第2巻 第10話 久野英樹vsヤシ
功太、利子、英樹は5人のテロリストを撃退する。
・桐山病棟 正門内
エリーが鷹から降りてくる。
エリー「“蝶文”」
エリーは紙に墨で蝶の絵を描く。そしてそれは紙を飛び出しヒラヒラとヤシの刀に飛び込んだ。すると、その墨は刀に文字を浮かばせた。
墨で書かれた文「うまく潜入したわ!しばらくは殺さずにこの子たちの行動を見張る。」
ヤシ「・・・了解!」
西河優子「なんなの?利子ってこんな力持ってたの?」
星野晋作「功太のやつ口から火吹いてやがった!!!」
後藤五月「テロリストを倒しちゃった・・・」
北沢風神「喫茶店の英樹さんも仲間なのか?」
南海光一「見た感じリーダーだな。まさか、あいつらも俺と同じで要素を使えたとはな。・・・いや違う!英樹さんと功太と利子のは元素か!」
・高大山
風間乱丸「すげぇ!」
原田桜「まぁな!」
桜はツチノコの技で落下してきた岩を全て粉砕していた。
ツチノコ「なかなかやるな!ではこれはどうだ?“岩柱槍!!”」
土の中から岩で出来た槍を大量に出現させる。
桜「かわすぞ!」
乱丸「ああ!」
乱丸と桜は攻撃を軽々とかわすがツチノコに追いつかれてしまう
ツチノコ「“岩柱牢!!”」
ツチノコは岩の柱で牢獄を作り乱丸と桜を閉じ込める。
・桐山病棟 正門内
風間蓮、風間洋子、浅利剛、空が正門内へ走ってくる。
浅利剛「鳥を撃ったつもりだったのに人が落ちてきたぞ!」
風間洋子「だからやめときなさいっていったでしょ?」
風間蓮「あの高さから落ちたら死んでるぞ?」
朝倉利子「あれ?皆揃ってどうしたの?・・・!」
利子は剛の弓を見て怒りが込み上げる。
利子「さっき私の鷹撃ったのあなたでしょ?」
剛「ごめんなさい」
利子「ごめんなさいじゃないわよ!下手すれば死んでたのよ?」
利子の後ろにヤシが現れ刀を構える。
ヤシ「死ね!」
久野英樹「利子!余所見するな!!まだ1人残ってると言っただろ?」
英樹は自身の木刀でヤシの攻撃を受け止める。
ヤシ「何?たかが木刀で俺の攻撃を受け止めやがっただと?」
英樹「これはただの木刀じゃない。俺の“木の元素”に寄って作られた特別な木刀だ。硬さは鉄並だ!!」
ヤシ「なるほど!“土の元素”の進化系か。面白い!」
英樹「功太!利子!エリー!乱丸の増援に向かえ!ここは引き受けたぞ!!!」
ヤシ「俺はお前のような相手を待っていた!・・・だが行かせはしない!!」
功太「利子!霧を出せ!」
利子は思いっきり空気を吸い込む。
利子「“五里霧中!!”」
利子は口から霧を吐き辺り一体を霧が包み込む。そして霧が晴れると。
ヤシ「???・・・いねぇ!」
英樹「これで1対1だ!」
果たして功太、利子、エリーは無事乱丸の元へたどり着けるのか?
そして閉じ込められた乱丸と桜はどうなる?