巨大な岩の槍を召喚する。
そして勢い良く桜の腹を貫く。
乱丸「桜さん!」
桜は倒れる。
乱丸「やべぇよ!桜さんがやられた。俺1人で勝てるのか?やるしかない!“突風砲”」
乱丸は体内で空気を凝縮させ口から細く鋭い突風を吹き、銃弾のようにツチノコの肩を貫く。
ツチノコ「くっ!この馬鹿力の女がいないと何も出来ないと思ってたがお前も中々やるようだな!」
・桐山病棟 正門内
英樹はヤシに木刀で連続の突きを食らわせていた
ヤシ「くそ!俺がこんな攻撃で簡単にやられてたまるか!」
ヤシは巨木の槍を脱出する。
英樹「どこへ行った?」
ヤシ「上さ!喰らえ!“一刀流 稲妻落とし!!”」
ヤシは空中から刀の先で英樹を突こうとする。
英樹「そんなの無駄だよ!“樹林槍”」
英樹は腕を巨木に変化させ巨木でヤシを捕らえそのまま地面に叩きつける。
英樹「どうやら勝負ありのようだな。」
ヤシ「・・・!なんだこれは?」
ヤシの周辺の地面から木の芽が生え瞬時に木に変わり。そしてヤシの手足を縛り付ける。
英樹「“森羅万象!!”」
そしてヤシの背中から一本の角材の柱が生える。
ヤシは体を反り返らせて背骨を極める。
ヤシ「関節技だと?」
ヤシは泡を吹いて倒れた。
次回、巨大な蟻地獄が出現!?